かっこいい手袋をブランド別に18選。デンツ、メローラなどのイメージ

秋冬の定番アイテムの手袋ですが、寒さを防ぐことだけではなく、手の保護、作業の効率化のためなどでも着用することが多いアイテムですね。

レザーやウールなど、使われる素材もさまざまで、デザインにも気を付けおしゃれに着用したい人も多いのではないでしょうか。ここでは一流のブランドや、スポーツ用、カジュアルなど、多くの製品の中から、かっこいい手袋を紹介していきたいと思います。

おしゃれな手袋の選び方

ブランド

長年に渡り手袋専門に製造している老舗が多くあります。アルポ、カリディといったレザーに定評のあるイタリアブランドが多く、イギリスのデンツ、フランスのコースガンコスといった所は中でも一流です。

その他にはラルフローレンやオロビアンコ、ビームスなどのカジュアル、ボッテガ・ヴェネタやアルマーニなどのラグジュアリーなど多くのブランドが手袋をリリースしていますが、かっこいいとなるとやはり歴史のあるグローブを作ってきた専門ブランドになるのではないでしょうか。ここではそういったブランドを多く紹介しています。

革手袋

革手袋の革はバッグなどとは違い、人の肌に直接触れ、汗もかくので通気性が求められ、また手は激しく動きますので柔軟性も求められます

なので革製品によく使われる牛革ではそのような特色に足りておらず、そのかわりペッカリーというイノシシに似た哺乳類からとれる革や、羊のナッパレザー、鹿のディアなどの革がよく使われます。

ペッカリーは希少で高級ですが、水や汚れに強く、シボ感と表面につぶが特徴。ナッパは比較的安く、柔らかで手に馴染みやすい素材てを美しいつやがあります。ディアは耐久性が特徴とそれぞれに特徴がありますが、選ぶ時にはこういった特色を理解しておいた方が良いかもしれません。

シーンで選ぶ

手袋は防寒対策以外にも、ガーデニング、DIY、アウトドアなどの作業や、医療などで感染を防ぐため、野球やゴルフなどでグリップ感を高めたり、保護するために使うといったさまざまな用途を持ちます。

また、ファッションアイテムとして使う場合は、特に自分とスタイルとマッチするようにすると思いますが、目的と機能を備えている、それぞれのシーンにマッチした製品を選ぶことで使い安やすく、より馴染みやすく浮くことがなくなるので、ファッションとしても見ても、まずはしっかりと場に適したものを選びのが良いと思われます。

サイズ

手袋を選ぶ際にはデザインの他にサイズをまず見ると思いますが、表記はcmで表され、これがどこの部分のサイズなのか分かりにくい人もいるかもしれません。

日本手袋工業組合基準によると

「手袋のサイズは、「手囲い」の長さで決められています。「手囲い」は、“左手の生命線の始点”と、“小指の付け根のシワと手首の付け根のシワを結んだときに手首の付け根のシワのほうから1/3の距離にある点”を通って、ぐるりと手のまわりを一周した長さのことを指します。」

と記されていますので、しっかりと自分の手囲いを図っておきたい所です。

また、レザーの場合は特に気をつけたいのが、革は伸びるということ。なので、少し小さめのピタッとしたサイズのものを選ぶのが良いと言われています。

以上です。ここからはブランドの手袋や、ビジネス向け、そのままスマホを使えるもの、スポーツ向けなどのかっこいい製品を紹介していきます。

ジェームスボンドも使用していた「デンツ」

007シリーズのジェームスボンドも使用していたレザー手袋で知られるデンツ。1777年イギリスにて創業の老舗高級グローブブランドで、高級革手袋の代名詞とも言える存在です。

また、英国王室御用達のロイヤルワラントとして格式の高さもあり、高級素材のペッカリー素材を中心に、羊や鹿などの様々な素材を使った手袋をリリースされています。

DENTS(デンツ) ジェームズ・ボンド スカイフォール - ブラック 5-100

ジェームズ・ボンド作品『スカイフォール』にて、ダニエル・クレイグが使用していたのと同じグローブの「5-1007」。ジェームスボンドが好きな人にはシークレットサービスの気分を味わえるのではないでしょうか。

裏地がないため、非常にフィット感が良いのが特徴で、ステッチなどの装飾が一切ないシンプルなデザインもおしゃれな手袋となっています。

DENTS(デンツ) Bath Cashmere Lined Leather Gloves 5-9001

エジプト周辺の砂漠地帯に生息する、特殊な羊からとられたレザー「ヘアシープ」を採用されたデンツのグローブ「5-900」。装飾を無くし、クラシックで時代を超越したデザインは、素材の良さを目いっぱいに生かされた作りとなっています。手の甲に施された伝統的な3本線のステッチもかっこいいですね。

カシミアライニングが施され、内部は柔らかく、暖かでビジネスからカジュアルまで装いを問わず使いやすいアイテムとなっています。

スキーやアウトドア向け手袋で世界的に有名な「ヘストラ」

北欧スウェーデンの南西部に位置する小さな街Hestraにて、1936年に創業された高級グローブブランドの「Hestra(ヘストラ)」。企画・設計・製造すべてを自社で行い、ウィンタースポーツやアウトドア分野で世界的に高く評価されており、スキーヤーなどの多くのプロフェッショナルからの信頼されているブランドです。

80年以上の歴史と伝統の中をもち、伝統的な皮革素材と機能的な素材を最適に組み合わせた手袋は世界中で愛用されています。

HESTRA ヘストラ WAKAYAMA 6 CORK

HESTRA(ヘストラ)の中でもレトロなデザインが特徴的な人気グローブ「WAKAYAMA」。繰り返しの使用により先に消耗しやすいライナーを交換し、長く使えるようになったモデルです。 保温性の高いウールテリーのライナーは取り外しでき、季節により調整が可能。コルク色のレザーもよりレトロ感がありおしゃれですね。

ミトンタイプもあり、防寒性もたかいためにスノーボードユーザーにも人気があります。

ローマの休日やタイタニックなどの有名な映画でも使用「メローラ」

1870年にイタリアのナポリにて創業したメローラ。ネクタイと手袋を主製品としていますが、手袋はローマの休日やタイタニックなどの有名な映画でも使用され、また各国の著名人などか愛用するほど人気です。

製品は全て手作りで製造され、流行に左右されないクラシカルなスタイルのものを作り続けています。

MEROLA(メローラ) レザーグローブ U03

甲の三本ステッチが印象的なメローラでは定番の手袋「U03」。上品でエレガントなデザインが特徴の、特に人気のあるモデルです。

最高級のナッパレザー(ラムレザー)を使用しており非常に柔らかく、GRANDPERE別注で手首の長さを1.5cm短くオーダーされているため腕時計に干渉しません。熟練した職人によるハンドメイドで、吸い付くようなフィット感が抜群で、気持ちの良い着用ができます。

エルメスやグッチの手袋をOEMで製造「ガンコス/コース」

フランスのパリにて1892年に創業した「ガンコス/コース」。フランス政府から伝統工芸として認定されている手袋ブランドで、長年エルメルやグッチの手袋をOEMで製造してきた歴史があり、製品は最高級のエレガントさを備えています。

授業員は35人と少なく、手仕事で仕上げられるために年間で作られる製品も限られており、そのため価格も高くなってしまいますが、世界最高峰のグローブファクトリーブランドとして長年愛されてきたブランドです。

GANTIER CAUSSE【ガンコス/コース】手袋/グローブ H0003 AGN MARINE

ガンコスにはペッカリーを使った手袋も多いのですが、こちらは最高級のラムレザーを使った、きめ細やかな艶が美しいです。創業当初からの変わらない熟練の職人による手作りによる仕上げで、手縫いならではの装着感を味わえます。

最高級の素材を使い、光沢もあり薄くしなやか。無駄を省いた作りは男らしさよりも、フランスらしいシャープでエレガントさにあふれていますね。コートやジャケットの胸ポケットに入れ置くとかなり嵌るタイプの手袋だと思います。

アウトドアに強い日本のスワニー社が展開する「エルマーバイスワニー」

アメリカ最大のグローブ産地であった「グラバーズビル」で、手袋職人だったエルマー・リトルにより創業された「Elmer Little & Sons」。アメリカでは成功をおさめ、その後、エルマー・リトルの職人魂と情熱を引き継ぐ形で、日本のスワニー社が「ELMER BY SWANY」というブランドを立ち上げ今日に至ります。

ラグジュアリーな最先端のアウトドア素材を使用するなど、素材にも拘り、ヨーロッパなどで人気となり、2022年10月より日本国内での本格的な販売を開始されました。

ELMER BY SWANY Elmer Joy(エルマージョイ)

履いたままで作業ができる革手袋の「ElmerJoy(エルマージョイ)」。グリップ感がしっかりしているペグ打ちもでき、焚き火シーンでも使用が可能。名前からも分かる通り、JOY(喜び)を感じられるような、アウトドアで活躍しそうな手袋ですね。遊び心と実用性を融合させたグローブとして、アウトドア愛好家の人達など、多くのファンに支持されています。

フィレンツェの名所ベッキオ橋に本拠を構える「マドヴァ」

1919年にイタリアのフィレンツェにて、アメディオ・ドニーニ氏により創業された手袋ブランドです。

ドニーニ氏はフランスで製造を学び、フィレンツェの名所ベッキオ橋に店舗を構えて手袋作りを行いました。ナッパレザーを使った製品は高品質で、小さいながらも現在では世界中から顧客を集めています

Madova(マドヴァ) イタリア製 ナパレザーグローブ

厳選された最高級のナッパレザーを使用したマドヴァの定番手袋「306」。裏地にはカシミアを使った、植物タンニンなめしで加工された光沢も美しい手袋です。

職人が一点一点手作りで仕上げており、外縫いの仕上げですが、それすらも良いデザインに感じさせてくれます。使い込むほどに手に馴染み、独特の風合いが出てくるタイプとなっており、長く使いたいアイテムです。ただ外縫いだけにフォーマルよりもカジュアルシーンに合うのかもしれません。

ナポリ産のパイオニアで最古の手袋ブランド「カリディ」

1866年にイタリア・ナポリにて創業した老舗手袋ブランドの「CARIDEI(カリディ)」。イタリアのナポリはレザー職人が集う地でもありますが、そのナポリにて大規模ファクトリー、また、最古のレザーグローブメーカーとしてパイオニア的な存在です。

製品はどちらかと言えば伝統を重んじる手作りを重視。ナポリスタイルの製造方法で作り上げていきますが、長い歴史により生まれた技術や感性は他社には真似出来ないグローブを生み出します。

Caridei(カリデイ) グローブ54-20

上質なナッパレザー(羊革)を使用したカリディのレザー手袋「54-20」。ナッパレザーは非常に柔らかいので手に馴染みやすく、さらに手首にはサイズ調整可能なスナップボタンも施されているので、フィット感が高く快適な装着感を味わえる手袋となっています。

カシミヤ素材の裏地を使用しているので、保温性と肌触りが良く、全指タッチパネル対応といった機能性の高さも特徴です。

日本のレザー手袋産業の20%を占める「クロダ」

手袋の産地として長い歴史がある香川県に本社を構えるクロダ。創業は1977年。オロビアンコなどの有名ブランドの製品をOEMで請け負うなど、日本のレザー手袋産業の20%を占める大手メーカーです。

裁断から縫製、仕上げまで、すべての工程を日本国内の自社工場で行い、職人による手作業による仕上げなど、伝統的な製法で製品を作り続けてきました。ただ伝統的なレザーグローブだけでなく、現代の流行やライフスタイルにあった製品を香川のものづくり精神で作りあげています。

クロダ ラムスキン

最高峰のイタリア製ラムスキンを使ったクロダの手袋です。生後一年以内の仔羊からとれる柔らかく傷のないラムレザーを使い、付け心地がよく美しいシルエットを作りだしてくれます。甲の三本山も目立ち、より手を美しく見せてくれていますね。

ライナーにはカシミア50%を使用しており、最高級の品質ですが、クロダはコスパが良いのも特徴で、一万前後で購入できる点も素晴らしい所。日本製のクラシックな皮手袋ならコレといったアイテムとなっています。

クロダ ハリスツイード イタリア製仔羊革(掌) 手袋

英国の伝統的な生地であるハリスツイードと、イタリア製仔羊革を合わせたクロダの手袋です。甲部分の独特の風合いのデザイン性と、掌部分はイタリア製仔羊革(ラムレザー)が非常に柔らかく、手に吸い付くようなフィット感がある優れた機能性を持ち合わせた、優れた手袋となっています。

1837年に創業したイギリスの生地メーカー、MOON(ムーン)社のツイード生地を使用し、高い技術力で丁寧に作り上げています。

スマホもそのまま使えるカジュアル手袋

手袋を装着したままでもスマホなどのタッチパネル操作を行える製品を紹介しています。指先に導電性素材の生地を使うことでタッチ操作を可能にし、寒い冬でもわざわざ手袋を外すことなく、そのままスマホを使えるのでとても便利な手袋です。

NEW ERA(ニューエラ) GLOVES E TOUCH 233

85%ポリエステルと15%ポリウレタンで作られたニューエラの「GLOVES E TOUCH 233」。 指先にアクリル導電性プリントが施されており、手袋をしたままでもタッチパネルに対応することができる手袋です。

ブランドネームやロゴが各所に配置されているので、ニューエラのキャップと合わせるのも良いかもしれません。

OZERO(オゼロ) 指なし2WAY手袋

専門生産ラインと品質検査システムを備えた質の良い手袋を製造されているOZERO(オゼロ)の2WAY手袋です。指を隠すカバーがついて寒い時には被せ、スマホなどを触るときや、細かい作業をするときなどは5本指を全部解放して使える、機能的が高さが特徴です。

全面フリース素材で肌触りが良く、裏生地には3M防寒綿を使用していて温かいので、防寒性も抜群。ミトンカバーにマジックテープがついているなど、しっかりと使いやすい仕様となっています。

ランニングなどのスポーツ用

運動するにも寒い冬には手袋が必要ですよね。球技などのスポーツの場合は寒さを防ぐだけではなく防護の役割もありますし、ランニングでは末端部分は冷えやすく、指先を守るためにも必需になります。

特に手袋をしているランナーは多く、雨対策や、汗拭き対策にもなりランニングには効果的です。

ナイキ スフィア

ナイキのランニンググローブスフィア。Nike Therma Sphere素材を使っており、断熱と速乾テクノロジーに優れ、指の先までも温かく保ってくれます。また、汗を素早く吸収して乾かす、ナイキ定番の高機能素材Dri-FITテクノロジーを採用されている、高機能な手袋となっています。

寒い冬のランニングにも向いており、シリコングリップパターンにより、スマホにも対応。グローブを脱がずに使うことができるなど機能性も高いです。

アンダーアーマー UAストーム ライナー 1318546

アンダーアーマーのライナー手袋「UAストーム」。薄く手にぴったりとフィットするタイプで、寒冷時のランニング、ウォーキングなどにピッタリな手袋です。リブ付き手首カフで保護や耐久性も強化されました。

UAストーム仕上げを行い、通気性を損なわずに撥水性、耐雪性にも強く、ライナーとして使えますが、グローブをつけたままスマホ操作を行え、デザイン的にも単独で使えるように作られていると思われます。

Unigear ランニンググローブ

大人気のUnigearスポーツ手袋。最新型ドイツ製dralon繊維を採用、高弾力伸縮性に優れ、カシミアのような肌触りながら、吸湿通気性と保温性に優れた製品になっています。ランニング、ドライブ、普段使いなど季節問わずに使いやすい手袋です。

また、手のひらには滑り止めシリコーンが施され、指先には耐摩耗性がある超繊維導電布のデザインで、スマホのスクリーンに敏感に反応してくれます。

誰もが知るラグジュアリーブランドの手袋

高級感溢れるラグジュアリーブランドの手袋を紹介しています。バッグなどの革製品をリリースしている評価の高いレザーブランドですので、革手袋も高級感のあるエレガントなデザインのものがラインナップされています。

コーチ カシミヤ混 54182

型押しされたロゴがかっこよいダンディーなコーチの革手袋。上質ラムレザーを使用した製品で、インナーにも上質なウールと贅沢な作り。温かいぬくもりを感じることができるのではないでしょうか。指先は特殊な加工をしているようで、スマートフォン(タッチパネル)の操作も行えるように、機能性も高いアイテムとなっています。

Schott ショット 3169030

ライダースジャケットで知名度の高いショットは、1913年創業のアメリカのレザーブランドです。人気のライダースジャケットの中でも映画「ザ・ワイルド・ワン」でマーロンブランドが着用したワンスターは人気があるように、セレクトしたこちらの手袋もワンスターと同じデザインの手袋です。

左手下の星型のスタッズが特徴的で、Schottと一目で分かるかっこいいデザインですね。手のひらにはSの字を描いたパッド部分など、細かいディテールに拘った製品となっています。

GUCCI(グッチ) グローブ NERO

全面に型押しされたグッチシグネチャーがおしゃれな手袋「NERO」。ラムスキンが使用されていますので、軽量で柔らかさがあると思われます。

デザインはシグネチャーが派手ですが、一目でグッチと分かるエレガントさが良いのかもしれません。ライナーもカシミヤ100%を使用するなど、やはり質の高い手袋となっており、温かく防寒性も高い製品です。

以上です。いかがでしたでしょうか。指先まで寒くなるような季節でも、かっこいい手袋で外に出るのが楽しくなるような製品を見つけていただけたらと思います。

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