秋冬の定番アイテムの手袋ですが、寒さを防ぐことだけではなく、デザインにも気を付けおしゃれに着用したい人も多いと思います。ここでは一流のブランドや、スポーツ用、カジュアルなど、多くの製品の中から、かっこいい手袋を紹介しています。
長年に渡り手袋専門に製造している老舗が多くあります。アルポ、カリディといったレザーに定評のあるイタリアブランドが多く、イギリスのデンツ、フランスのコースガンコスといった所は中でも一流です。
その他にはラルフローレンやオロビアンコ、ビームスなどのカジュアル、ボッテガ・ヴェネタやアルマーニなどのラグジュアリーなど多くのブランドが手袋をリリースしていますが、かっこいいとなるとやはり歴史のあるグローブを作ってきた専門ブランドになるのではないでしょうか。ここではそういったブランドを多く紹介しています。
革手袋の革はバッグなどとは違い、人の肌に直接触れ、汗もかくので通気性が求められ、また手は激しく動きますので柔軟性も求められます。
なので革製品によく使われる牛革ではそのような特色に足りておらず、そのかわりペッカリーというイノシシに似た哺乳類からとれる革や、羊のナッパレザー、鹿のディアなどの革がよく使われます。
ペッカリーは希少で高級ですが、水や汚れに強く、シボ感と表面につぶが特徴。ナッパは比較的安く、柔らかで手に馴染みやすい素材てを美しいつやがあります。ディアは耐久性が特徴とそれぞれに特徴がありますが、選ぶ時にはこういった特色を理解しておいた方が良いかもしれません。
手袋を選ぶ際にはデザインの他にサイズをまず見ると思いますが、表記はcmで表され、これがどこの部分のサイズなのか分かりにくい人もいるかもしれません。
日本手袋工業組合基準によると
「手袋のサイズは、「手囲い」の長さで決められています。「手囲い」は、“左手の生命線の始点”と、“小指の付け根のシワと手首の付け根のシワを結んだときに手首の付け根のシワのほうから1/3の距離にある点”を通って、ぐるりと手のまわりを一周した長さのことを指します。」
と記されていますので、しっかりと自分の手囲いを図っておきたい所です。
また、レザーの場合は特に気をつけたいのが、革は伸びるということ。なので、少し小さめのピタッとしたサイズのものを選ぶのが良いと言われています。
以上です。ここからはブランドの手袋や、ビジネス向け、そのままスマホを使えるもの、スポーツ向けなどのかっこいい製品を紹介していきます。
007シリーズのジェームスボンドも使用していたことで知られるデンツのレザー手袋。ダンディな紳士に似合う手袋をリリースしているブランドです。1777年イギリスにて創業の老舗高級グローブブランドで、英国王室御用達のロイヤルワラントでもあります。
ペッカリー素材を中心に、羊や鹿などの様々な素材を使ったものをリリースし、業界をリードする存在です。
デンツを代表する希少なペッカリーレザーを使った定番のレザー手袋。ライナーなしのペッカリーを十分に味わえる製品で、オールシーズン使えます。
高級品なのでどちらかと言えばフォーマルなシーンで使いたくなりますが、使い込む程に馴染み味が出る素材で、革は柔らかくなりシボ感がとても良い感じとなるので積極的に使い込み、エイジングを楽しみたいです。
1870年にイタリアのナポリにて創業したメローラ。ネクタイと手袋を主製品としていますが、手袋はローマの休日やタイタニックなどの有名な映画でも使用され、また各国の著名人などか愛用するほど人気です。
製品は全て手作りで製造され、流行に左右されないクラシカルなスタイルのものを作り続けています。
羊革を使用し、ライナーにはカシミアを使ったメローラの人気製品。“ナパート仕上げ”と呼ばれるオイルフィニッシュ加工を行って光沢感を出し、ラムナッパの美しい艶がメローラのブランドイメージに相応しいエレガントさだと思います。カジュアル向きではないですね。
またライナーのカシミアも、ネイビーカラーでブラックとのコントラストもかっこ良さを演出しています。
1866年に創業した老舗手袋ブランドのカリディ。イタリアのナポリはレザー職人が集う地でもありますが、そのナポリにて大規模ファクトリーとして、また、最古のレザーグローブメーカーでありパイオニアです。
製品はどちらかと言えば伝統を重んじる手作りを重視。ナポリスタイルの製造方法で作り上げていきますが、長い歴史により生まれた技術や感性は他社には真似出来ないグローブを生み出します。
ナッパレザーとスエードを使ったカリディの新作手袋です。表と裏に違う素材を使用しながらまとまりのある抑えたカラーリングや、上質なレザーは使い込むほどに良さが引き出される仕様、また、全指タッチパネル対応なのもうれしい所です。
また、ライナーにも拘り上質なカシミアを使い、抜群の装着感があるなどしっかりとした作りこみが他の製品との違いを生み出しています。
フランスのパリにて1892年に創業。フランス政府から伝統工芸として認定されている手袋ブランドです。長年エルメルやグッチの手袋をOEMで製造してきた歴史があり、製品は最高級のエレガントさを備えています。
授業員は35人と少なく、手仕事で仕上げられるために年間で作られる製品も限られており、そのため価格も高くなってしまいますが、ひとつひとつはしっかりと作られています。
ガンコスにはペッカリーを使った手袋も多いのですが、こちらは最高級のラムレザーを使った、きめ細やかな艶が美しい製品。創業当初からの変わらない熟練の職人による手作りによる仕上げで、手縫いならではの装着感を味わえます。
光沢があり薄くしなやか。無駄を省いた作りは男らしさよりも、フランスらしいシャープでエレガントさにあふれています。コートやジャケットの胸ポケットに入れ置くとかなり嵌るタイプの手袋だと思います。
手袋の産地として長い歴史がある香川県に本社を構えるクロダ。創業は1977年。オロビアンコなどの有名ブランドの製品をOEMで請け負うなど、日本のレザー手袋産業の20%を占める大手メーカーです。
伝統的なレザーグローブだけでなく、現代の流行やライフスタイルにあった製品を香川のものづくり精神で行います。
最高峰のイタリア製ラムスキンを使ったクロダの手袋です。生後一年以内の仔羊からとれる柔らかく傷のないラムレザーは、付け心地がよく美しいシルエットを作りだしてくれます。甲の三本山も目立ち、より手を美しく見せてくれています。
ライナーにはカシミア50%を使用しており、最高級の品質ですが、クロダはコスパが良いのも特徴で、一万前後で購入できる点も素晴らしいですね。日本製のクラシックな皮手袋ならといったアイテムです。
1919年にイタリアのフィレンツェにて、アメディオ・ドニーニ氏により創業された手袋ブランドです。
ドニーニ氏はフランスで製造を学び、フィレンツェの名所ベッキオ橋に店舗を構えて手袋作りを行いました。ナッパレザーを使った製品は高品質で、小さいながらも現在では世界中から顧客を集めています。
厳選された最高級のナッパレザーのマドヴァの定番手袋。裏地にはカシミアを使った、植物タンニンなめしで加工された光沢も美しい手袋です。
職人が一点一点手作りで仕上げており、外縫いの仕上げですが、それすらも良いデザインに感じさせてくれます。ただ外縫いだけにフォーマルよりもカジュアルシーンに合うのかもしれません。
手袋を装着したままでもスマホなどのタッチパネル操作を行える製品を紹介しています。指先に導電性素材の生地を使うことでタッチ操作を可能にしています。寒い冬でもわざわざ手袋を外すことなく、そのままスマホを使えるのでとても便利です。
アウトドア以外でも普段着としても愛用する人が多いノースフェイスですが、こちらのイーチップグローブは高い防風性と防水性を兼ね備えたアウトドア用のフリースグローブになります。アウトドア感満載なデザインもおしゃれですね。伸縮性のある素材を使い、フィット感も強いようです。
3シーズンに渡って活躍できる防水保温に優れた製品で、導電性素材を指先に用いているのでスマホ操作が可能です。
アディダスのスマホ対応の手袋は、生地の裏側にボア素材を当てた心地よく暖かい手袋です。親指と人差し指に導電素材を使用しているために、手袋をしたままでもしっかりとスマホの操作ができるようになっており、また、シリコン樹脂の滑り止めが付いており、スポーツや野外作業にも最適な作りとなっています。
しょぼーん顔が描かれたスマホタッチやタブレットなどのタッチパネルに対応した手袋。親指、人差し指、中指の3本の指がタッチパネルに対応しています。
ニット素材が使われているとのことですが、軍手のような質感があるようで、特にこだわっている所はないシンプルな作り。かわいらしいデザインで、女性も使いやすく、プレゼントなどにも喜ばれるタイプだと思います。
運動するにも寒い冬には手袋が必要ですよね。球技などのスポーツの場合は寒さを防ぐだけではなく防護の役割もありますし、ランニングでは末端部分は冷えやすく、指先を守るためにも必需になります。
特に手袋をしているランナーは多く、雨対策や、汗拭き対策にもなりランニングには効果的です。
ナイキのランニンググローブスフィア。Nike Therma Sphere素材を使っており、断熱と速乾テクノロジーに優れ、指の先までも温かく保ってくれます。寒い冬のランニングの助けとなりますし、シリコングリップパターンにより、スマホにも対応。グローブを脱がずに使うことができます。
アンダーアーマーのライナー手袋。薄く手にぴったりとフィットするタイプで、リブ付き手首カフで保護や耐久性も強化されています。
UAストーム仕上げを行い、通気性を損なわずに撥水性、耐雪性を発揮。ライナーとして使えますが、デザイン的にも単独で使えるように作られていると思われます。
大人気のUnigearスポーツ手袋。最新型ドイツ製dralon繊維を採用、高弾力伸縮性に優れ、カシミアのような肌触りながら、吸湿通気性と保温性に優れた製品になっています。ランニング、ドライブ、普段使いなど季節問わずに使いやすい手袋です。
また、手のひらには滑り止めシリコーンが施され、指先には耐摩耗性がある超繊維導電布のデザインで、スマホのスクリーンに敏感に反応してくれます。
高級感溢れるラグジュアリーブランドの手袋を紹介しています。バッグなどの革製品をリリースしている評価の高いレザーブランドですので、革手袋も高級感のあるエレガントなデザインのものがラインナップされています。
型押しされたロゴがかっこよいダンディーなコーチの革手袋。上質ラムレザーを使用した製品で、インナーにも上質なウールと贅沢な作り。温かいぬくもりを感じることができるのではないでしょうか。指先は特殊な加工をしているようで、スマートフォン(タッチパネル)の操作も行えるように、機能性も高いアイテムとなっています。
ライダースジャケットで知名度の高いショットは、1913年創業のアメリカのレザーブランドです。人気のライダースジャケットの中でも映画「ザ・ワイルド・ワン」でマーロンブランドが着用したワンスターは人気があるように、セレクトしたこちらの手袋もワンスターと同じデザインの手袋です。
左手下の星型のスタッズが特徴的で、Schottと一目で分かるかっこいいデザインです。手のひらにはSの字を描いたパッド部分など細かいディテールに拘った製品となっています。
全面に型押しされたグッチシグネチャーがおしゃれな手袋。ラムスキンが使用されていますので、軽量で柔らかさがあると思われます。
デザインはシグネチャーが派手ですが、一目でグッチと分かるエレガントさが良いのかもしれません。ライナーもカシミヤ100%を使用するなど、やはり質の高い手袋となっており、温かく防寒性も高い製品です。
以上です。いかがでしたでしょうか。指先まで寒くなるような季節でも、かっこいい手袋で外に出るのが楽しくなるような製品を見つけていただけたらと思います。
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