キーンという音が心地よいデュポンのライター。デュポンはライターが主な事業ですが、他にもボールペンや革製品などのおしゃれな製品をリリースしています。ここではデュポンとはどういったブランドなのか、どんな製品があるのかを見ていきたいと思います。
出典:st-dupont.jp
1872年にフランスにて設立。名前のエステーとは創業者シモン・ティソ・デュポンの略称、デュポンもフランスではよくある名前です。
高級なライター、ボールペンを軸に革製品などを製造販売するラグジュアリーブランドで、高品質で上流階級が欲するオブジェのようなデザインの製品を作り、ヨーロッパ、日本などで人気が高いブランドです。
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1872年にフランスの小さな書類ケースのアトリエを引き継いだシモンは、旅行靴やポーチなど、レザー製品をルーブル百貨店などの大型店で販売し、多様化に成功。創業者のシモンティソデュポンは、元々ナポレオン3世のカメラマンであり、優れた美的センスを持つ人物で、製品はすぐにヨーロッパの上流階級の必需品になりました。
二人の息子の代になると、一点物の旅行カバンが上流階級の間でヒットさせ、その後高級トランクメーカーとして名を馳せるようになりますが、第二次世界大戦の影響で旅行カバンが作れなくなると、代わりにオイルライターを開発し展開していくことを決断します。
第二次世界大戦後の世界では旅行鞄の需要も変わり、デュポンの旅行鞄の事業は縮小しますが、ライターを中心に事業は展開されていきます。LINEシリーズやギャッツビーシリーズを開発し、ライター事業を軌道にのせ事業の中心となっていきました。
また、1973年にはデュポンのライター愛用者であったジャクリーン・ケネディからライターに合うボールペンの制作を依頼されたことをきっかけに、ボールペンの事業をスタート。筆記用具でも成功をおさめ、現在でもライターに次ぐ人気の事業となりデュポンを支えています。
デュポンの製品は高品質であり、エレガントで高級感溢れるデザインが特徴です。創業者の美的センスや、もともと上流階級を相手にビジネスをしていたため、スタイリッシュなデザインが好まれたのだと思われますが、現在でもデザイン性は失われていないようです。
また、職人の手作業により製品を製造するように品質にこだわるために、製品は高額となっています。
旅行鞄がメインであった時代に、重すぎるエナメル使っていたため漆に変更、漆はデュポンのトレードマークとなっており、ライターやボールペンでも漆がつかわれている製品もあります。
有名なラグジュアリーブランドには品質にはこだわらずに、大量生産される製品がある中で、デュポンはそれをせずに100%メイドインフランスにこだわり、一つ一つを時間をかけて職人が作るスタイルを現在も保ち続けています。
デュポンというとライターを思い浮かべる人が多いと思いますが、実際に売り上げの50%を占めるのがライター事業で、デュポンの経営の核となる部門です。たくさんあるシリーズの中でもライン2、ギャッツビーが人気のシリーズであり、売り上げの多くがこのシリーズになります。
喫煙者は減り続ける傾向がある中、タバコに火をつけるためだけではなく、キャンドルなどに使いやすいよう改良された製品も発売され、現在もライターの売り上げを維持しています。
デュポンのライターの中でも最も人気のあるシリーズのライン2。デュポンの最初のライターである1941年に発売されたライン1の後継にあたり、黄金比で作られたエレガントなデザインが特徴のシリーズです。
その中でも当品はダイヤモンドヘッドカットが施された美しいライターで、デュポンの高度な技術により作られています。モンパルナスと並ぶライン2の人気製品です。
デュポンには様々なボールペンがありますが、フランス語で挑戦を意味するデフィシリーズは2009年と2010年にペンオブザイヤーに選ばれた代表するするボールペンの1つ。航空機にインスパイアされて作られており、シュッとした無駄のないスタイルが特徴的です。
カーフレザーのジッパー式の長財布。クレジットカード、パスポート、身分証明などに内蔵されているRFIDチップの個人情報が読み取られないようRFID保護機能テクノロジーを搭載。セキュリティ対策にも優れた製品です。
カーフレザーを使った高級感のあるラインDの名刺入れ。人間工学に基ずいた機能性を重視した使い心地のよい名刺入れとのことです。
デュポンのベルトは多くの種類がありますが、このDのバックルがやはり人目でデュポンと分かるかっこよさがあります。
世界一美しいライターで知られるデュポンだけに、灰皿もデザイン性に優れた製品となっており、ライターを引き立てるアイテムになっています。耐久性を重視したつくりとなっており、末永く愛用できる製品です。
2018年にスタートした時計コレクション。デュポンらしいエレガントなスタイルではなく、おもちゃのような可愛らしさのある時計になっています。
以上です。最近では時計などの新製品もリリースし、ラグジュアリーブランドとして大きく、またライターに頼らない事業展開も見せて行くのかもしれないデュポンですが、今後もデュポンらしいエレガントな製品を期待したいですね。
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