電気を必要とせずに、ボンベからのガスで着火できることでメリットも多いカセットコンロ。電気いらずなので自然の中で行うキャンプに持ち込んで使うことや、リビングにて鍋や焼き肉を行う家庭も多く、使いかっての良さがあるアイテムですね。
たくさんのメーカーから発売されているわけではなく、デザインもバリエーションが豊富ではありませんが、その中でもかっこいいカセットコンロを探している方むけに、デザインの良い製品をブランド別に紹介していきたいと思います。
まずは気になるのがサイズになるのではないでしょうか。カセットコンロは電気を必要としないので、持ち運んでボンベをセットして気軽に使うことができるアイテムです。なので、小さければ持ち運びもしやすいメリットをさらに生かすことができるので、コンパクトなものを選びたい人も多いと思いますが、だいたい幅奥行約30×30cmが一般的なサイズとなるようです。
家庭で使う場合は問題ないとは思いますが、キャンプなどで使う場合はもう少し小さい方が持ち運びはしやすいのではないかと思われます。
カセットコンロはフライパンや鍋などを使って調理できるアイテムですが、小さいコンロにあまりにも大きな調理器具を乗せると安定性に問題がある製品もあります。そのため、鍋を置く五徳部分は安定感が高いものがものが求められますが、安定感のあるタイプではこの五徳部分が広くなっていたり、滑り止め加工がされているものもあるので確認したいです。
軽量の製品は持ち運びがしやすく便利ですが、あまりにも軽いと安定感にかけてしまいます。また、本体が低いタイプ、本体底部に滑り止めが施されているものは安定感も高いのでこういった部分も確認したいです。
カセットコンロは火を扱いますので、やはり火事などの危険を配慮する必要があり、そのためにコンロに安全に使えるための機能を備えているものがあります。
例えば、ボンベの過熱を防ぐため、対応サイズ以上の鍋を使用しないようにするガードが付きているもの。ガスボンベがしっかりと設置されていなく、ガス漏れが起きている場合には停止するガス漏れ防止機能など。
また、その他多くのコンロに備えられている機能に圧力感知安全装置があります。これは加熱されて温度が上がり、内部圧力が異常に上昇した場合には自動的にボンベが外れて火が消えるといった仕組みで、こういった安全に配慮されて機能を持つものならばより安全に使えて安心ですので、積極的に確認したいですね。
だいたいのカセットコンロはボンベを入れる所と、バーナーのある部分が繋がっている構造ですが、分かれたようなデザインのものがほとんどです。しかし、中には天板が一体となった長方形のデザインのものもあり、そういったタイプは見た目がとてもシンプルに見え、おしゃれなのでデザインとしてはおすすめです。
また、角が丸く、カラーリングではマットなタイプですと見た目もやさしくステンレスの冷たさを感じなくなり、お部屋との馴染もよくなるので、おしゃれでかっこいいと思います。
カセットコンロはアウトドアのブランドなどからもリリースされているように、持ち運んで野外でも使えるギアになります。そういった野外向けのカセットコンロはだいたいが、野外の風で簡単に火が消えないようにバーナー部分を周りが囲うような作りとなっているものが多いです。
もしキャンプなどで使うことを考えている場合は、一般的なクラシックなものを選ぶよりも風対策がされているかを確認されてから選ぶのが良いと思います。その他にも「立ち消え安全機構」といった、風で炎が消えても自動で再着火する機能などもありますので確認しましょう。
選び方に関しては以上になります。ここからはイワタニなどのメーカーに分けておしゃれなカセットコンロを紹介していきたいと思います。
1945年に工業用・家庭用ガスの専門商社として設立されたイワタニ。大阪府大阪市中央区に本社を構える岩谷産業の家庭用ガスを供給しているブランドです。
扱う商品は多数あり、水素、酸素、ヘリウム、特殊ガスなどのエネルギー素材を中心としていますが、中でもLPガスに関しては国内ではトップ占有率を誇ります。また、プロパンガスを一般家庭向けに初めて販売したリーディングカンパニーでもあり、LPガスを使用する家庭用カセットコンロのシェアも高く、種類も豊富。定番として家庭で広く愛用されています。
メカニカルなデザインがかっこいいイワタニの「タフまるジュニア」。オリジナル「タフまる」の約60%のサイズに小型化されたコンパクトタイプで、小さいながらも高い火力、そして「ダブル風防ユニット」を採用し、外側風防と内側風防の2段階のプロテクトで、風にも強い性能が魅力的なカセットコンロです。
野外での使用を考えられた設計なので、小さいボディは一人キャンプなどで使うのによいのではないでしょうか。さらに天板には耐荷重10kgの強度があり、耐久性や安定感の高さも魅力となっています。
イワタニのスリムなボディが魅力的なカセットコンロ「達人スリム」。名前の通りとてもスリムなボディが特徴的ですが、テーブル面から五徳トップ位置までの高さがわずか74mmと、他にはない驚異的な低さを持ちます。イワタニのコンロの中でも最小の薄型になるとのこと。低いので小さなお子様なども使いやすい仕様となっています。
五徳からの曲線も絶妙な美しさがありますし、かわいらしさのあるフォルムも魅力的。炎の出口「炎口」を従来品よりタテ長の形状にし、炎が外に広がりにくくなっていたり、トッププレートもフッ素コート仕様で汚れが付着しにくく洗いやすさもなどもあるようです。
もの作りの町としてしられる新潟県燕三条の地にて、1985年に創業された「uniframe(ユニフレーム)」。金属加工を行う燕三条で、高品質なアウトドア用品リリースされてきた歴史を持ちます。
UNIQUE(独自の)とFLAME(炎)を組み合わせた社名からも分かるように、「炎を通じてアウトドアでの特別な体験を提供する」といったコンセプトを持ち、代表的な製品には高火力でツーバーナー式のカセットコンロUS-1900などがあります。機能性、耐久性に優れたギアは信頼性も高く、初心者からベテランキャンパーまで多くの支持を集めるブランドです。
累計生産台数が75000台を超えるユニフレームの人気カセットコンロ「インバーナーUS-1900。」スタイリッシュで軽量ながら、ハイパワーと高強度を実現されており、さらにツインバーナーの2口を備えた定番の優れたカセットコンロです。
ガス火力が非常に強力であり、中華鍋を使った炒め物や、スキレットを使った調理も問題なくこなせる安定感を持ち、キャンプの中でも本格的な料理を行うことが可能。アウトドア用の高性能カセットコンロを探している方に最適なアイテムとなっています。
1958年に新潟県燕三条市にて創業した「スノーピーク」。金属加工産業の中心地で、高い技術力を持つ三条市で作られた製品は高品質であり、国内でも有数のアウトドアブランドとして知られています。
「自分らしい自然との関わり方を提供する」をコンセプトとし、アウトドアを通じて癒しやゆとりを提供することを目指しており、全国に7つの直営キャンプフィールドを展開。中でもスノーピーク箕面キャンプフィールドでは、電源のないオートキャンプサイトが70カ所もある広大なフィールドを構えています。
キャンプに関してはすべてのギアを揃え、カセットコンロもスノーピークでは持ち運びに優れ、アウトドアに適した製品を開発されています。
家でもキャンプでも使えるというコンセプトの元に開発されたスノーピークのカセットコンロ「HOME&CAMPバーナー」。五徳を収納でき、筒状のコンパクトになる構造を持つので持ち運びに便利な仕様。直立できますし、使わないときの収納場所に困らない、とても機能的な良い製品です。
輻射熱を考慮して高さを取っているので卓上でも使え、4つの支点があるので大きな鍋も支えることができます。なんとなく昆虫的なかっこいいフォルムも男性に好かれそうなかっこいいデザインですね。
必要な機能のみを残し、シンプルな設計が魅力的なカセットコンロ「フラットバーナー」。これのみで使っていても無骨なイメージでかっこいいと思われますが、こちらはスノーピークから発売されている人気の「アイアングリルテーブル」にセットできる1ユニットサイズのバーナーとなっています。セットすることでテーブルの一角がプレートになり、とてもスタイリッシュ。スノーピークがすきで、アイアングリルテーブルを持っている人には是非手に入れたいアイテムです。
また、こちらの仕様にはスノーピーク独自のガス缶が必要になると思われます。
家電からインテリア雑貨まで幅広く手掛けるライフスタイルブランド「Bruno」。ホーロー鍋をイメージしたコンパクトなホットプレートが現代のライフスタイルマッチし、デザインも素晴らしかったことから200万台以上を販売したことで知られています。
その後もホットプレートで成功したデザインを基にした、かわいらしい家電を多くリリース。デザイン家電ブランドとして幅広く認知されましたが、家電だけにとどまらずに、水筒やインテリア雑貨など幅広く展開し、現在はライフスタイルブランドとしての活動をされています。
ブルーノらしいコンパクトでかわいらしいカセットコンロ「BOE094-IV」。角を丸めてやさしいデザイン、一人でも使いやすいサイズ感といった点は、大ヒットしたホットプレート同じテイストが感じられます。
食卓の小さなスペースでも使いやすく、ちょっとお湯を沸かしたいといった場合にも使いやすい機能性があり、ベランダなどに持ち運ぶのも小さいので手軽に行えそうです。もちろんアウトドアに持っていくことにも向いています。
こちらは加熱機器を主力とする株式会社千石とのコラボ製品といった点も、デザインだけではない質の高さを感じさせてくれますね。
こちらはスリムタイプのカセットコンロ「BOE095-IV」。高さが抑えられるので安定感があり、取り分けのしやすさがあるタイプになります。
こちらも老舗の千石とのコラボになり、3.5kWと高い火力を実現しているのも特徴。カラーリングもアイボリー、グリーンと淡い配色となりどんなシーンに溶け込みやすく、使いやすさがありそうですね。
デザインも鉄の冷たさや硬さを感じさせない、マットなかっこいい見た面となっていると思います。
カセットコンロやガス器具で知られる日本のイワタニ(岩谷産業株式会社)が展開するアウトドア向けブランド「FORE WINDS」。高品質で人気のあるカセットコンロのシェアが最も高いイワタニのブランドなので、その技術力を活かした製品が特徴。「機能的で良質なデザイン」をコンセプトに、キャンプでの使用を考えられたコンパクトで持ち運びしやすい設計のギアをリリース、機能性を備えているだけでなく、優れたデザイン性が伴っていることが魅力です。
キャンプやアウトドアでの使用を考えて作られているFORE WINDSの高品質カセットコンロ「フォールディング・キャンプ・ストーブ」。鏡面仕上げのステンレス加工を採用したスタイリッシュなデザインは、アウトドアに限らずインテリアにこだわる人のリビングにもピッタリ。さらに収納時にもオシャレになるようにデザイン性を追求されています。
堅牢なボディは耐熱性や耐久性に優れ、軽量設計で折り畳み式の製品は持ち運びも便利。forwindsのカセットボンベを使用すれば120連続稼働が可能です。
1979年に韓国で誕生したフライパン、鍋、グリルなどのキッチンウェアブランド「Dr.HOWS」。パステルカラーや優しい曲線を使ったデザインが特徴で、どの製品も日常生活に心地よい空間を作り出してくれるような、洗練されたデザインが魅力的なブランドです。
カセットコンロもドクターハウでしかないような素敵なデザインとなっており、韓国の自社工場で製造されて品質も良く世界50か国にて展開。近年では家電製品なども輸出されており、電気ケトルなどの注目されている製品も多いようです。
韓国らしいおしゃれさのあるDr.howのカセットコンロ「トゥインクルミニストーブ」。見た目のかわいらしさと、アウトドアでも活躍できる機能性を併せ持つアイテムです。
デザインでは一体型の天板を採用し、全体が外れる新しい形をしているのが特徴的。ボンベが分かれていないので一体感のある見た目がシンプルで良いですね。使用後の洗浄も比較的に楽になるメリットもあるようです。
背面にあるベンチレーションや、圧力が高くなると自動に火が消える「圧力感知安全装置」、器具せんのつまみをオフにしないとボンベが装着できない「容器装着安全装置」など、安全面に考慮した設計となっており、安心して使えるコンロとなっています。
1919年にアメリカのアラジン社とイギリスの企業家により設立された「Aladdin(アラジン)」。1930年代に誕生した青い炎を生み出す石油ストーブのブルーフレームで有名となったブランドです。
その後は日本の企業により権利が譲渡され、現在は日本エーアイシーがブランドを引き継いでおり、英国アラジン社の技術継承。暖房器具だけでなく、遠赤グラファイトヒーターが搭載された加熱調理機器などを、日本の住宅事情に合わせて展開されています。
これまで見たことのない新しい形のカセットコンロAladdinの「ヒバリン」。ユニークな形状は、火鉢と七輪を掛け合わせたネーミングの通り、日本の古き良き伝統の文化を、現代にも取り入れたいとの発想から生まれた火鉢型のコンロです。
直火では火力が強すぎて焦がしてしまいがちな食材も、付属するグリルキットを使用すると、輻射プレートを赤熱させて発生する熱で食材を調理することができるので、実際の火鉢のようにはいかないまでも、じっくりと弱火で焼くような使い方もできるようです。
中央部は凹んでバーナー部を囲むような形状で火が消えにくく、丸いフォルムは持ち運びやすさもあり、屋外で使うのもよいかもしれません。
こちらも「ヒバリン」のように、日本の伝統的な「かまど」をイメージしてデザインされたカセットコンロ「kama-do」。和風なかっこいいデザインながらも、アラジンらしいカラーリングでポップ。耐風性に優れたトルネードバーナーを採用し、バーナーを囲むような設計となり、火が消えにくい仕様で屋外でも使いやすい作りとなっています。
見ての通りどっしりとした形状であるため安定感があり、耐荷重量20kgと重いものも載せることができ、ダッチオープンなども可能なようです。
パール金属が展開するアウトドアブランドの「キャプテンスタッグ」。キャンプやアウトドア用品など、多くのギアをリリースされており、どちらかというと上級者よりも初心者向けのブランドで、手頃な価格帯と機能性を両立されている特徴を持ちます。
日本有数の金属加工の産地として知られている燕三条に本社を構え、地域の技術力を活かして金属製品を生産。キャンプに必要なものがほとんどの品を揃えています。
キャプテンスタッグからリリースされている卓上カセットコンロに、グリルプレートをセットして簡単にバーべキューが楽しめる「焼き名人」。プレート全面にスリットが施されており、食材をただ焼くのではなく、鉄板の余熱と輻射熱による遠赤外線効果でじっくりと焼くことが可能。本格的な焼肉やバーベキューを楽しむことができるカセットコンロです。
圧力感知安全装置も搭載され、アウトドアに馴染みやすいスタイリッシュなデザインもキャプテンスタッグらしさがあります。
風防性能の高さから、キャンプやアウトドアシーンに使いやすい設計をしたカセットコンロ「ウインドブレイク」。強力な風防を備え、風の影響を受けにくい構造から安定した炎を維持できる特質のある製品で、細かい火力調整も可能。ウィンドブレイクは人気のシリーズで他にも製品がありますが、こちらはデザインもアウトドア感のあるカーキのカラーリングがおしゃれです。
小型のクッカーも乗せやすいX型の五徳を採用されていますが、一般的なコンロには乗せにくい、小さい鍋やコーヒーポットなども乗せるようにできるミニ五徳が付属したお得なセットとなっています。
1984年に創業された埼玉県上尾市に本社を構える「ニチネン」。業務用固形燃料の製造から始まり、保冷剤、カセットコンロなどの製造を主として展開されていきました。現在では製造拠点が海外を含めて7ヶ所、営業所が5か所、さらには物流までも自社でまかなうといった、モノづくりを得意とするメーカーとして成長する日本の企業です。
カセットコンロも主力の一つである通りに種類が豊富にラインナップ。クラシックなデザインで、デザインが目立つようなものはあまりありませんが、さまざまなタイプがあるので薄型、省エネなど自分の好みとマッチしたものが見つかると思います。
おそらく業界で一番小さいといわれるニチネンのカセットコンロ「マイコンロ・ティノ」。ボンベ部分が大きく、コンロ部分がとても小さくかわいらしいフォルムをしています。一人暮らしなどにいいのかもしれませんね。
外炎式と比べてもガス使用量を10%カットした内炎式バーナーで省エネタイプ。かわいいボディながらもアルミダイキャストで壊れにくく、カセットボンベの取り外しがマグネット式になり、以前のものよりも便利になっているようです。
従来のカセットコンロのイメージとは一味違うスタイリッシュな「amadana CASSETTE CONRO」。フルアルミダイキャストボディで耐久性が高く堅牢なアイテムとなっており、ブラックのボディが男前な素敵なデザインが魅力的なカセットコンロです。
ニチネンの省エネルギー設計の技術が詰まったオリジナルバーナーを採用しており、内向きの炎のため熱が外に逃げにくく、高効率での加熱が可能。小型の設計でキャンプなどに使用しやすい作りですが、インテリアの良いアイテムになるデザインなので家庭でも使用したいアイテムとなっています。
コンパクトに折りたため、取っ手が付いて持ち運びしやすいアウトドア用のカセットコンロです。さらにこちらは2口タイプのダブルヘッド。多くの料理をしたい場合などに有効に使えるコンロとなっています。
液化ガス、高山ガス、ブタンガスなどの三気源の燃料を使うことができ、デザインもかわいらしい素敵なカセットコンロだと思いますが、製造されているメーカーや発売元などが分からないノーブランド品なので、その点は考慮したいです。
サイズがかなり小さいコンパクトでスタイリッシュなアイリスオーヤマのカセットコンロ「IGC-M1-YYE」。ボンベの形状が分からにようなデザインで、かわいらしいですが、一キロにも満たない約0.9kgの軽さもあるので、持ち運ぶを用意に行えるメリットがあります。
コンパクトでも火力はしっかりと2.1kW。さらに連続燃焼時間も約1時間35分と長く、燃費の良さが特徴で、ボンベ交換の手間も少なくなっています。
以上になります。いかがでしたでしょうか。どこでも使えて便利なカセットコンロですが、やはり火を扱うので十分に注意しながら、安全対策されているものを選んで快適に使っていきたいアイテムですね。
参考にしていただけたらと思います。
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