サラダ、パスタ、焼き肉などを掴んだり、盛り付けなどにも便利なトング。ステンレスやシリコン、ナイロンや木製などの素材で作られ、さまざまなメーカーから製品が発売されています。その中から、ここではおしゃれなトングを発売しているメーカーごとに、また、パスタ用、サラダ用などの種類に分けて、おしゃれな製品を紹介していきたいと思います。
トングはすべてV字の形状ですが、先端は丸型であったり、ギザギザ、四角、尖っていたりといくつか種類があります。
尖った形状や四角は薄い肉をはがしたり、細かな作業にむいていますし、丸いスプーン方はサラダなどの柔らかい食材を掴むのにむいています。ギザギザは重い塊肉などを掴むのに最適など、それぞれ意味があるのですが、デザイン的には丸いスプーン型は柳宗理やレイエなどのように、可愛くスタイリッシュなトングが多い印象です。
素材にはステンレス、シリコン、ナイロンの3種類があります。ステンレスは錆に強く耐久性に優れていますが、シリコンやナイロンに比べると固く、雑に扱うとフライパンや鍋を気づ付けてしまう可能性があります。その点ナイロンやシリコンは柔らかい素材なので、入れ物を傷つける心配はありません。
また、ナイロンは素材が黒く、シックなかっこよさがあり、男性向きと思われます。キッチン用品を黒で統一している方などは、トングもナイロンを選ぶのが良いのではないでしょうか。
トングの長さは製品によりさまざまですが、17cm以下はコンパクトで小回りが利き、盛り付けや氷を入れたりするに作業などの繊細な作業に向いています。
30cm以上の製品は鍋やフライパンから離れた作業ができるため、バーベキューや焼き肉などの高温作業をする際に向いているトングです。
また、だいたい25㎝位の長さの製品は万能にこなせるサイズ。製品もこのサイズのものが一番多く、デザインも一番さまざまなものがあります。
トングはV字型に開いており、わりと大きく収納に困る場面が多いようです。しかし、製品の中にはストッパーやロックが付いて、トングを開いていない状態でとどめることができる製品もあり、幅が狭いコンパクトな状態として収納にも便利です。収納に困っている方はこちらの製品を選ぶのが良いですね。
以上です。ここからはメーカーやブランドの製品を中心に、おしゃれなトングを紹介していこうと思います。
フランスのキッチンウェアブランドのル・クルーゼ。創業当時から鋳物製品を製造してきたメーカーで、現在も美しいホーローキッチン製品をラインナップしています。
1925年に創業し、フランスでは一般家庭からプロの料理人まで製品は浸透しており、戦後はコケル、フォンデュなど、デザイナーとのコラボによるヒット商品をリリース。世界にその名が渡りました。
ルクルーゼの人気ホーロー鍋ココットエブリ。その鍋に使用するのに丁度良い設計で作られたトング。スタイリッシュですし、トングのトップがテーブルにつかないように突起をつけて配慮され、ココットエブリで使う以外にも使用したいと思う製品です。耐熱温度は200度と高温にも対応し、食洗器にもかけることが出来ます。
ルクルーゼの「ウッド・ウェアシリーズ」のトング。変形しにくく、耐久性のある北米産メープルウッドを使われており、細身の作りで握りやすい特徴のトングです。
軽量で耐久性の高い特徴がある木製トングは、先端が丸いタイプの物が多くサラダの盛り付け用に使われることが多い製品ですが、こちらは細く尖った珍しいタイプ。とてもスタイリッシュな製品です。
電気ケトルのメーカーとして多くの人に知られるティファールですが、もともと創業はこびりつかないフライパンから、1956年にフランスにて創業されたキッチンウェア企業です。
なのでケトル以外にも、キッチンに関する製品は多数ラインナップされ、トングもおしゃれなデザインで種類が豊富です。
ティファールのキッチン用品「インジニオ」シリーズのトング。人気のシリーズでトングもとても人気となっています。
ナイロンとシリコンで構成され、先端にシリコンを使っているため、汚れ落ちがしやすく、食材を掴みやすい製品になっています。シリコンもナイロンも高品質で、シリコンは230度、ナイロンは220度の高い耐熱温度を示します。
また、赤いシリコンは、ナイロンの黒との色合いが良く、おしゃれなトングになっていますね。
柳宗理は世界で評価される日本を代表するインダストリアルデザイナーです。
様々なキッチンウェアをデザインされていますが、製品はシンプルフォルムながら暖かみを感じる優しいデザインをし、機能性を失わせないのが特徴で、用の美を提唱しています。
柳宗理氏のステンレストング。先端から一体となった独特のデザインで、丸みのあるかわいいとてもおしゃれトングです。持ちやすいと評価も良く、機能性を失わない柳宗理氏らしい製品になっているのではないでしょうか。
こちらは穴無しですが、余計な水分をおとしてくれる穴あきのバリエーションも好評です。
DYKは新潟県燕三条にある大工道具手がけてきた企業が展開するキッチンツールブランド。金物の町にて150年に渡り養ってきた、大工道具を製造する技術を生かし、包丁などキッチン関連の製品をリリースしています。
自分のライフスタイルに合わせられるように、細かいサイズから和洋のデザインまでラインナップ。トングは耐熱性に優れたナイロン製の製品をリリースしています。
キッチンツールブランド「ダイク」のパスタ用トング。料理をする人の美意識を引き出すダイクですが、当品もとてもバランスよいおしゃれなトングに仕上がっていますね。
パスタなどの麺類を掴むのに最適化されたトングで、先端部分のギザギザが深いのが特徴的。他にも菜箸、万能と種類があります。
オークス株式会社が展開するキッチン用品ブランドのレイエ。製品はすべて女性によって、女性の視点により考えられ、新潟県燕三条市の職人により作られているとのこと。
グリルホットサンドメッシュが代表する製品となっていますが、トングも女性だけではなく、誰もが美しいと思うデザインと使いやすさを感じさせる、人気になりそうな製品だと思います。
独自の加工で柔らかい握り心地と程よいバネを実現させたレイエのトング。バネによる弾力は半永久的に持続。形状は独特で、スプーン型ですが先端が細く、細かい作業にも適しており、どんな場面でも使い勝手が良く、汎用性が高いようです。
ドイツのゾーリンゲンに本社を構える有名な刃物メーカーのツヴァイリングヘンケルス。
代表するブランドには社名となっているツヴィリングとヘンケルスがあり、その他にもいくつかブランドがあります。その1つ、STAUBは鍋と鍋に関連した製品のブランドで、トングも鍋に使うのに便利な製品となっています。ストウブはシェフの愛好家も多く、機能重視の男性向けの鍋と言われているようです。
ストゥブのキッチンツールのトング、ココットとシリコンの組み合わせがおしゃれなシリーズ。トングだけはココットが使われていないのが残念ですが、それでも菜箸用のトングとしてはおしゃれな製品になっていると思います。
反発が強くて力がいる、重いというコメントもあり、日本人女性向けではないのかもしれませんが、男性が使うのには良いのではないでしょうか。
日本酵素ホールディングが展開する魔法瓶を初めとした製品のブランドサーモス。サーモスと言えば保温できることで多くの人に知られているブランドです。
サーモスはもともとドイツの企業により開発された魔法瓶でしたが、世界各地のサーモスを日本酵素が買収したため、日本酵素のブランドとして認知されるようになりました。
サーモスは魔法瓶だけではなく、高い保温、保冷技術を使いタンブラーなどの様々な製品を開発しており、トングなどの調理具にも広げています。
サーモスのキッチンツールシリーズのトング。とても人気のシリーズで、トングも人気になっています。ナイロンを仕様したブラックなボディはかっこいいですが、手で使う部分はステンレスを使用。すべてナイロンではなく、ワンポイントでステンレスを入れているのはデザイン的にもいいですね。
一部に突起をつけてテーブルに先端が付かずに清潔ですし、閉じた状態で固定できるので収納も助かります。
イギリスのキッチンウェアブランドのジョセフジョセフ。経営を学んだアントニーとデザインを学んだリチャードのジョセフ兄弟により2003年に創業されました。
製品は機能的であり、カラフルでおしやれ。100ヶ国以上で展開され人気も上がってきているメーカーのようです。キッチン用品のまな板をリリースしたのが始まりで、様々なキッチン用品がラインナップされ、トングもカラーをつけた可愛らしい製品になっています。
ジョセフジョセフのエレベートシリーズのトング。シリコン、ステンレス、ナイロンを組み合わせて、ジョセフジョセフらしくカラーリングがおしゃれな製品に仕上がっています。
ヘッド部分には鍋に優しいシリコンを使用し、キッチンテーブルにつかないような構造で衛生的です。
ナイロンとシリコンのポップなカラーリングがおしゃれなジョセフジョセフのトング。小さい作りで、日本人向けの製品です。
エレベートシリーズなので、突起が付いて先端がテーブルにつかない設計で衛生的。また、ロックすることで開くのを防ぐ、ギミックも付いて便利なのですが、先端が少し柔らかいとの評価もあり、掴みづらい面もあるようです。
パスタ用トングは茹でたパスタをすくったり、具材を混ぜたりするのに便利なトングです。パスタを潰さないような作りや、先端がギザギザなのが特徴。素材は先端が金属系だと固く面が切れてしまうことがあるため、ナイロンやシリコンの製品が使いやすいと思われます。
ののじは学校給食で使われている器具を提供しており、衛生、安全、便利など、子供にも使いやすい製品をリリースしています。このパスタトングも学校給食で使われているらしく、くぼみなどの工夫でより使いやすい製品になっています。
FDSTYLEからリリースされているプリンス工業製造のテーブルトング。ものづくりで有名な新潟県三条市に本拠を構えるプリンス工業は、長年にわたキッチンツール作り続けている企業で、無駄のないスマートなデザインと使い勝手の良さを兼ね備えた製品をリリースしてきました。
このパスタトングもデザイン性も良いですし、フォークの先を閉じたときに先端があたるまでしか閉じることができなく、パスタを潰さない設計なっています。
耐熱性に優れたグラスファイバー強化ナイロンを使ったパスタトング。鍋やフライパンを傷つけない素材ですし、食洗器にも対応していて便利に使えます。
他にも多くのキッチンツールがあるサンクラフトのナイロンシリーズですが、デザインも良くとにかく安いのが魅力です。
サラダは熱で調理することもないので、耐熱を考えたステンレスやシリコン製のものである必要がなく、木製やプラスチックなど、さまざまな素材の製品があります。先端もこれがいいという決まったものはないので、自分が好きな形状のものを選ぶのがいいと思われます。
刃物のメーカーとして有名なドイツのツヴァイリング。トングも多くの種類をリリースしていますが、サラダトングはダイナーシリーズの製品がおしゃれです。ダイナーシリーズはホームパーティー用のフォーク、スプーンなど、高品質な18/10ステンレスを使ったシリーズ。
トングも大きめで、機能美を追求した普遍的な美しさのある製品になっています。
ポリプロピレンを使用したお手軽なパール金属のサラダトング。自立できるので、場所を取らない特徴があります。また、300円程度で購入できる手軽さが良いです。
素材に竹を使ったトングで、サラダやトースターからトーストを取る、バーベキューなど、さまざま目的で使える多目的キッチンツール。ですが、やっぱり竹なので、問題はないですが熱のある物は他の素材の方が良いのかもしれません。
先端のシリコンチップを外すと、単体のスプーンとフォークになる機能性もあり、一人暮らしの方に向いていると思います。
高面に3つのスリットが入っているのが特徴的なヨシカワ「EAトCO」シリーズのトング。EAトCOシリーズは、フォルム、素材感、カラーにこだわり、見た目から心を豊かにしてくれるシリーズです。
当製品は機能的にも優秀で、余計な汁気の多い食材を掴むときは、スリット面を下にして汁を除けばいいですし、そのままならスリットのない面を下にしてすくえばよいと、便利な使い方ができる製品です。
見た目から面白いケヴンハウスのスマートトング。二つを分解して独立したフォークとスプーンとして扱うことができ、「つかむ」「すくう」「混ぜる」「炒める」をこの一本で行うことができるお得なトングです。
以上です。いかがでしたでしょうか。おしゃれなお気に入りのトングを見つけていただけましたでしょうか。素晴らしいキッチンの、一つのアイテムになるようなトングを見つけていただけていたらと思います。
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