
卓上に置いて簡単に計算できる電卓は、一つあると便利で昔から親しまれてきた電気機器です。現在ではスマホやwebのブラウザでも電卓の機能を持ち、卓上に置いて計算する電卓は必ずしも必要なものではなくなっているかもしれません。しかし、やはり卓上に置いて使うとより素早い計算ができ、経理以外にも必要な場面は多く、以前ほどではないにせよ現在でも多くのメーカーから電卓がリリースされています。
ここではメーカーやブランドに分けて、おしゃれでかっこいい電卓を紹介していきたいと思います。
電卓を選ぶ際に、まず気を付けたい所はやはりサイズや重量になるかと思われます。購入後にスペースに置けなかったり、軽くてすぐに動いてしまうといったことがあると困りますよね。
なので、自分の手のサイズにマッチしたものを選ぶのはもちろんですが、どこで使うのか場所を考えて、しっかりとスペースに配置して使いやすい状態で使えるサイズのものを選びたいです。
また、重量に関しては持ち運びをする必要がある場合なども考慮すると、小さく軽いものを選びがちだと思いますが、あまりにも軽いものになると入力の際にずれてしまうといったこともあります。必ずしも軽量感のあるものが良いとも限りませんので覚えておくとよいかもしれません。
サイズと重量ははっきりとした数値が表示されているので、事前にしっかりチェックして選ぶことが可能です。

電卓が表示できる桁数はさまざまですが、だいたいが8,10,12桁になります。税理士や経理の業務で使う場合や、簿記などの試験で使うものになると12ケタが必要になりますが、そういった特別な業務や試験など以外の、一般的に使うには8、10桁のもので十分になります。
桁数が多ければ文字のサイズも小さくなり、見にくくなってしまいますので、特に多くの桁を表示される場合には液晶の大きさを確認し、文字の大きさにも気を付けて選びたい所です。
キーの配列はメーカーにより違いがあります。カシオとシャープでも違いがあり、人により使いやすさもさまざま。もちろん使いやすい配列のタイプを選ぶのがよいのでしょうが、やはり慣れといったものが強い部分になると思いますので、慣れ親しんだ配列がある人は新しい電卓も慣れた配列のものを選ぶのも良いと思います。
キーの形に関しても丸や四角、フラットタイプなどがあり、一つではないのですが、こちらはデザインにも大きくかかわってくる部分で、特に丸型の電卓はかわいらしくおしゃれに見えるように思います。

多くの電卓はソーラーパネルが付いており、これは光エネルギーを電気エネルギー(電力)に変換することができる仕組みです。
電卓はあまり多くの電力を必要とする機器ではなく、光がある所で使えばソーラーからの電力で十分使うことができ、電池からの電力を必要としません。暗い所で使う場合は電池からの電力を使えばよく、このシステムをデュアルバッテリーといいます。
このデュアルバッテリーを選べば、電池から電力の供給を少なくすることができますので、電池の寿命を延ばすことができ、交換の手間を省くことができます。
以上になりますが、ここからはブランドに分けて、おしゃれでかっこいい電卓を紹介していきたいと思います。
1957年に創業し、東京都渋谷区に本社を構える「カシオ計算機株式会社」。現在ではG-shockを始めとする時計のメーカーとして、多くの人に愛され認知されて知られていますが、前身となる樫尾製作所にて、小型純電気式(ソレノイド式)の計算機を自社で完成させたことで、当初は電卓のメーカーとして知名度の高いブランドでした。
現在でも電卓は種類が豊富にあり、四則演算に加えて税率計算やメモリ機能、小数点以下の処理選択、関数入力などができ、簿記や経理などにて専門分野で使うことができる仕様のものも多いです。
ポップでかわいらしいカシオのカラフル電卓「MW-C20C-PK-N」。こちらはベールピンクになりますが、他にもパープル・ビビットピンク・レイクブルーなどのバリエーションがあり、どれも雰囲気があるカラーとなっています。
また、人気モデルだけあり、手帳タイプや折り畳み手帳タイプ、ミニミニなどの種類も豊富。電卓自体もボタンもラウンドフォルムで、やさしいデザインとなっており、こちらの「「MW-C20C-PK-N」」は手帳タイプで携帯性にも優れています。
こちらは防水・防塵に対応したカシオの電卓「WM-320MT」。外観からも堅牢さが感じられ、無骨なかっこいいデザインとなっており、防水ということでハードに使う人向きに作られたアイテムです。キーパットを外して水洗いできる仕様などもあり、ハードに使っても清潔に使えるようになっているのはうれしい所。野外イベントなどでの使用に向いているのではないでしょうか。
ただ、防水ではありますが、IP54に準拠し軽い濡れなどに対応しているのみで、長時間の雨などに濡れるような状況には対応はしていないので気を付けたいです。
1930年に米国テキサス州ダラスにて創業したTI(テキサスインスツルメンツ)。半導体を開発・製造するグローバル企業で、世界的に半導体の需要が高まることで大きな企業へと発展していきました。
1967年には世界で初めて携帯電卓「Cal-Tech」を開発し、電卓のICを大手canonなどに供給。TIのICを使った電卓も多く、その後、1972年に自社で電卓の生産を開始し、TI-2500をリリースしています。
日本人のデザインチームにより、星条旗をイメージして作られたテキサスインスツルメンツの「TI-108」。秀逸なカラーリングで,アメリカ人の老若男女が無意識のうちに認識でき、1980年代半ばに開発されたにも関わらず現在でも販売されているロングセラー電卓です。
極力無駄を省いたデザインだとは思いますが、80年代を感じさせるレトロ感がかっこ良いですね。しっかりとした押し心地があり、片手に収まるサイズ感、オートオフ機能や太陽電池など機能性も良いようです。
大阪府堺市に本社を置く日本の電気メーカー「シャープ」。日立やパナソニックなどに並ぶ日本を代表する電気メーカーでしたが、経営悪化により、2016年に台湾の鴻海精密工業の子会社となっています。
日本で初めて電卓を開発したのはシャープであり、1964年3月に日本初の電子式卓上計算機「CS-10A」を開発しました。その後、1973年には世界初の液晶表示電卓「EL-805」、1974年には世界初の太陽電池式電卓「EL-8026」と電卓のパイオニアとして業界をリードしてきた歴史を持ち、現在でも豊富な種類をラインナップされています。
鏡面アルミパネルを採用して、高級感のあるデザインが特徴的なシャープの電卓「EL-VW31-NX」。光沢のあるアルミパネルはカッコよさがあり、落ち着いた雰囲気を持ち、ビジネスシーンでも使いやすいデザインを採用されています。カラーバリエーションが3つありますが、どれもシックでどこでも使えるデザインが魅力的です。
先に押したキーを離す前に、次のキーを押しても入力を受け付ける2キーロールオーバー機能つきの早打ちができ、税込み税抜きボタンなど、消費税の計算もボタン一つで対応できる便利な機能付き。手帳ケースが付属して、持ち運びに便利な手帳タイプとして使うことも可能です。
上下で色を使い分けたカラーデザインが特徴の電卓「 EL-760R-GX」。さまざまな組み合わせのツートンカラーのおしゃれなシリーズです。ラウンドデザインと、丸いボタンでかわいらしさのある外観が素敵ですね。
こちらも先に押したキーを離す前に、次のキーを押しても入力を受け付ける2キーロールオーバー機能付き。プラスチック製のキートップで打ちやすく、税込、税抜計算が簡単にできる税計算機能が付いているので、デザイン性がありながら、経理の仕事用にも使えそうな電卓です。
MILANは1918年にスペインにて創業された文房具メーカーです。創業当初は合成ゴム消しのメーカーとして活動されていましたが、現在では総合的なステーショナリーメーカーの人気ブランドとして展開。あまり多くのアイテムがあるわけではないですが、おしゃれなデザインが特徴的です。
消しゴムは現在でも人気があり、さまざまなものがありますが、電卓などもリリースしており、カラフルでおしゃれなデザインなものなどをラインナップされています。
スペインの老舗文房具メーカーミランの定番電卓がこちらの「No.151712」になります。必要最低限のボタンのみを搭載し、ボタンも大きくたたきやすく、お子様でも使いやすいタイプです。一桁削除ボタンなどもありますし、デザインも独特なポップさがおしゃれですね。
ソーラーバッテリーとボタン電池を併用したデュアルバッテリーを採用しており、また、8分間使用しないと自動で電気が切れるエコな仕様。液晶部分の角度調整はできないようです。
ブラウンはマックスブラウンにより、1921年にドイツにて創業された小型電気機器メーカーです。日本でも電気シェーバーで人気があるので、名前を知っている方も多いと思われます。
ただ、シェーバーの他にも時計やレコードプレイヤーなども製造されており、電卓は創業者の後を継いだ息子のエルヴィン・ブラウンの「簡素で邪魔にならない実用的な機器」といった方針に基づき、早くから製造されてきました。
シェーバーよりも長い歴史のあるアイテムで、ブラウンの電卓第一号はET11でオムロンのOEM製品となり、オリジナルは1976年発売されたET22。その後もコンスタントに新しい電卓をリリースされています。
ブラウンの名作といわれた電卓「ET66」を復刻した「BNE001BK」。ブラウン製品のデザイナーを手掛けて多くの名作を世に送りだしていたディーター・ラムスがデザインをしたおしゃれな電卓です。
使いやすいように配色されているボタンは革新的で、アップル社のジョナサン・アイブがI-phoneに内蔵された電卓に、ブラウンのデザインを採用されています。現代でも通用する優れたデザインとなっており、ケースもセットされて、そのケースをしたままでも使えるように、耐久性も考えられた機能性の高さも見逃せません。
1896年に設立し、ニュルンベルクに拠点を置くドイツの事務機器メーカー「TRIUMPH-ADLER(トライアンフアドラー)」。機械式タイプライターや計算機の製造から始まり、1960年代から1970年代にかけて、電卓や機械式計算機を製造されています。オフィス市場で地位を確立しており、事務機の製造・販売などのオフィス関連の事業を行い、現在はソフトウェアソリューションなど、ITを活用した業務効率化分野にシフトされています。
Olivettiの傘下になっていたこともあり、現在では日本の京セラ株式会社傘下の企業です。
ドイツ生まれの美しいフォルムをしたトライアンフアドラーの電卓「J1210」。反るような曲線的な形状をしたフォルムは美しさもあり、使いやすい実用性に優れたデザインです。大きめなサイズはデスクで仕様するように、重量も320gと電卓としては重くなっているので、強くたたいても動かない良さがあります。デイスプレイ部分も角度の調整が可能と、使いやすさは高いと思いますが、キーの配列が少し特殊といった口コミもありました。
1997年に計測機器の企業として設立されたドリテック。キッチンタイマー、スケール、温度計などのさまざまな計測機器メーカーとして有名ですが、近年では電気ケトルやコーヒーメーカーなどの分野にも展開されています。体温計や体重計などでも製品は見かけることが多く、非接触型体温計や血圧計、パルスオキシメータなどのメディカル分野でも影響力の高いメーカーとなっているようです。
計測するためのものはだいたい製品化されているため、もちろん電卓もラインナップ。電卓機能とタイマー機能が搭載されたモデルが多く、日常的に使うほかに医療関係で使用したり、機能性の高いものとなっています。
電卓機能の他にタイマーも付いたドリテックの「電卓タイマー」。タイマーを利用して、さまざまな場面で使うことが出いると思いますが、コンパクトで持ち運び安く片手で操作可能なので、点滴速度の計算管理など看護師さんには欠かせないアイテムとなっているようです。
もちろんその他の場面にも使え、バイブ機能が付いているので音を鳴らしたくない場所での勉強時などに使うのも良いのではないでしょうか。使いやすさを考えた電卓としては独特なデザインだと思いますが、コンパクトホワイトでおしゃれ感もあると思います。
Helix Oxford(ヘリックスオックスフォード)は、1887年に創業されたイギリスの文房具メーカーHelix社が展開する最上位のシリーズです。
イギリスの文房具ブランドの中でも最も成功している一つで、長い歴史があり、その伝統を守り続けているデザインのアイテムは、レトロ感が特徴的で魅力的があります。世界中で製品は愛用されていますが、電卓の種類は少なく、オックスフォードシリーズのソーラーバッテリータイプと、単3電池使用のベーシックのみ販売されています。どちらも味のある人気の電卓です。
ヘリックスの電卓はオックスフォードシリーズからリリースされている8ケタのソーラーバッテリーと、単3電池使用のベーシックな電卓となっています。
コンパクトでポケットに収まるサイズ感の電卓で、持ち運びするのに便利な仕様。サイズも子供に向いていると思いますし、ポップでおもちゃ感のあるデザインなども子供に好かれるアイテムになるのではないでしょうか。ソーラー電池ですが、単3電池のデュアルパワーなので、暗い場所でも使うことができます。
テンキーと同じ配列のデザインを採用し、日本グッドデザイン賞も受賞されている電卓「DENTEN」。通常は電卓として使え、BlueToothで接続してテンキーモードとして使うことも可能。切り替えや電源のON/OFFを行ってもBluetoothの接続情報は保持されるのも使い勝手がよさそうです。
テンキーと全く同じキー配列は斬新で、メカニカルキーを採用しているので、電卓とは思えない気持ち良い打感があります。
無印らしい真っ白でシンプルなデザインの電卓「KK-1154MS」。機能もデザインもシンプルなのは無印の魅力的な部分で、どこで使ってもシーンに馴染みやすい特徴の電卓です。
太陽光電池が付き、明るい時は太陽電池で稼働させ、普通のボタン電池と使い分けられる仕様なので機能的。また、高さを変えられるスタンドも備えているので、シンプルながらも使いやすいアイテムとなっており、大きさなども丁度良いと口コミも多く、日本人の手の大きさを考えられています。
大型から小型、税務機能付きなどのさまざまな種類の電卓をリリースされているpendancyのおしゃれなカラーリングの電卓です。
人間工学に基づいて作られており、液晶部分は15℃の角度が付き、ワイド設計などの使いやすい仕様となっています。ゲーム用のキーボードなどに採用されている、キー感知が独立したメカニカルキーボードのノック感を模しているということで、感知も早く、素早い計算を必要としている場面などで活躍してくれると思われます。
角度を付けるために少し反っているのが特徴的な、ブラックで超薄型なシックな電卓です。これだけ薄いなら持ち運びにも便利ですし、裏面には安定性のため底面にノンスリップシリコンを使用しているので、薄くて軽量ですが、しっかりとシリコンで固定されて使いやすさもあります。
ゴールドのカラーリングで高級感もありますね。ソーラー式となっており、ソーラーと電池二重電源搭載と記載があるので、デュアルパワーで電池の使用料も控えられるタイプだと思われます。
以上です。いかがでしたでしょうか。卓上に置いてデスクまわりのデザインを崩さないような、おしゃれで電卓を使って気分よく使っていきたいアイテムですね。参考にしていただけたらと思います。





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