物を測ったり直線を引くのに最適な定規は、学校や仕事で使うことも多い文房具の一つ。サイズや素材、形状などで種類が豊富ですし、さまざまなブランドやメーカーからも発売されていますので、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
ここでは男性向けのおしゃれでかっこいい定規に絞って、ブランド別にデザインの良い定規を紹介していこうと思います。
出典:photo-ac.com
定規で特にデザインに差が出る部分は目盛りではないでしょうか。一工夫ある目盛りですとおしゃれ感がでて、愛着も沸きお気に入りになるとおもいますが、ただ、あまりにおしゃれに拘るばかりに、読みにくいといったことがないように気を付けて選びたい所。やはり見やすさを重視することが大事になってくる部分だと思います。
また、目盛りはスペースなく左端から降られているものと、スペースがあって0から降られているものがありますが、人それぞれですがスペースがない方が使いやすい場合が多いです。
定規には主に直定規、三角定規、T定規といった形状の違いによる種類があります。直定規は製図やデザインを行う場合に使いやすく、三角定規は物を測る以外にも直角の線を引くといった使い方できるなど、それぞれにメリットがあります。
用途によって選ぶようにしたい所ですが、こちらの記事では一般的なまっすぐな直定規を中心に紹介していきたいと思います。
定規のサイズはさまざまですが、一般的に多いのが15、30、50cmになり、さらにその中でも特に多いのが30㎝になります。学校などでも30㎝定規は最も使われることが多く、多用途で使えるサイズだと思われますが、持ち運びを考えると筆箱に入りやすい15㎝などもおすすめ。
30㎝ほどの長さは必要ない場合は15㎝で常に筆箱ケースに入れて置くのも機能的だと思います。
定規の素材にはステンレス、アクリル、木製、アルミなどが多く使われており、特徴は後述しますが、好みはそれぞれにあると思います。
ステンレスは頑丈なかっこいよさがありますし、木製は暖かみがあり、アクリルは使いやすさもありモダン的です。自分が持っている文房具や机周りを考えて選びたいですね。
定規にはアクリル、ステンレス、アルミ、木製とさまざまないづれも伸縮のない素材が使われています。ここでは素材の特徴を見ていこうと思います。
アクリルの定規は透明のものがほとんどで、奥の文字や線が見えるため確認しながら使うことができ、大変使いやすいのが特徴です。
また、素材は軽量なので持ち運び安く、安く作れるために製品も多いです。定規に向いている素材と言えると思いますが、しかし耐久性が弱いために傷つき安く、熱にも弱いため変形してしまう恐れがあります。
ステンレスはとても強度が強いのが特徴なので、薄い作りの定規が多い傾向があります。カッティングに向いている定規と言えると思います。
耐久性があり、衝撃や熱にも強いので変形がおこりにくく長持ちさせることができ、金属としては鉄にクロムを加えて合金なので、比較的に錆にも強くなっています。
アルミもステンレスほどではありませんが強度はまずまずで、カッティングとして使ったりカッターを当てたりしても問題ない素材です。
デメリットとしては錆びやすいこともありますが、弾性があまりなく、アルミ定規は強度を上げるためにある程度厚みをつける傾向があるため、曲げるとひびや割れる恐れがあります。
木製の定規は定規としての強度を備え、木のぬくもりを感じられることが特徴です。金属製のものと比べれば軽量ですが、定規では強度をあげるために厚く作られているために軽量さは感じられないと思います。
デザインとしては長く使うことで、よりアンティーク調になります。
以上になりますが、ここからは実際にブランドの紹介と一緒に、おしゃれな定規を紹介していきたいと思います。
1935年にデザイナー・実業家・批評家など4人の若者により設立されたフィンランドのartek(アーテック)。アートとテクノロジーを合わせた社名は、1920年代に沸き起こった国際的なモダニズム運動から名づけられています。
フィンランドの建築家やデザイナーなどによる、コラボアイテムが多いのが特徴。モダンでおしゃれな家具や雑貨などがラインナップされています。
「アート(芸術)」と「テクノロジー(技術)」を掛け合わせた北欧ブランド「artek」の20㎝定規。フィンランドの自然素材であるバーチ材を用いた定規は、独特の風合いがある北欧デザインがおしゃれ。
建築や設計に役立つアイテムが豊富なアーテックですので、定規はもちろん、ほかにもメジャーなど人気製品をリリースしています。
九州を拠点に活動する文具メーカーのハイタイドは、多くの人気文具ブランドを展開されていますが、中でも「penco(ペンコ)」は特に人気のあるプロダクトです。
一本のアメリカ製のボールペンから着想を得て1999年にスタートしたブランドで、普段使いのカジュアルな文房具や雑貨をラインナップ。懐かしくアナログ感のあるデザインや、アメリカンでレトロなデザインを採用し、大変おしゃれな特徴を持ちます。
ハイタイドの人気シリーズペンコの定規。アメリカ雑貨のようなヴィンテージ感溢れるデザインがおしゃれですね。素材には天然素材のブナ材を使用。
裏面にはinch(インチ)など、海外で使うサイズ表記の換算表が描かれているように、機能性も高く、カラーバリエーションもブラック、レッド、ホワイト、イエロー、ミント、ネイビーと豊富。木製特有の手触りなどもよさそうです。
JR国立駅より徒歩20分の住宅街にある小さなお店。「つながる くらしと しごと」をテーマと、ただ文房具を販売するだけでなく、コミュニティスペースとしても活動されている「つくし文具」。1964年頃にスタートし、14年ほど間がありながら長男が後を継ぎ現在にいたります。
小さいお店なので商品数もそれほど多くはないようですが、文具好きが集まり、オリジナルのアイテムも製造し、ペンケースや定規などの人気アイテムをラインナップされています。
縦横どちらからでも見やすいつくし文具店の定規。末端から目盛りが始まっているので、便利に使うことができますが、それ以上にとにかくレトロ感あふれる目盛りがかわいらしい特徴の定規になっています。
ステンレス特殊鋼でエッチングした上に黒のクロムメッキが施されているため、目盛りも数字もくっきり。ステンレスの無機質イメージと、目盛りのかわいさが対照なデザインがよりおしゃれになっていると思います。
ドイツにて1877年に創業した老舗文具ブランド「BRUNNEN(ブルネン)」。紙製品を中心に多くのアイテムをリリースされており、7000点以上の製品を扱っているようですが、中でもピーナッツ型の消しゴムなどが人気。日本でもハイタイドなどの文具メーカーなどの多くに取り扱われています。
ドイツBRUNNENのフレキシブルルーラー。こちらもグニャりと曲がる軟質定規。折れる心配がないですし、カラーバリエーションも豊富でかわいらしい製品ですね。特殊な素材なので手触りを気持ちが良いようです。
普通の定規としての使い方の他に、やわらかく曲がる特性を生かして丸いものを測るのにも使えるのもポイント。サイズは15㎝~20㎝までラインナップされているようです。
デザインフィルの文具ブランドの「ミドリ」。1950年に便箋・封筒の生産からからスタートし、「暮らしに彩りを」をテーマに、使うことが楽しくなる美しい文房具をリリースされています。
カレンダー・メモ帳・ノートなどの紙文具が主力ですが、デザインの力を使い、一般的な筆記用具・ペンケースなどの文具、その他にも雑貨なども販売されています。1971年にリリースされた文具を入れるグルーピーケースが大ヒットし、近年では動物柄のゼムクリップ「ディークリップス」など、人気をアイテムをコンスタントにリリースされています。
真ん中の木材部分と、目盛り付近のアルミコントラストが美しくスタイリッシュな定規。木材部分は国産の竹を仕様しており質感も独特で良い雰囲気があり、アルミは丈夫な素材なので、刻印された目盛りはこすれで消えることがないメリットがあります。
目盛りは上下で1mm単位と0.5mm単位で分かれていてとても機能的。こちらの定規は黒と竹ですが、その他にもウォールナットやブナと組み合わせたさまざまなカラーバリエーションがあります。
カッターを使って紙を切る際に、おともとして使われることを想定して作られた定規。カッター刃に耐えられるようにアルミ製を採用し、裏面には滑らないように滑り止めエラストマーと、ネオジム磁石が埋め込まれたノンスリップ機構。滑らないノンスリップは線を引く際にも当然使いやすくなりますね。
デザインもモードなかっこよさがあり、裏面に磁石が内蔵されているため、金属製の物につけておけるのも嬉しい所です。
スライド式の目盛を使って、対象を挟むようにして球体などの立体物も正確に測ることができる定規。0.1mから計測可能。スライドが付いていない側には、通常の定規として使うことができる目盛りが付いています。
日曜大工などでも活躍できそうで機能性が高そうなうえにリーズナブルな価格もうれしい所です。
世界的な文房具メーカーとしての知名度をほこる「steadler(ステッドラー)」。1622年に鉛筆を発明し、その後代々鉛筆を製造してきましたが、1835年に創業者のヨハン・セバスチャン・ステッドラーの時代に、産業革命によってもたらせた鉛筆製造工場を設立したのが現在の世界的なブランドとなるきっかけとなりました。
ヨハン氏の祖先であるフリードリヒ氏が現在の鉛筆を発明されたといわれているように、とても深い歴史のあるブランドで、鉛筆で成功された後にも幅を広げ、多くのすぐれた文具をリリースされています。
ドイツの老舗文房具メーカーステッドラーの定規。
太めのボディで縦にも計測できるのが特徴。透明のアクリルなので、定規を被せたところも上から見えるのが便利です。製図などの本格的な使用にも可能ではないでしょうか。片方の定規にはステンレス製の保護材を使用していますので、変形や破損を防ぎやすくなっていますし、長くカッティングを行うことができます。
こちらも透明度の高いアクリルを使ったステッドラーの溝付き定規。溝がついている線の引きやすさがあり、油性ペンなどを使って線を引くと定規に色がついてしまいますが、溝のおかげでそういったアクシデントも回避できる実用性があります。また、3㎜厚のアクリルを使用していますので耐久性があるのも特徴。
ステッドラーのロゴがしっかりと描かれており、しっかりとしたブランドだと分かるのも良いですね。
木の魅力をプラスするようなアイテムをリリースされている+Lumber。おしゃれな木工品を数多くリリースしている「Hacoa」が展開されているブランドのようで、無機質な鉄やガラスなどの一部に木をプラスさせ、よりそのアイテムの魅力を引き出すプロジェクトのようです。
木材を使ったとてもシンプルで落ち着いた雰囲気のある大人な+LUMBERの定規。木製ブランドのハコアらしいアイテムとなっています。
目盛り部分にアルミを使用し、ボディに木材を使っています。木目がいい感じにおしゃれを演出しているようで、色、節など天然木の個性を楽しめるのではないかと思いますが、天然の木材のため、製品によって木目が一つ一つ違うので自分好みの木目ではないことも考慮しなくてはなりません。
ちなみに売上の一部が 世界の子ども達の植林活動に環境活動に役立てられているとのことです。
鄭秀和氏が率いるインテンショナリーズ(東京)と、スイスエアラインやバリーのデザインを担当した、タイラー・ブリュレ氏が率いるウィンクリエイティブ(ロンドン)のデザインチームが中心となり、日本の文具メーカー8社による統一ブランドとして発足したCDT(デザインワークステクノロジー)。ZEBRA,SUNWA,SUN-STARといった名だたる企業が参画されており、まずは美しく働く空間を創造し、多くのステイショナリーをリリースされています。
上質なアクリル樹脂で作られた厚さ3mmと分厚い定規。暑さがあるので耐久性があり頑丈だと思われます。クラフトデザインのロゴがとてもかっこよくアクリルに描かれていますが、クリスタルポリッシュ仕上げを施したエッジ部分が、透明なアクリルの美しさをより引き立ててくれているようです。
メモリはベーシックですが、左右どちらからでも読めるように考えて作られているところなどは機能的だと思います。
黒いシックなボディが特徴的なアルミ製の定規。ボディが黒いのでメモリが良く見えるのが良く、また紙が切れるように設計されていますが、定規で紙が切れると便利ですよね。
はじの部分にはロックパーツや丸メモリが付いていますが、実用性かは分かりません。ただデザインのよいアクセントになっているように思います。ほかにもブルー、シルバー、ピンクのカラーバリエーションがあります。
目盛りが特徴的でおしゃれなのですが、階段式のメモリになっていてとても見やすく、数値の読み間違いも少なくなる特徴の定規です。先端にはホールが設けられているので、どこかに設置して置けるので小さいながらも紛失を防げます。
またこちらは5㎝サイズですが、10㎝、15㎝とバリエーションがあります。
台湾のデザインチーム「TA+d」が2015年に立ち上げた筆記具ブランドからリリースされた、レターオープナーの他に定規としての機能も備えたアイテムです。
耐久性に優れたアルミ素材で作られていますが、無機質感を竹素材のナチュラル感でやわらぎ、暖かみのあるシンプルながらもエレガントなツールとなっています。竹と金属を組み合わせたシリーズの製品で、定規の他にもイヤホンスタンドやオーガナイザーなどがラインナップされています。
文字やメモリの視認性が高いレイメイ藤井の白黒定規。0,5.10と区切りが分かりやすくマーキングされているのですぐにメモリが分かり、すばやく長さを測れそうです。需要も高いのではないかと思いますが、デザインとしても白と黒のハイコントラスト美しい仕上がりです。
アングルゲージ、デバイス、ICリードピッチ表などのプリント基板設計が描かれた楽しい定規です。なにか実際にある製品の基盤を具現化しているといったわけではないので、デザインとして考えても良いのではないかと思います。裏と表で違うデザインの基盤がプリントされています。
機能性としてはミリ、インチの両方の寸法を測定でき、硬く、耐摩耗性に優れているといった特徴もあるようです。
ドラクエ関連の定規は多いのですが、こちらは物を測る以外に、スライムの形がくりぬかれており、綺麗にはぐれメタルやスライムを描くことも可能な定規です。厚みのないわずか0.3mmの薄さのなので、筆記するさいにもデスクの上でも邪魔にならずに使うことができるのではないでしょうか。これだけ薄ければノートなど挟んでしおりにもなると思います。
直線が引きやすいガイドスリットなども付き機能的ですが、長さが10cmまでしか測れず少し短いのかもしれません。
以上です。いかがでしたでしょうか。
おしゃれでかっこいい定規を見つけて、文房具のすてきなアイテムの一つとしたいですね。
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