資料などをひとつにまとめるのに便利なホッチキス。文房具の定番の1つで、小学生から社会人まで誰もが使う製品でもありますね。なのでさまざまなメーカーから、幼い子向けから社会人向けまで、またデザインもさまざま。
ここではそんなホッチキスをメーカー別に分けて、おしゃれな製品を紹介して行きたいと思います。ちなみにステープラーという言葉がでてきますが、ホッチキスを英語で言うとステープラーと言い、同じ意味の言葉です。
出典:photo-ac.com
ホッチキスは筆箱に入るコンパクトなものから、スタンダードなハンディタイプ、分厚い書類も1発で綴じられる大型までさまざまなサイズの大きさがあります。
だいたいコンパクトなタイプは一度に留められる枚数は10枚、スタンダードは20枚、それ以上は大型とサイズにより留められる枚数は決まっています。
ハンディタイプを買っておけば問題はないと思いますが、大量の資料を1発でまとめることは無いのに、大型を間違って購入すると邪魔なだけですし、コンパクなもので十分なのに、他にないから無理矢理大きなものを使っている姿は悲しいので大きさには気をつけたいですね。
一般的にホッチキスの形状と言えば誰もが想像するスタンダードタイプですが、その他にスティックタイプ、刃部分を口に見立ててキャラクターや動物などにしている面白い形状があります。
ほとんどはスタンダードかそれに近い形状をしています。スティックタイプは数は多くありませんが、モダンで非常におしゃれなデザインになっています。
ホッチキスはだいたいがステンレスとワンカラーで構成されていますが、中には透けて中が見えるクリアタイプや、ひとつの色ではなくカラフルな製品もあります。それはそれでおしゃれだと思いますが、あまり派手な色ではなく、白や黒など、シンプルなカラー構成で、他の文房具のカラーと合わせると統一感がでてよりおしゃれに見えるのではないかと思います。
最新のホッチキスには手で掴んで針を止めなくても、電動で自動に留めてくれるものや、針ではなく紙の一部を穴を開けて、曲げることで留めてくれるものなどがリリースされています。
電動なら力を入れなくても留めれるメリットがありますし、針がなければ危険がないメリットがあります。何でも新しいものが良いわけではないですが、メリットを考えて選びたいですね。
以上です。ここからはメーカー別に、おしゃれなホッチキスを紹介していきたいと思います。
デンマーク発のインテリアプロダクトブランドのHAY。2002年にRolf Hayにより設立され、現在では家具、ステーショナリー、インテリアアクセサリーなどライフスタイル全体をコーディネートするブランドに成長しています。
昔ながらのデンマーク風な北欧デザインを大事にしながらも、現代にフィットするスタイリッシュさが特徴。中でもステープラーはすっきりとしたシンプルなデザインで人気です。
HAYのanythingシリーズのホッチキス。anythingシリーズは建築物のようなステーショナリーをコンセプトに、ハサミやテープカッターなど幾つかの文房具がありますが、中でもホッチキスが人気のようです。
ホッチキスは著名なデザイナーのマイケル・ソドーによりデザインされ、レッドドット・アワードも受賞した美しい作りになっています。シンプルな中にも他にはないバランスの良さがあり、北欧風なおしゃれなアイテムとなっていると思います。
無印良品は良品計画が運営する「印の無い良い品」を意味し、衣服、生活雑貨、食品と幅広いアイテムを展開する人気ブランドです。
無印にはノーブランドの意味もあり、商品自体のデザインをシンプルにすることで、生産工程での手間を省き、コストを下げることに成功するとともに、時代にマッチしたシンプルさで、おしゃれな製品を作ることができました。
熱可塑性プラスチックの一種ポリカーボネートを使った無印のステープラー。ポリカーボネートには耐衝撃性や耐久性に優れた特徴があるので、見た目以上に頑丈なホッチキスになっていると思われます。
コンパクトな作りで、筆箱などに入れて持ち歩くのに便利な小ささですが、コピー用紙10枚をしっかりと留めることができる機能性があり、無駄のないシンプルさと価格の安さがある無印らしいアイテムです。
ドイツのシュツットガルトにて1871年に創業したLeitz(ライツ)。創業から150年以上になる老舗のステーショナリーブランドです。世界で初めてレバーアーチファイルを開発したことで知られ、その後、ファイル、パンチ、ホッチキスなど、日常のオフィス業務を効率化するための製品を幅広く展開されていきました。
日本の文房具業界の中ではあまりメジャーな存在ではないかもしれませんが、ドイツでは誰もが知るブランド力をほこります。
leitz(ライツ)の人気WOWシリーズのステープラー「55021001」。人間工学に基づいた構造で使いやすく、なめらかな曲線と、メタルのボディがかっこいいデザインのアイテムです。
こちらはブラックになりますが、カラーバリエーションは豊富。コンパクトなタイプとなっており、ボディ底には滑り止めが付く仕様、滑り止めの足は家具に跡がつかないやさしいホッチキスとなっています。
マックスは東京都中央区日本橋箱崎町に本社を構える上場企業ですが、その代表するアイテムが国内でトップシェアを誇るホッチキスです。
ハンディタイプを開発したのがマックスで、ホッチキスに関してはとても深い歴史があります。Vaimoシリーズやサクリシリーズなど多くのシリーズがあり、種類はさすがに多いですし、スタンダードのものからデザイン性の高いものまでラインナップされています。
大きなボタンがかわいいマックスのホッチキス。とても小さいので、ペンケースに入れて持ち運びが可能。ボタンを下にスライドすることでロックが外れ使用可になり、上にスライドすることでロックがかかり開かなくなる、安全に配慮した設計です。
ボタンも大きく力を入れやすく、小さいながら一度に10枚を閉じることができます。
衝撃に強いタフでおしゃれなギア系ホッチキス。ボディにソフトグリップやエラストマーカバー採用。くぼみが手にフィットしやすいように設計されており、持ち心地を追求されています。
ハンドルを180℃開き、針出口を直接押し当てる使い方も可能で、壁やコルクボードへの打ち込み、ポスター貼りなどのDIYに適したホッチキスです。
昭和40年代に「アーム筆入」や「スパイメモ」のヒット商品を送り出し、「象がふんでも壊れない!」で有名なサンスター文具。その後もアイデアやライセンス契約をしたキャラクターとのコラボアイテムなど、人気の文具をリリース。2009年3月1日にバンダイの出資を受けてバンダイナムコの子会社となっています。
スティック状のミニマムな文房具シリーズのサンスター文具のスティッキール。ハサミなどいろいろな種類がありますが、そのステープラーバージョンです。
ミニマルでありスティック状なので、ペンケースやペン立てにペンと同じように収納できるメリットがあります。外側にあるスイッチを押すことで綴じ部分を開き、使わない時はロックをしてスティック状にさせておきます。
イタリアのステーショナリーメーカーのBALMAが展開するブランドZenith。代表する製品のステープラー590は、革新的なデザインで90年代に欧州で大ヒット、何百万人のオフィスライフを変革したと言われ、日本仕様にバージョンアップされた591など、他にも他社にはないデザイン性の優れたステープラーがラインナップされています。
ヨーロッパで大ヒットしたZenithの590。カラフルなデザインが特徴的なバージョンのホッチキス。プライヤータイプという握るようにして使うグリップ式が日本のものとは違いますね。カラフルではないバージョンもあり、そちらの方がかっこいいかもしれませんが、特徴的なフォルムがこちらののカラフルなカラーにマッチしているように思いました。
何年使っても留めつづける耐久性が人気で、現代でもそれは失われてはいないようですが、市販の芯(10号)とはサイズが異なるらしく、付属の1000本を使わないといけないようです。
zenith590の日本仕様バージョンの591。日本で市販されている10合の針を使える仕様にしたバージョンのホッチキスです。その591をスタイリッシュなスケルトン状にしたのが当製品。内部の構造が見える透明仕様にしたので、よりおしゃれなデザインに見えます。
こちらも耐久性に優れグリップ式を採用。590と同じ仕様です。
オフィスに関連する家具や文具、事務用品などのメーカ「プラス」。国内と海外に工場をもち、物流センターをもつ運営する大手メーカーです。
居心地の良い空間と、独自色の強いスタイリッシュなデザイン性を持つオフィス家具では高い評価を得ていますが、文具でもそれは変わらず、ホッチキスはフラット、ピタヒットなどの人気でおしゃれなシリーズがラインナップされています。
ハリを使わないで留めることができるプラスの針なしホッチキス。一度に留められる枚数は少ないものの、それでもシュレッダーにそのままかけられますし、ハリで怪我する心配もないメリットがあります。
また、手のひらに収まるサイズで、プラスの独自仕様「パワーアシストメカニズム」で力を入れずに止めることが可能です。
小さくとてもかわいらしいフォルムをしたこちらのホッチキスは、1984年に発売した手のひらサイズの人気文具セット「チームデミ」のアイテムの一つ。さらに2020年に生まれかわったこちらのシリーズはさらに美しさも加えられています。
小さいながらも10号針を50本セットすることができ、一度に10枚閉じることが可能です。
楽に閉じることにこだわって作られたプラスのスラクヒット針付ホッチキス。20枚までも楽々閉じられる仕様で、先端は下からの力を受け止めやすいように広い作りとなっています。ディンプル(くぼみ)は押しやすさのためにつけられたものですが、デザインにも良い影響を与えているようです。
また、廃棄時のことも考えて金属と樹脂に分けて分解することができます。
株式会社Designphil のステーショナリーブランド「midori」。Designphilは他にもKNOX、PLOTTER、トラベラーズカンパニーなどのラインがありますが、MIDORIは1950年に立ち上げられ歴史もあり、人気もある代表的なシリーズのようです。
「暮らしに彩りを」をコンセプトにデザインの力で日常を豊かにする目標を掲げ、ミニマムでシンプルな文房具が特徴的、どれもおしゃれでホッチキスも人気の一つです。
コンパクトでペンケースに入れて持ち運べるMIDORIのホッチキス。使用頻度の高い人はデスクに置いておくと良いですが、ペンケースに入れて置き、必要な時だけ使う使い方の方には、とても小さいこちらのホッチキスが合っているかもしれません。小さくてもコピー用紙10枚を一度に留めれるパワーがあり、リムーバーが付き、便利に取り出してつかえそうです。
クラフトデザインテクノロジーは、2005年に設立された日本のステーショナリーブランドです。
日本の匠の技(クラフト)と、品質の素晴らしさや革新的な技術(テクノロジー)、そして(デザイン)を兼ね備えた文房具を世に出しませんか、と提案したAZZAMI氏によりプロデュースされたブランドです。鄭秀和、タイラー・ブリュレといった有名なデザイナーを迎え、製品は30国以上に広まっています。
パッと見で美しいフォルムをしているのが分かるクラフトデザインテクノロジーのホッチキス。直線の美しさをデザインに取り入れられ、いろいろな面で同じ角度で作られているのが他のホッチキスと違う所で、シャープでかっこいいデザインになっています。
また、立てておくことが出来、安定しているのでスペース的にも嬉しい設計ですね。
コクヨは文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売する会社ですが、ロングセラーのCampusノートを筆頭に主に文房具のコクヨとして知名度が高いですね。1905年に黒田表紙店として和式帳簿の表紙製造を行うことで創業し、1961年にコクヨへと社名が変更。「ひらめき はかどり ここちよさ」「コクヨのヨコク」などのキャッチコピーも有名です。
コクヨの大人気「ハリナックス」。穴があかない針なしステープラーで、圧着して閉じるタイプのホッチキスです。
「直線とじ」と「角とじ」で、書類の内容に合わせてとじ位置が邪魔にならないようにとじることができ、閉じた用紙を外したいときはペンなどで閉じ部をこするだけで外せることができます。
KOKUYO「MEシリーズ」のポータブルホッチキス。MEシリーズは魅せる、コーディネートするなど、「ACCESSORY」という価値を提供しているシリーズで、ライフアクセサリーとして個性的な自分になる文房具。
こちらのポータブルステープラーも畳んで収納できる便利さと、スタイリッシュさが溢れるホッチキスになっています。
綴じる部分を口に見立てて、動物をモチーフにしたホッチキスは多いです。面白かわいいデザインが多く、プレゼントにも喜ばれる製品になっていると思います。
イケメン「ハシピロウ」、癒し系「トゥーカン」のバードステープラー。くちばしをホッチキスに見立てた製品。普通の鳥ではなく、ハシピロウやトゥーカンという不思議系の鳥をモチーフにしているのが面白いですね。
プレゼントにも喜ばれそうですし、置物としても抜群の存在感です。
「みずべのいきもの」をモチーフにしたシリーズのホッチキス、ワニバージョン。コクヨの「HD-10NX」をベースとし、ワニのシリコンカバーをつけています。シリコンのさらさらの手触りも良い質感。かわいらしいホッチキスです。
ドラゴンを模したホッチキス。綴じ部分を刃に見立てて動物などの生き物を模したホッチキスは多いですが、その中でもドラゴンはかっこよく、可愛い動物などが多い中でも目立ちます。
360度回転してどの角度からでも使えるホッチキス。360℃回ることがどれだけ便利なのかは分かりませんが、おしゃれな仕様になっていますし、面白いアイデアの製品だと思います。カラーバリエーションもブラック、ピンク、ブルーなど豊富です。
ハイタイドが運営するアメリカン雑貨のような文具のペンコ。当ホッチキスもペンコらしいレトロ感がありますが、同じものが他のメーカーからもリリースされているのを見ると、OEM系の製品ですね。ただ、サビや傷に強いハンマートーン仕上げの、かわいらしい魅力的なホッチキスだと思います。
以上です。いかがでしたでしょうか。自分が使うのに適したサイズやデザインのものはみつかりましたでしょうか。使うのが楽しくなるようなホッチキスを見つけていただけたらと思います。
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