資料などをひとつにまとめるのに便利なホッチキス。文房具の定番の1つで、小学生から社会人まで誰もが使う製品でもありますね。なので多くのメーカーからリリースされ、小型のものから針なしなどモデルもさまざま。
ここではそんなホッチキスをメーカー別に分けて、おしゃれな製品を紹介して行きたいと思います。ちなみにステープラーという言葉がでてきますが、ホッチキスを英語で言うとステープラーと言い、同じ意味の言葉です。
ホッチキスは筆箱に入るコンパクトなものから、スタンダードなハンディタイプ、分厚い書類も1発で綴じられる大型までさまざまなサイズのものがあります。コンパクトなモデルは持ち運びに便利ですが、一度に止められる枚数は少なく、大型は一度に留められる枚数は多いですが、据え置きで場所を必要とするといったデメリットがあります。どのくらいの資料をまとめる必要があるのかで、大きさを決めるのも良いかもしれません。
だいたいコンパクトなタイプは一度に留められる枚数は10枚、スタンダードは20枚、それ以上は大型とサイズにより留められる枚数は決まっているので、参考にしていただければと思います。
一般的にホッチキスの形状と言えば誰もが想像するスタンダードタイプですが、その他にスティックタイプ、刃部分を口に見立ててキャラクターや動物などにしている面白い形状があります。
ほとんどはスタンダードかそれに近い形状をしており、中でもスティックタイプは数は多くありませんが、モダンで非常におしゃれなデザインになっているのでおすすめです。
ホッチキスの針には小型ホッチキスに使用される10号、中型・大型ホッチキスに使用される3号、その他11号、12号とさまざまなタイプのものがあります。
綴じる枚数に合わせて、適切なサイズの針を選ばなくてはなりませんが、ホッチキスによりどのサイズの針に対応しているのかが決まっていますので、購入したホッチキスが使いたい針に対応していないといったことがないように、しっかりと対応している針を確認したいです。
最新のホッチキスには手で掴んで針を止めなくても、電動で自動に留めてくれるものや、針ではなく紙の一部を穴を開けて、曲げることで留めてくれるものなどがリリースされています。
電動なら力を入れなくても留めれるメリットがありますし、針がなければ危険がないメリットがあります。何でも新しいものが良いわけではないですが、メリットを考えて選びたいですね。
以上です。ここからはメーカー別に、おしゃれなホッチキスを紹介していきたいと思います。
デンマーク発のインテリアプロダクトブランドのHAY。2002年にRolf Hayにより設立され、家具が中心ですが、ステーショナリー、インテリアアクセサリーなどライフスタイル全体をコーディネートするブランドとして、世界でも多くの方に愛されいます。
昔ながらのデンマーク風な北欧デザインを大事にしながらも、現代にフィットするスタイリッシュさを持ち、東京、大阪に直営店を構えるなど、日本での人気も高いです。ステープラーはすっきりとしたシンプルなデザインで人気があります。
HAYのanythingシリーズのホッチキス。anythingシリーズは建築物のようなステーショナリーをコンセプトに、ハサミやテープカッターなど幾つかの文房具がありますが、中でもホッチキスが人気のようです。
著名なデザイナーのマイケル・ソドーによりデザインされ、レッドドット・アワードも受賞した美しい作りになっており、シンプルな中にもバランスの良さがあり、北欧風のおしゃれなアイテムとなっています。
ホッチキスやタッカー(大型のホッチキス)で有名なスウェーデンに本社を置く文房具ブランド「Rapid(ラピッド)」。1936年に創業し、スイスのレックスル(Rexel)グループの一員となり、欧米のステープラー市場を凌駕した世界最大のステープラーメーカーの一つです。
人間工学に基づく設計や、デザインの美しさなどがあり、ステープラーは現在でも高い人気をほこります。
欧米で75年以上愛されているラピッドのロングセラーホッチキス「プライヤータイプ K1」。人間工学に基づいた設計により、握りやすく片手で楽に綴じることができ、ストレス無く作業することができます。
歴史を感じるレトロなデザインながら、シルバーのボディはインテリアにも馴染みやすく、モダン的でもある優れたデザインも魅力なのではないでしょうか。ただ、針がラピッドの専用のものを使わなくてはならないのは少しデメリットかもしれません。
マックスは東京都中央区日本橋箱崎町に本社を構える上場企業ですが、その代表するアイテムが国内でトップシェアを誇るホッチキスです。そもそもホッチキスというネーミングがマックスが製造・販売する製品の商標名に由来しており、それが一般に浸透したものになります。
ハンディタイプのホッチキスを開発し、ホッチキスに関してはとても深い歴史があり、長年にわたりホッチキスの開発・改良に力を注がれてきました。Vaimoシリーズやサクリシリーズなど多くのシリーズがあり、種類はさすがに多いですし、スタンダードのものからデザイン性の高いものまでラインナップされています。
アルミ素材を使ったフルメタル仕様のマックスのホッチキス「HD-10X/AL」。従来品のプラスチック製パーツをフルメタルに変更し、こちらはシルバーになりますが、ヴィンテージ感と重厚なかっこよさがあるデザインとなっています。
耐久性も高いでしょうし、愛着を持って長く使うことができるかもしれませんね。質感を追求した紙箱を採用していたり、細部にまでこだわっているようです。
少ない力で軽く綴じられることができるマックスの人気ホッチキスシリーズ「バイモ」。特殊なレバー機構を採用し、少ない力で最大40枚を一気に綴じることが可能で、こちらはさらに進化した新設計バイモ11になります。
持ち上げたときにわかる軽量化を実現。手のひらがフィットする形状で、手にやさしく疲れにくいなど、新設計にてより使いやすいモデルとなりました。落ち着いたカラーとマットな質感でデザイン性も高くなっています。
衝撃に強いタフでおしゃれなギア系ホッチキス「HD-10GK/CG」。ボディにソフトグリップやエラストマーカバー採用して耐久性が高く、アウトドアやDIYにもおすすめなホッチキスです。無骨なデザインも男性向けのおしゃれさがありますね。
ハンドルを180℃開き、針出口を直接押し当てる使い方も可能で、壁やコルクボードへの打ち込み、ポスター貼りなどのDIYにも対応。くぼみが手にフィットしやすいように設計されているなど、持ち心地などの使いやすさも追求されています。
イタリアのステーショナリーメーカーのBALMAが展開するブランドZenith。代表する製品のプライヤー型のステープラー590は、革新的なデザインで90年代に欧州で大ヒットした代表的なアイテムです。
何百万人のオフィスライフを変革したと言われ、日本仕様にバージョンアップされた591など、他にも他社にはないデザイン性の優れたステープラーがラインナップされています。
ホッチキスの他、高品質なステーショナリーの代名詞として、世界中の文具愛好家から支持されているブランドです。
ヨーロッパで大ヒットした「Zenith590」。中でもこちらは、カラフルなデザインが特徴的なバージョンのホッチキスになります。プライヤータイプという握るようにして使うグリップ式が特徴です。カラフルではないバージョンもあり、そちらの方がかっこいいかもしれませんが、特徴的なフォルムがこちらののカラフルなカラーにマッチしているように思いました。
何年使っても留めつづける耐久性がある所など高い質を備えていますが、市販の芯(10号)とはサイズが異なり、zenith独自の芯を使わないといった所は少し残念かもしれませんね。
zenith590の日本仕様バージョンの591。日本で市販されている10合の針を使える仕様にしたバージョンのホッチキスです。その591をスタイリッシュなスケルトン状にしたのがこちらの当製品になります。
内部の構造が見える透明デザインは、よりおしゃれで、こちらも耐久性に優れグリップ式を採用した590と同じ仕様。10号針で手軽に使え、プライヤー型が好きな人は検討したいアイテムだと思います。
アメリカンヴィンテージ風のデザインを取り入れた文房具が人気の「Penco(ペンコ)」。文具・雑貨メーカーのハイタイドが展開する筆記具を中心としたブランドで、Pencoとは「pen company(ペン・カンパニー)」の略であり、もともとは1本のペンから始まりました。
現在ではクリップボードや、ツールボックスなどの多くの文房具をラインナップし、どれもレトロ感のあるデザインに魅力があり、特に文房具好きの人たちから人気が高いブランドとなっています。
ペンコらしいレトロ感があるホッチキス「DP178」。動物の横顔のようなかわいらしいデザインを採用したプライヤー型のホッチキスです。サビや傷に強いハンマートーン仕上げが高級感があり、替芯は一般的な市販のNo.10サイズを使うことができます。
中国の浙江省寧波市にて1981年に創業した文具メーカーの「Deli(デリ)」。高品質ながら価格が手頃で、学生からビジネスパーソンまで幅広く利用されています。
中国国内では文房具・オフィス用品業界で最大規模のメーカーの一つであり、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなど、100か国以上にて販売されている世界でも有数の文具メーカーです。
日本でのブランド力はそこまで高くはありませんが、低価格を武器に少しづつ知名度も広まってきています。
直径63mmのコンパクトなdeliの「Miniホッチキス」。小さいながらも最大20枚のホッチキスができるパワーも備えたタイプで、さらに、指一本のプレスでも12枚を閉じることができる、省力タイプの他にはない珍しいホッチキスです。使いやすさがありますし、丸みのあるデザインもかわいらしくて魅力的ですね。
また、スリップ防止のために底には滑りにくいゴム製の台座となっており、使用中もホッチキスを机の上に置いておくことができます。
ホチキスと針取り器が合体しているdeliのホッチキス「フラットかるヒット」。ボタンを押し、ローディングチャンバーを取り出して針を入れるスタイリッシュな仕様のホッチキスです。
マットな質感もおしゃれで、ステープル残量インジケーターや、底にはPET滑り止めなど、使いやすさにもしっかりとこだわっています。
株式会社Designphil のステーショナリーブランド「midori」。Designphilは他にもKNOX、PLOTTER、トラベラーズカンパニーなどのラインがありますが、MIDORIは1950年に立ち上げられ歴史もあり、人気もある代表的なシリーズです。
便箋の製造からスタートし、ノート、付箋、筆記具、雑貨など、幅広いステーショナリー製品を展開。「暮らしに彩りを」をコンセプトに、デザインの力で日常を豊かにする目標を掲げ、ミニマムでシンプルな文房具をリリースされてきました。製品はどれもおしゃれでホッチキスも人気の一つです。
コンパクトでペンケースに入れて持ち運べるMIDORIのコンパクトホッチキス。世界最小クラスの機能性と携帯性を追求したステーショナリーシリーズ/XSのアイテムになります。
小さくてもコピー用紙10枚を一度に留めれるパワーがあり、リムーバーが付き。ペンケースに入れ、必要な時だけ使うといった場合に向いており、便利に取り出してつかえそうです。
無印良品は良品計画が運営する「印の無い良い品」を意味し、衣服、生活雑貨、食品と幅広いアイテムを展開する日本の人気ブランドです。
無印にはノーブランドの意味もあり、商品自体のデザインをシンプルにすることで、生産工程での手間を省き、コストを下げることに成功するとともに、時代にマッチしたシンプルさで、おしゃれな製品を作ることができました。国内には600店舗、海外には700店舗と、国内だけではなく、海外からも多くの方に愛されているのも特徴です。
熱可塑性プラスチックの一種ポリカーボネートを使った無印のステープラー。ポリカーボネートには耐衝撃性や耐久性に優れた特徴があるので、見た目以上に頑丈なホッチキスになっていると思われます。
コンパクトな作りで、筆箱などに入れて持ち歩くのに便利な小ささですが、コピー用紙10枚をしっかりと留めることができる機能性があり、無駄のないシンプルさと価格の安さがある無印らしいアイテムです。
内部が透けているシースルーデザインを採用した無印の「軽く止められるステープラー」。名前の通り楽に軽い力でとめられる、女性にも使いやすいステープラーです。針は100本収納することが可能で、どこにでも馴染みやすそうな点などは無印らしさがあります。
形状や仕様など、コクヨのパワーラッチキスなどがベースになっているのかもしれません。
コクヨは文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売する会社ですが、ロングセラーのCampusノートを筆頭に、主に文房具のコクヨとして知名度が高いブランドですね。
1905年に黒田表紙店として和式帳簿の表紙製造を行うことで創業し、1961年にコクヨへと社名を変更。「ひらめき はかどり ここちよさ」「コクヨのヨコク」などのキャッチコピーも有名です。
手のひらにしっかりと収まるサイズ感で綴じやすく、軽とじ機構搭載で、32枚もの書類を軽くとじることができるコクヨのホッチキス「パワーラッチキス 」。コクヨが使用している再生ABS樹脂R-ABSをボディに使用しており、質感もおしゃれなデザインです。
また、とじた針足が平らになるフラットクリンチ機構で、とじた書類を重ねてもかさばりません。10号針も100装填可能です。
コンパクトながらも10枚を綴じることができる、KOKUYO「MEシリーズ」のポータブルホッチキス。MEシリーズは魅せる、コーディネートするなど、「ACCESSORY」という価値を提供しているシリーズで、ライフアクセサリーとして個性的な自分になる文房具です。
こちらのポータブルステープラーも畳んで収納できる便利さと、スタイリッシュさが溢れるホッチキスになっています。
ドイツのシュツットガルトにて1871年に創業したLeitz(ライツ)。創業から150年以上になる老舗のステーショナリーブランドです。世界で初めてレバーアーチファイルを開発したことで知られ、その後、ファイル、パンチ、ホッチキスなど、日常のオフィス業務を効率化するための製品を幅広く展開されていきました。
日本の文房具業界の中ではあまりメジャーな存在ではないかもしれませんが、ドイツでは誰もが知るブランド力をほこります。
leitz(ライツ)の人気WOWシリーズのステープラー「55021001」。人間工学に基づいた構造で使いやすく、なめらかな曲線と、メタルのボディがかっこいいデザインのアイテムです。
こちらはブラックになりますが、カラーバリエーションは豊富。コンパクトなタイプとなっており、ボディ底には滑り止めが付く仕様で、滑り止めの足は家具に跡がつかないやさしいホッチキスとなっています。
中の金属部分が見えるユニークな透明なホッチキスです。ボディが透明となっている製品はレトロ感があり、よりおしゃれなアイテムに見えますね。
一般的なサイズのホッチキスが適合する、12号針を採用しているので使いやすく、底部には透明なシリコン滑り止めついており、ワンタッチオープン方式で簡単に操作かできる仕様となっています。
ふだんから暮らしに無垢のインテリア雑貨を。をコンセプトに資源再利用の観点から家具の端材を利用した木製小物ブランド「Latree」のアイテムとなります。
木製のステープラーはナチュラルな美しさがあり、無機質となったデスク上も、無垢材のぬくもりで癒してくれるのではないでしょうか。木製ボディのホッチキスは他にもありますが、こちらの「PL1DEN-0230102-WNOL」は、オイル仕上げで木の美しさを失わずに、おしゃれなステープラーとなっています。
スティック状のミニマムな文房具シリーズのサンスター文具のスティッキール。ハサミなどいろいろな種類がありますが、そのステープラーバージョンです。
ミニマルでありスティック状なので、ペンケースやペン立てにペンと同じように収納できるメリットがあります。外側にあるスイッチを押すことで綴じ部分を開き、使わない時はロックをしてスティック状にさせておきます。
イケメン「ハシピロウ」、癒し系「トゥーカン」のバードステープラー。くちばしをホッチキスに見立てた製品。普通の鳥ではなく、ハシピロウやトゥーカンという不思議系の鳥をモチーフにしているのが面白いですね。
プレゼントにも喜ばれそうですし、置物としても抜群の存在感です。
リヒトラブのかわいらしいコンパクトなホッチキス「M20-0」。折り畳み式でボタンを押してハンドルを閉じ、ハンドルを開くとホッチキスとして使用が可能です。
幅21×奥行67と最小クラスのコンパクトさを誇り、しっかりと折りたたんで安全にどこにでも持ち運んで使うことができるホッチキスとなっています。
以上です。いかがでしたでしょうか。自分が使うのに適したサイズやデザインのものはみつかりましたでしょうか。使うのが楽しくなるようなホッチキスを見つけていただけたらと思います。
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