伸びた爪を切るのに便利な爪切り。どの家庭も一つは持っていると思われますが、刃の種類や形状、デザインなどいろいろな製品がありますので、ここでは参考になるように、クリップ、ニッパー、電動、ハサミの種類に分けて、おしゃれでかっこいい爪切りを紹介していこうと思います。
爪切りは、主に刃物に関する製品を製造開発しているメーカーがリリースされており、専用のブランドはあまり見られません。その中でも人気のある爪切りのブランドとしては、貝印が展開する刃物シリーズ関孫六、ニッパー型の刃物製品に特化しているSUWADA、グリーンベルの匠の技などがあります。
また、ドイツのゾーリンゲンは13世紀から刀の製造を行ってきた歴史があり刃物の町として知られていますが、日本の燕三条と同じように、こういった地で作られた爪切りはそれだけでブランドとなります。
やはり刃物を専用に扱ってきたメーカーや、そのメーカーが展開するブランドの爪切りは信頼性があり、人気も高くなっているようです。そういったブランドをそれぞれを詳しく見ていきたいと思います。
爪切りは最もよく使われるクリップタイプの他、ニッパータイプ、電動タイプ、ハサミタイプなどがあります。それぞれの詳しい特徴は後述いたしますが、てこの原理で簡単に切れ、切った爪も飛び散らないなどの便利さがあるクリップタイプがおすすめ。
子供の爪を切る場合や、特殊な爪を切るといった用途がない場合はクリップタイプを選ぶのがおそらく間違いはないように思います。
一般的な爪切りはクリップタイプが多いのでこちらを使う場合が多いと思いますが、クリップタイプで爪を切る際には約26kgの負荷が爪にかかると言われています。小学生の1年生くらいの体重と同じなので実はかなりの負荷がかかっています。
しかし、クリップタイプの爪切りの刃にはカーブ刃、直線刃、アーチ刃、凸刃のようにさまざまな種類のものがあり、自分の爪の巻きの具合から選ぶことで爪の負荷を軽減できます。
どんな人でもサイドは巻きが強くなっていますので、少しずつ切るのがおすすめ。それでも巻きが強い人は直線刃タイプで少しずつ、普通の人はカーブ刃と直線刃をセットで使うと良いようです。ちなみに爪は乾燥しているときは割れやすくなっているので、お風呂あがりなどで湿っているときは安全に切ることができます。
爪切りは和風、北欧、洋風といったデザインの違いはないですが、形に大きな違いがあるので、形状の違いでおしゃれやそうでもないといった好みが分かれる思います。
ただ、ユニバーサルデザインの爪切りなどのように、反り返って特徴的な形状がおしゃれに見えても、これは屈まずに切れる機能性があるためで、デザインだけでなくしっかりと機能性も見た方が自分に合った間違いのないものを選べると思います。
以上です。ここからはおしゃれな爪切りをブランド別やタイプ別に分けて紹介していきたいと思います。
鎌倉時代に刀の鍛冶を行う地として栄えた関市は、多くの名人である刀匠を生み出した地でもあります。中でも2代目「孫六兼元」は関の孫六として多くの人に知られ語り継がれてきた刀匠。「折れず、曲がらず、よく切れる」といった特徴を持ち、貝印はその特徴を受け継ぎ、最新のテクノロジーを合わせ、ブランドとしての関孫六を立ち上げました。
主に包丁のブランドとして認知されており、多くの切れ味鋭い包丁がリリースされており評価も高いです。もちろん爪切りも同じように切れ味が良いようです。
こちらは貝印が運営する刃物のブランド「関孫六」シリーズ爪切りです。マットなブラックと和風ロゴが特徴的なデザイン。1000円以内の価格も安い製品なのですが、高級感のあるデザインとなっている点は良いですね。
ダイヤル式で刃先が360度回転、さまざまな角度で爪をきることができるので、自分の楽な姿勢をとることができて便利。刃が飛び散らないストッパーが付き、裏側にはヤスリもついていうようにとても機能的なアイテムとなっています。
刃と刃を合わせて切るニッパー型刃物の製造に特化したSUWADA。ニッパーの前身である「喰切(くいきり)」を製造することで1926年に創業した刃物の老舗ブランドです。
1950年に製造を開始した爪切りを主力製品としていますが、現在でも材料選びから仕上げまで職人の手仕上げによって作られ、刃物本来の切るということを追求されています。
ニッパー型の爪切りの他、ネイリスト用のキューティクルニッパー、盆栽用などあらゆるニッパーがあり、そのほか、キッチンツールやダイニングウェアなどもリリースされています。
SUWADAのニッパータイプの爪切り「Classic」。SUWADAは素材にこだわり、切る機能を追求してきた企業で、創業当時から養ってきた技術を使い、職人の手により製品は仕上げられています。
多くの種類がありますが、Classicはハイカーボンステンレス鋼を素材として使っているのが特徴で、切る機能はもちろん、強度が高く錆にも強い爪切りになっています。画像では分かりにくいですが表面には優美なヘアラインが施され、つや消しの塗膜のサテンフィッシュ仕上げで汚れにも強くなっています。
ヘンケルスは1731年にドイツ・ゾーリンゲンにて創業された刃物の老舗ブランドです。もともとはZWILLING(ツヴィリング)というブランドが先で、ヘンケルスは後から作られたブランドですが、現在ではZWILLING(ツヴィリング)・ヘンケルスと社名にもなっています。
13世紀から刀剣の製造が行われ、刃物の町として名をはせた地ににて創業され、世界的な刃物ブランドへと成長されていますが、刃物だけにとどまらずに現在ではボトルなど幅広く展開されているようです。
世界的にも刃物ブランドとして有名なツヴィリング J.A. ヘンケルスのヘンケルス。包丁など家庭器具はもちろん、爪切りもリリースされています。
こちらはニッケルメッキを使用して、モダンなデザインに生まれ変わったネイルクリップ。刃物ブランドらしい切れ味するどいステンレス刃を使用した爪切りです。丸みのある作りは刃物でありながらやさしい雰囲気で、切れ味も軽い力で切ることが出来、なめらかな断面に仕上げてくれるようです。
「匠の枝」は岐阜県関市にある刃物メーカー「グリーンベル」のブランドです。刃物の町として知られる関市にて創業され、関の鍛冶技術を活用してつめきりを製造されています。
つめきり・ニッパーなどの他、ケア関連のアイテムなども豊富。ブランドの一つである匠の枝は、職人に手により作られているのが特徴で、強度のあるステンレス刃物鋼を使用。匠の技最高級天然煤竹(すすたけ)耳かきは特に人気のあるアイテムで、評価も高いです。
刃先がとても鋭利なニッパー爪切り。丸いデザインと鋭利な刃先がスタイリッシュです。鋭利な刃先は細かい部分的に切ることができそうで便利ですね。
熟練の職人により、高硬度焼入れと二度刃付け技術で作れた爪切りは、鋭利性と耐久性に優れた製品になっています。
また、中央にある特徴的なねじれコイルですが、5万回の耐久テストに合格している耐久性に優れたコイルで、柔軟性にも優れており長時間使っても疲れない仕様とのことです。
ルビス社はスイスの精密ピンセット専業メーカーです。材料選びから完成まで職人の手作業により仕上げられるツィーザーは質が高く、先端形状が毛根を切断することなくしっかりと面で掴める特徴があり、時計産業が盛んなスイスに置いて、古くからロレックスを始めとするスイス高級時計の制作に使われてきた歴史があります。
エステ・ビューティーの分野でも確固たる地位を築き、毛抜きやメイクアップでルビス社のツィーザーを使用する方も多いです。扱うアイテムはツィーザーだけですが、他にハサミが少しだけあります。
美容関連で高い技術力を要し有名なスイスのルビス社製ですが、こちらの小バサミはクラシックでルビス社のスタンダードモデルとなっているアイテムです。ハンドルが特徴的でおしゃれな足の爪切りバサミです。
半円を捻った全体のフォルムと、綺麗にラウンドされた指抜きが特徴的。丸みを帯び、カーブした刃先は巻き爪にも対応でき、精巧なルビス社のハサミなので固い爪もきれいにきれるようです。
Feather(フェザー)は1932年(昭和7年)に岐阜県関市にて、日本の企業では初の安全剃刀の製造を開始し創業。剃刀やヒゲソリのみならず、理容・美容業界、さらにメディカル分野や産業用など、さまざまな分野に刃物関連の製品を提供し信頼を得て、活躍できる場を広げています。
特徴としては、生産から出荷まですべてを日本の工場内で管理し、精密な製品を作ることができること。ちなみにKAIで有名な貝印は、フェザー安全剃刀の創業者である遠藤斉治郎の息子が創立したカミソリメーカーです。
FEATHER(フェザー)・プリエシリーズの足用爪切りカーブ刃です。プリエシリーズは理美容製品のブランドで、機能性にも拘ったハサミ、爪切りなどをラインナップされています。
こちらの爪切りは女性に多い巻ヅメにも対応したカーブ状刃先。斜めの刃はカットのしやすさを追求して精密に設計され、独特で実際に使うとアーチとなったハードなサイドの爪も美しく仕上げることができます。
爪の飛散防止用のキーパーもピンクでかわいらしく、取り外しもしやすいので機能的に使えると思われます。
最も一般的で、多くの人が爪切りと言えばこのタイプを思い浮かべると思います。扱いやすく、デザインもさまざまなものがあり一番豊富、また切った爪が飛び散らずに内部に収まる機能性もあり人気も高いです。
しかしテコの原理を使い、形状を無視してとても強い力がかかるので、負担となって爪が割れたりダメージを受ける可能性があります。
kershaw(カーショウ)は1973年にアメリカで創業したポケットナイフのトップブランド。そんなカーショウがMIMU(ミム)という精巧な金属加工法を駆使して作られた爪切りは、独特のラインが美しいのが特徴でおしゃれ作り。
この湾曲したラインは足の爪も屈まずに切れる機能性があり、お腹の大きな人や、腰が悪い人に特に重宝されるような作りになっています。
米国カリフォルニア州の「Steinder」は、スタイリッシュなネイルケアグッズやフットケアグッズを展開しているブランドです。
当品はプレミアムグレードのステンレススチールを使用した見るからに頑丈そうなかっこいい爪切り。ヘッド部分が360度回転しどの角度からでも切ることができ、また形状に合わせた刃を持ち大変機能的です。
スポーツカーにインスパイアされたという流線デザインがおしゃれな爪切りです。昆虫っぽさも少しあるような気がしますね。
厚い爪にも対応できるために、刃部が大きく開く設計。ハンドル部分も大きい作りなので、テコの原理を最大限に生かして少ない力で切ることができます。素材には厳選されたステンレス鋼が使用されているとのことですので、切れ味も良いようです。
ドイツ・ゾーリンゲンのAXIONブランドの爪切りは、折りたたみ式の携帯型。厚みは僅か6ミリにもなり、ポケットや財布に入るサイズ感は、持ち運びに便利なで機能性、コンパクトタイプなスタイリッシュなデザインです。
新たに開発された新技術が搭載され、切れ味も抜群のようで、持ち運ぶ際に便利な本革のケースも付属されているのもポイントです。
工具のニッパーと同じような形状をしている爪切り。自分の爪の形状に合わせて少しづつ切ることもできるので、切り方により負担を軽減できます。刃も鋭利で切れ味も鋭い製品が多く、巻きや硬い爪などを切るのにも向いていますね。
しかし、ニッパーを使いなれてる人は少ないと思いますので、慣れるまで使いにくく、また、切った爪を収納できないので、気にしながらきらないといけないデメリットもあります。
プロテアの総販売数27,000個突破した人気ニッパー式爪切り。大きなハンドルが独特で重厚感のある作りがおしゃれですね。
刃先は特殊なカーブ形状をしており、軽量で握りやすいソフトグリップを合わせて、切りたい部分を狙ってきることができるので、巻きや固く厚い爪などを切るのに適しています。また真ん中にあるスプリングコイルが握りを補助してくれ、軽い力でも切れる設計です。
オーソドックスなストレート刃で自由度の高い切り方ができるニッパー式。ニッパー中央にはダブルリーフスプリングを採用。切りやすさと爪に衝撃を与えない、軽い力で使える構造になっています。
使うたびに左右のバネを合わせる必要があることや、決して安くはない価格設定ですが、切れ味は高い評価があり、バネはデザイン的にもおしゃれに見えますね。
電動タイプは内部のモーターにより刃を回転させて爪を切る製品です。挟んで切ることなく、削るようにして切っていきます。肌が直接触れないような設計なので安全ですし、切った爪もしっかりと内部に収まりますので安全な上に大変便利です。
切るというよりも削るといったタイプなので、あまり長い爪をきるためのものでもないですね。削るのに大変時間がかかりますし、うまく削れない製品もあり、数も少ないです。
テレビショッピングでおなじみ『ダイレクトテレショップ』で紹介された電動爪切りNケア。年齢関係なく使える馴染みやすいデザインの爪切りです。
使い方は電気の力で伸びた爪を切るのではなく、爪を削るようにして使います。なので、爪をきれいに整えたり、爪が弱くなったお年寄りの型に使うのに向いているアイテムです。
収納袋やクリーニングブラシなどが付属しますが、その他にも角質ローラーパーツが付属し、本体に装着して使うことでガサガサとなったかかとの角質もなめらかにしてくれます。
ハサミタイプはその名の通りハサミになっている爪切りで、先端が丸くなって鋭利ではないものが多いです。中には鋭い先端のハサミもありますが、厚い爪を切るのには向かずに、小さく薄いつめを切るのに向いています。赤ちゃんや小さい子の爪を切るのに最適だと思われます。
製品も多く、鼻毛やムダ毛の処理に使いやすいタイプもラインナップされています。
1906年にドイツ・ゾリンゲンで創業された刃物メーカーのドボ社製のハサミタイプの爪切り。先端は鋭利でですが、全体を丸みのある作りにして全長9cmとコンパクトでかわいらしいハサミです。手軽に使え、伸びた爪を切るよりも手揃えるのに良いと思います。
ステンレスは艶消しのサテン仕上げ。刃は真っすぐではなく、とても薄く歯状波刃というギザギザを施して、滑りにくい工夫もされています。
高品質素材を採用し、最高基準で作られているというイタリア製のネイルシザー。見た目もシンプルで美しいですが、人間工学に基づいてた使いやすいデザインを採用し、小さな手の人も大きな手の人にも使えるようになっています。
常に完璧なカットができるよう刃にはカーブを付けられており、ギザギザになった爪のエッジも数秒でカット。刃物の町として知られるドイツのゾーリンゲンで刃付けや磨き加工を行っているので、刃の質には問題ないようです。
以上です。おしゃれでかっこいい爪切りを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。出しっぱなしにしていてもインテリアの一部になるような、素敵な爪切りを見つけていただけたらと思います。
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