印鑑やシャチハタを買い、どうせならかっこいいケースも買おうかなという方もいるのではないでしょうか。ただ、印鑑ケースにはレザー、木製、革など素材の種類も豊富ですし、ブランドなどで迷うこともあります。
なのでここでは参考になるように、おしゃれでかっこいい印鑑ケースを、ブランドやタイプ別に分けて紹介していこうと思います。
また、印鑑には丸寸胴、丸天丸といったいろいろな形状のものがあります。丸寸胴は印鑑の部分が丸く、持ち手がまっすぐな形状で、丸天は持ち手部分が歪んだ形状です。ここでは一番オーソドックスな、印鑑と言ったら一番イメージするであろう丸寸胴のものを対象にしていきたいと思います。
おしゃれな印鑑ケースを見ていく前に、買った後にがっかりすることがないようにいくつか注意点をみていきたいと思います。印鑑にはいろいろなサイズの物があるので、ケースのサイズが合わないといったことや、その他にも朱肉がついていなかったといったことがあるので、事前にチェックしておきましょう。
印鑑の長さは通常は60mmが主流ですが、直径(横幅)は主に18cm,16.5cm,15cm,13.5cm,12cm,10.5cmと、さまざまな太さがあるので注意が必要です。この長さや直径がケースのサイズとマッチしていないと、ケース内部で印鑑が動いてしまいます。ケースのタイプにもよりますが、丸寸胴専用の印鑑ケース場合などではサイズがマッチしていないと破損に繋がってしまいますので、気を付けたい所です。
印鑑ケース内には朱肉のあるものとない物があります。ついているなら別途、朱肉を持つ必要もないので便利です。しかし付属品であるため、独立している朱肉よりも耐久性は低くなっています。そのためあまり持ち歩いていると朱肉部分が取れてしまうことがあります。しかし、朱肉がないケースよりもあるケースの方が便利ですよね。
寸胴タイプ、ジッパー式、ボタン式、がま口、箱型、キーホルダー付きなどのとても多くの種類があります。持ち歩く場合などにはしっかりと閉まるタイプのものが合い、机の中に入れておく場合などは箱型でよいのではないでしょうか。持ち歩くのか置いておくのかにより、タイプを決めるのが良いと思います。
印鑑ケースには高級ラグジュアリーなブランドの製品はなく、カジュアルなブランドが多い印象です。文具のハイタイド、木製品のハコアなどの人気ブランドも印鑑ケースをラインナップされていますので、ブランドで選ぶのも良いのですが、自分の持っている印鑑とサイズやデザインが合うものを選ぶのが大切に思います。
以上です。ここからはブランドとタイプに分けて、男性向けのおしゃれな印鑑ケースを紹介していきます。
九州の福岡を拠点に活動する文具ブランド「HIGHTIDE(ハイタイド)」。1994年6月に設立されました。文具好きの人達の間では知らない人はいないほど浸透しているブランドです。
「大人を夢中にさせる」「常に飽きさせない」といったことをプロダクトに組み込んでおり、多くの人気文具シリーズを展開されており、アメリカンレトロな「PENCO」、昭和レトロな「ニューレトロ」などデザイン性に優れたアイテムが特徴です。ステーショナリーの他にインテリア雑貨なども扱っています。
最大直径25mmの印鑑、また、3つの印鑑シャチハタをも収納できる、わりとゆったりとしたハイタイドの印鑑ケース。ハイタイドは福岡を拠点にする文具・雑貨メーカー。ペンコなどの多くのブランドを手掛けている人気メーカーです。
こちらの製品は素材にはPVCを使い、見た目以上に耐久性や上質感があります。印鑑をいれるだけだと少しゆったりと大き目なサイズがありますので、朱肉などと一緒に入れるのが良いと思いますが、公式で購入すると小さな朱肉も付属してくるようです。
「20年後、息子に譲る物」をコンセプトに、福岡県福岡市を拠点に活動する革製品ブランドのポルコロッソ。熟練の職人により、栃木レザーを使った純国産の革アイテムを展開されています。
コンセプトにあるように、愛情をもって次の世代にも受け継がれていけるような物づくりを行っており、広く展開されてはいませんが、一つ一つの製品の評価が高く、大量生産大量消費では味わえない革製品を味わえます。
国内の革製品ブランド「ボルコロッソ」の印鑑ケース「ビーンズ」。丸みを帯びた立体的な構造がかわいらしく、底面を摘まむことで印鑑を取り出せる機能的な構造でもあります。
ポルコロッソは革本来の風合いを最大限に活かす「フルベジタブルタンニン鞣し」にこだわっており、こちらの製品も革の質感が良く、よりおしゃれな仕上がり。キャメル、チョコ、レッド、ブラックとカラーバリエーションも豊富です。
Hacoa(ハコア)は2001年に誕生した木製品のブランドで、歴史としてはまだ新しいですが、1962年に創業した越前漆器の木地作りで培ってきた技術力のある企業のブランドであり、しっかりとしたベースがあります。
技術力もさながらデザイン力も高く、木の持つ良さを活かすことにも長けている特徴もあります。現代の価値観に合わせたブランディングに優れ、おしゃれな木製品が多く展開し人気の木製品ブランドとなっています。
HACOAのスライド式の木製印鑑ケース。12mm×60mm迄の製品を収納可能。指で左右に押すことで、収納ケースが気持ちよくスライドします。内部は朱肉も付属しており、印鑑がぴったりと動かないような構造。印鑑のサイズを間違えると収納できないので注意は必要です。
Hacoaは木製の雑貨を制作販売する日本のメーカーですが、このケースでもしっかりと前方にくぼみをつくり、取り出しやすくしている所などはきめ細かい日本製を思わせます。
1976年に旭川にて創業された木製品ブランドのササキ工芸。現在は廃盤となっていますが、1985年にリリースされた100円ライターの木製カバーが100万の大ヒットとなり代表的なアイテムとなっていますが、気迫のこもった職人集団は次々と新しい木製品にチャレンジされています。
製品はデザイン性とユーザーの機能性を兼ね備えられ、クラフトマンシップと機械加工の双方の特性を生かしたモノづくりが特徴です。
天然木を切り出して一枚板から加工して作られた無垢材の印鑑ケース。原木から加工された希少なウォルナット材を使っており、重要な印鑑だからこそ、無垢材の仕様にこだわったとのこと。シンプルながらも木の質感などから高級感が漂います。
ウォルナット材の特徴には衝撃に強いこともあり、耐久性高く長く使える強いものだと思われます。丸みがあるスタイルが木とマッチしていておしゃれでかわいいですね。直径10mm~15mm、長さ60mmまでの印鑑を収納可能です。
株式会社サザビーリビングが展開する生活雑貨を中心に、心地よいライフスタイルを提案するブランド「アフタヌーンティー・リビング」。
イギリスの午後のひと時を楽しむアフタヌーンティーという習慣をとどけたいという思いから、雑貨と飲食が一体となった、衣・食・住を同時に提案するスタイルのお店を渋谷のパルコにオープンしたのが1981年になります。現在でもそのコンセプトは持ちながら、さまざまなアイテムを展開しているようです。
ロンドンのテキスタイルブランド「リバティ」社のテキスタイルを使ったアフタヌーンティーリビングの印鑑ケース。贅沢に使われたリバティプリントが美しくおしゃれ。もっているだけで気分も華やかになりそうなデザインです。
デイジー・ブルーベル・ナデシコが描かれた「マリア」、ベリーの実と葉の柄「ウィルトシャー」、クラシックコレクション「エディナム」の3シリーズ展開されています。
1921年に印材製造業として創業した「サンビー」。1949年に回転ゴム印がヒットし、現在の印鑑を中心とした企業へと展開されていったようです。Best(より良く)、Benefit(より便利に)、Beauty(より美しく)といった企業理念を持ち、社名も3つのBからサンビーと命名されています。
100年続くモノづくり心と企業文化は製品にもしっかりと反映されており、評価も高く、印鑑や回転ゴム印だけではなく、ボールペンなどにも展開されています。
メタリック仕上げが特徴のサンビーの印鑑ケース「IB-NM03」。高級感のあるかっこいいデザインですが、枠には亜鉛合金(クロームメッキ)を使用しているので、耐久力の高さもメリットだと思われます。シンプルながらも質の良いケースとなっています。
こちらはカラーがシルバーとなっていますが、ゴールドやパープルといった多くのカラーバリエーションがラインナップ。12mm丸x60mm丈の印鑑が収納可能で、内部には朱肉が付属しています。
株式会社JACAJACAが運営する革小物ブランドの「HUKURO」。2010年に大阪で設立された若いブランドですが、素材には栃木レザーを使った質の良さが特徴です。
匠たちが手間暇かけて作り上げた一級品の革である栃木レザーを使い、余らすことなく、製品は一つ一つ丁寧に作りあげられ、素材そのものを感じることができるようになっているとのこと。使っている人からはエイジングの良さを感じることができるといったコメントも多いです。
ブランド名の「HUKURO」とは、日本語の「福路」のことで、使う人に「福路でありますように」という願いが込められています。
HUKUROのシャチハタに対応したレザーホルダーです。HUKUROは日本が誇る栃木レザーを使用したさまざまな製品をリリースしている大阪のレザーブランド。製品にはすべてHUKUROのロゴが入りますが、このロゴが特にかっこよく、こちらの印鑑ホルダーにもしっかりと刻まれています。
栃木レザーを使い本格革印鑑ホルダーは、一つとして同じ表情はなく、自分だけのホルダーとして愛用できると思います。
もっとも一般的に普及しているこのタイプのケースを寸胴タイプとしています。
寸胴の印鑑一本のみを収納するタイプで、中で印鑑が動かずに、留め金具はパチンとしっかりとしまるので持ち歩きに適しています。素材には革から生地までさまざまなものがありますが、ここではいろいろな革の製品を紹介しています。
上印伝とは、特選本鹿革に漆で模様を書き入れる甲州印伝の技法を用いた、独特の模様がおしゃれな印鑑ケースです。
セレクトした印鑑ケースはアジアンやエスニック風といった特別な風合いが魅力的。こちらの模様以外にも多くの模様の製品があるので、興味がある方は調べてみると面白いと思います。
カラフルな青海波柄が特徴的なシャチハタストアの印鑑ケース「THC-PS19-4」。和柄ながらポップなデザインがおしゃれです。他にもシャンタン椿柄、さくら花火柄といった他ではあまり見たことがないようなオリジナルなデザインがラインナップされています。一つ一つ手作りなので、同じ柄でも若干の違いなどが生まれるようです。
また、柄により高級感のある金属枠と軽量で上部な樹脂枠に分かれ、こちらの青波は樹脂枠に分類されています。
がま口タイプはさまざまな素材で作られたものがあり、プリントや模様が描かれたものが豊富です。和風のものからモダン的なものまであり、サイズもさまざま。大きめの作りで1本だけではなく、複数の印鑑を入れることができる製品も多いです。
シンプルながま口タイプに唐草模様柄の印鑑ケース。がま口の専門AYANOKOJIの製品ですが、やっぱりしっかりと閉まる安心感が欲しい人にがま口は向いています。
こちらは唐草模様となっていますが、他にも矢餅、金平糖などの日本らしい柄が用意されており、どれもおしゃれな出来。がま口と日本的な柄の愛称が良いのだと思います。
人気のムーミン柄の印鑑ケースもいくつかありました。こちらは学研ステイフルの北欧デザインのムーミン文具シリーズ。ムーミン自体が北欧らしいですが、全体の色数を抑えられたデザインがおしゃれでおとなっぽく、朱肉付きもうれしい所です。
こちらは高級感あるがま口タイプの印鑑ケース。和粋ブラックにトンボ柄がかっこいい朱肉付きの製品です。直径15mm×長さ60mmまでの印鑑が収納可能。
こちらは甲州印伝の製品となっており、甲州印伝は経済産業大臣指定伝統的工芸品、すべて職人による手作業でつくられています。
メモリーモアのオリジナルキャット柄「マリエ」の印鑑ケース「mm-0041ca」。リサラーソンのマイキーを思わせる、北欧らしいおしゃれなデザインとなっていると思われます。
日本製にこだわっており、素材はすべて日本で作られたものを使用。表地の裏側はラミネート加工されているため、雨に濡れても簡単に染み込みまないといったように、デザインだけでなく質の面でもしっかりと作られているようです。
プレーリードッグの風呂敷生地を使った印鑑ケース。明治時代から伝わる「注染」という手作業で染め上げた和布華の風呂敷を使ったケースで、独特の質感がかっこいいアイテムです。その生地に相応しいおにぎりやお寿司といった和テイストな多くのデザインがラインナップされています。
こちらは目玉焼きとポップな柄で、キュートな印鑑ケースとなっており、直径12mm/13.5mm/15mm/18mmの印鑑に対応しています。
ジッパーを使って収納するタイプのケースです。
サイズが特にさまざまで、印鑑だけでは大きすぎて内部で動いてしまう場合もありますが、ジッパータイプは印鑑だけを収納する目的ではないものが多く、寸胴タイプやがま口タイプにはない、レザーブランドの製品が多い印象です。
イタリアの本革レザーを使用したラフィカロの印鑑ケース。ラフィカロは洗練されたかわいいを提供する革製品ブランド。製品は世界有数のレザー生産地、イタリアの本革イタリアンレザーを使用して作られています。
こちらの印鑑ケースも丸く可愛らしいスタイル。男性が使うことでよりおしゃれ感が出るかもしれませんね。印鑑ケースでもありますが用途は多岐にわたり、コインケースに適したサイズ。小物入れに使えます。
持ち運びに便利なホルダーが付いたタイプ。キーホルダーなどに付けて印鑑をアクセサリとして使えます。また、鞄の中に入れて置くよりも、どこかに引っかけて置くことで、とっさの時にすぐ使うのに適しています。
いろいろなタイプがありますが、おしゃれな3つを紹介いたします。
栃木レザーを使った商品ですが、その中でも厳選されたヴォーノオイルレザーを使い職人が一つ一つ手作りで作られた印鑑ケース。ハンコ以外にもリップクリームやアトマイザーなどを収納するのに丁度よいサイズ感。
シンプルな作りの中で一つのボタンがアクセントになり、おしゃれに仕上がっていると思います。カラーバリエーションも豊富なのも選び安いポイントです。
タイトル通りのフタが残ってサッと印鑑が押せるハピラの印鑑ホルダー。ハピラはオリジナル文具の企画・卸販売・OEMなどを行うメーカーで、なんか楽しいと提供する日本のメーカーです。
こちらのケースは蓋つきの印鑑をキャップごとホルダーにセットすることができ、そのまますぐハンコを押すことが出来る製品です。ハンコを押すことが何度もある仕事の人などは、ベルトホルダーなどにキーをセットしておけば便利だと思います。また、ペンを差し込む耳もあり、こちらも活用できそうですね。
以上です。いかがでしたでしょうか。
外部の衝撃から守る役割や紛失なども防止してくれる印鑑ケース。長く使って愛着が湧く製品を選びたいですね。
以上、メンズ向けのおしゃれなかっこいい印鑑ケース17選でした。
あわせて読みたい
サイトについて | お問い合わせ | プライバシーポリシー
© Coolman