イタリア発の人気ブランド「オロビアンコ」。本格的なレザーブランドのイメージが強いオロビアンコですが、カジュアル感もあり、日本でとても人気のあるブランドです。その経緯やおしゃれな製品などを見ていきたいと思います。
1996年にイタリアで誕生したファッションブランドの「Orobianco(オロビアンコ)」。イタリアの国旗をモチーフにしたリボンがアクセントとなった製品は、イタリア産であることや、程よい高級感があるため、日本国内では人気があります。
特に、ナイロン素材とレザーの組み合わせたバッグは、質の高さや見た目も良く、日本でヒットしたことで、イタリア本国よりも日本市場を中心に展開されていきました。その後、伊藤忠商事が権利を獲得したことで多くのセレクトショップで取り扱われ、より広く知れ渡り、日本国内で高いブランド力を持つようになりました。
オロビアンコとはイタリア語で白金、貴重なるものという意味があります。創業者のジャコモ氏がチベットを旅している際に、現地の人等がカシミアをホワイトゴールドと呼んでいることに感銘を受け、「ORO(金)」「BIANCO(白)」でorobiancoと名づけました。会社のロゴには中央に小さく、このカシミヤヤギがデザインされています。
オロビアンコは、イタリアミラノ近郊で1996年にファクトリーブランドとして創業されました。当初はバッグのブランドとしてスタートし、トリコロールリボンがついたバッグは日本の若いビジネスマンから注目され人気になります。
日本での人気が高くなると、2014年に伊藤忠商事が商標権を取得。日本市場における独占輸入販売権とマスターライセンスを獲得し、本格的に日本市場でオロビアンコがブレイクしていきました。2017年には丸の内、2019年には渋谷パルコに直営店がオープンされ、現在でも日本では百貨店などに多くの直営店が展開されています。
ライフスタイル全般からステーショナリーまで幅広くカバーするブランドとして、多くの日本人に認知されるブランドになりました。
イタリア本国では、ミラノ近郊のガララーテ(Gallarate)に本社と工房を構えて創業されましたが、当時は世界でもそれ以外に直営店はありませんでした。その後、日本では人気となり直営店ができましたが、それ以外の国には知られておらず、なので、ほぼ日本とイタリアでしか売られていないブランドということになります。
そして、2019年には本国イタリアでの事業を精算、自社工場も閉鎖されることとなりました。現在はイタリアの自社工場以外で製品は生産され、ライセンスを持つ伊藤忠商事が日本での販売を行っている状態となります。
公式には1996年に創業し、1999年には日本に上陸し知名度が拡大したとあります。
当時の日本では多くのセレクトショップが、イタリアの新しいブランドを探していた背景があり、イタリア製ブランドは日本では人気が高い状態でした。
中でもオロビアンコは、しっかりとしたリモンタナイロンを使い、価格もそれほど高いわけでもなく都合が良いため、多くのセレクトショップに選ばれたということが人気に繋がった背景があります。
そして、2014年に放送されたドラマ、「俺のダンディズム」でとりあげられたことが、本格的に日本での知名度を高める大きなきっかけになったようです。ただ、やはりこのドラマ起用に関しても、2014年に商標権を獲得した伊藤忠商事の影響は高いのではないかと思われます。
オロビアンコの関する背景などは以上になりますが、ここからはオロビアンコが扱うバッグや時計などの、人気の製品を見ていきたいと思います。
オロビアンコはたくさんの製品があり人気の製品も多いです。ここではオロビアンコのおしゃれな製品を口コミと合わせて紹介していきたいと思います。
オロビアンコには多くの種類のトートバッグがありますが、こちらはナイロンとレザーの組み合わせがオロビアンコらしいGRYDAトートバッグになります。A4サイズに対応した大きさで、内部にはファスナーと二つのポケットを装備し、本体両サイドにも2つのポケットを装備した実用的なバッグです。
光の加減により現れる千鳥格子のボディがおしゃれなボディバッグ「GOCCIA-C DIDAL」。スリムなフォルムながら、十分なマチで見た目以上の収納力があり、取り出しやすく、スマホ、キーケースなどをしっかり収納することができます。ファスナーつまみにはOrobiancoの刻印が施されているなど、細かい部分にもこだわりのある作りが特徴です。
ワッシャーナイロンとレザークラフトが美しいオロビアンコのリュックサック「SEMPRE」。高品質だと思われるナイロンの質感が独特で、内部にはPCを入れるためのスペースや、独立した4つのポケットやカード入れが装備されています。
ガバッと大きく開き、中身が一目瞭然となるリモンタナナイロンを使って製造されているビジネスバッグ「SITRAK-C」。B4サイズまで対応している大きな口が特徴ですが、上部にはファスナーポケットがついて、スマホなどをサッと取り出しやすい仕様です。
その他にもフリーポケットがついているので、整頓しやすく、ビジネス時に持つのに使いやすいバッグとなっています。
キズや汚れに強く、撥水性も高いサフィアーノシリーズのレザーメンズ財布「GIRAFFA RI-F SAFFIANO OLI-ZEUS」。本来はユーロサイズになりますが、こちらは日本の円に対応できるように改良した限定モデルになります。
ファスナー開閉の小銭入れはコインが出し入れしやすく、カードやポケット入れも充実。高級サファイヤレザーのボディが美しく、オロビアンコのエンブレムが刻まれたコンチョがおしゃれなデザインを作っています。
アッパーの3カラーのクロスストラップが独特なオロビアンコのサンダル「chaya」。高品質なカーフレザーを使用し、日本の職人が丁寧に作り上げた日本製。ネーミングからもメイドインジャパンを感じさせてくれますね。アウトソールには凸凹の溝をセットしたソールを採用し、ヒールには柔らかい素材が衝撃を吸収してくれ、疲れに吸い仕様となっているようです。
イタリア語で「親愛」を意味するSIMPATICO(シンパティコ)/SIMPATIA(シンパティア)シリーズの時計です。こちらはペアウォッチとしても人気のあるモデルで、多くのバリエーションがラインナップされています。ケース厚は比較的薄めの8mmと、身に着けやすい腕時計となっています。
ソリッドワックスと染色を行い、時間かけて浸透させることで長く使える頑丈さを備え、エイジングも期待できるという名刺入れ「Solid」。内部は20枚ほどしまえるポケットの他に、単体でしまえるポケットが複数ある仕様です。シンプルなワントーンカラーでまとめられたデザインも、年代を問わずに使える使いやすさがあります。
コリブリの名品ライターにオロビアンコのロゴが刻まれたアンティークブラスバレル「ORZ-001」。コリブリとオロビアンコのコラボによる製品で、アンティーク感のあるデザインがおしゃれなライターに仕上がっています。
メタルとレザーで作られた斬新なメガネケースの「OBGC-007BK」。真鍮製のケースにレザーが巻かれた作りで、持ちやすく、落としても大丈夫そうな耐久性が特徴です。
サフィアーノレザーとシュリンクレザーの2種類がラインアップされ、どちらもそれぞれ良さがあると思いますが、男性から好かれそうなかっこいいメガネケースとなっています。
オロビアンコのステーショナリーシリーズ、ルニークのペン挿しです。アフリカンマホガニーの天然木を使用しているので、見た目から高級感がありますね。2つ穴のバージョンなどもあり、どれもオロビアンコとは思えない高額な製品となっています。
着脱簡単な6連のキーフックが付いたオロビアンコののキーケース「PORTALE」。内部には余裕があり、小銭なども入れることが可能で、上質のナイロンとイタリアンレザーの組み合わせがおしゃれなキーケースとなっています。
以上です。日本で人気のオロビアンコでした。製品の一つ一つはおしゃれ感もあり、かわいらしい特徴もあるので今後も新しい製品を期待したいですね。
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