暖かい冷たい飲み物の温度を保たせることができるタンブラー。自宅でも使えますし、コーヒーショップなどに持ち込む人なども増えており、さまざまなブランドやメーカーから発売されています。
厳密に言えば、海外ではタンブラーと言えば普通のグラスを指しますが、今回ここでは蓋付き、または蓋なしの保冷保温に優れたグラスのことをタンブラーと呼ぶことにします。
タンブラーには蓋が付いているものと、付いてないものがあります。蓋付きは保温力を維持するために付けられており、より温度を長持ちさせることができますし、蓋の形状により、よりおしゃれなデザインになっている製品もあります。
また、蓋が着いていても水筒ほどの密閉性がある訳では無いので、飲み物を入れた状態でバッグの中に乱雑に入れていまうと、中でこぼれてしまう程度の密閉力です。ただ、殻の状態で持ち歩く場合は、蓋付きの方が中を清潔に保つことができるのでおすすめです。
タンブラーには様々なものがあり、当然ですが容量が多ければサイズも大きくなります。
高さ太さなどは気をつけたい所で、手に持って使うものですので自分の手に合うフィット感があるものを選びたいです。なので、容量だけではなく、サイズをよく見て選択するとお気に入りのデザインでありながら、使いにくさを感じない最適な製品を選べると思います。
タンブラーを使うのは自宅なのか外出先なのか、それらで選ぶ製品も違って来るように思います。自宅で使う場合はそれほど気をつけることはないかもしれませんが、オフィスなどの外出先で使う場合は、少ない量をあまり頻繁に入れて使うことはないので、保温保冷力の高いステンレスや、蓋付きやの製品を選ぶのが良いと思います。
また、コーヒーショップで自分がよく頼み、自分がどの大きさが良いのかある程度決まっているのなら、コーヒーショップの容器サイズと同じものを選べばよいですね。コーヒーショップの容器には240ml(ショート)、350ml(トール)、470ml(グランデ)、590ml(ベンティ/エノルメ)」の4種類があるので、これに合わせたものを選ぶのも良いのではないでしょうか。
タンブラーの素材にはステンレス、プラスチックが多く、その他にアルミやチタンなどの金属性があります。
中でもステンレスは代表的で、保冷保温力に優れているので最適な素材と言えると思いますし、数も一番多いです。単層構造、中空断熱構造、真空二重構造など温度のキープ力を高める技術を駆使し、デザインよりも機能性を重視で選ぶのも良いと思います。
プラスチックは金属に比べると軽く、価格も安いのが特徴です。軽いので持ち運びに適していますし、熱に弱く加工しやすい性質なので、形状にも様々なものがありおしゃれなものも多いです、ただ保冷保温力はステンレスに比べると落ちてしまいます。
金属性にはアルミ、チタン、錫、銅などがあり、熱伝導が高いのが特徴。冷たいビールなどを飲むのに適しており、蓋はなく飲み口まで薄い作りが多く、飲む時に喉越しよく飲むことができます。
以上です。ここからはデザイン性の優れたおしゃれなタンブラーを、メーカーやブランドに分けて紹介していきます。
世界83カ国に30000店舗以上展開する、世界最大のコーヒーチェーン「スターバックス」。1971年にアメリカ合衆国ワシントン州シアトルにて開業。テイクアウトと歩き飲みが可能なシアトルスタイルの元祖で、おしゃれなコーヒーチェーンとして定着しています。
コーヒーの販売だけではなく、関連ののアイテムも充実していますが、中でもタンブラーは豊富にラインナップされています。入れ物持ち込むと20円の割引を受けられるシステムがあり、どうせならタンブラーもスターバックス製のものを持ち込みたいですね。
スターバックスのペーパーカップを、そのままにステンレス製のタンブラーにしたような製品。質感もマットな作りで、紙のような印象を与えてくれ、こちらを持っていればスタバのカップを持ち歩いているように見える精巧さです。
デザインだけではなく、真空二重構造で保温力も高く結露もしにくい作り。沢山あるスタバタンブラーの中でもオーソドックスな特に人気のアイテムです。
スターバックスの1号店(パイクプレース)をモチーフに作られたステンレスタンブラー。初期スターバックスのロゴがかっこいい、日本未入荷の限定品。くぼみのある形状も独特でおしゃれ感がありますし、持ちやすさもあると思います。
底がゴムになり倒れにくく、真空2重構造など機能面もしっかりしており、デザインだけではない良さもあります。
アメリカニューヨークに本社を構えていた食料品チェーン店。他にはない珍しい食材を揃え、人気店となりましたが、ネットの普及とともに人気に陰りが見え始め、本国では経営破綻しています。
ただ日本では株式会社ウェルカムがライセンスを取得し、活動を継続。ブランド力も落とさず、食品のみならずオリジナルのアイテムを展開し、エプロンやタンブラーなどが人気となっています。
ディーンアンドデルーカのカフェで使われているペーパーカップ風のタンブラー。小ぶりで鮮やかなホワイトカラーのアイテムは、朝の食卓などにマッチしそうなデザイン。DEAN & DELUCAが好きな人には嬉しいアイテムですね。
ステンレスで作られしっかりと温度をキープ。スライド式の飲み口は使いやすく密閉性もあり、蓋をとれば広い作りなので洗いやすくもあると思います。
リヴェレットは天然の孟宗竹を使ったアイテムを製造しているブランド。竹は少ない面積でも、多くが力強く成長できる天然資源で、森林伐採が問題になっている現代で環境にも配慮した物作りを行う企業です。
ビールジョッキ、マグ、タンブラーなど、天然素材の美しさと独特の風合いを持つ製品は、どれもとてもおしゃれな物となっており、プレゼントや結婚祝いなどの贈り物としても喜ばれています。
素材に竹を使用したリヴェレットのおしゃれなタンブラー、丸みをおびたまゆをイメージして作られた暖かみのある製品です。
竹なので保冷や保温力は期待できませんが、金属にはない柔らかさと、手作業により磨きあげられた滑らかさが特徴。よりビールの泡を持続させ、天然素材の口当たりによりビールを美味しく飲むことができます。食洗機にかけられるのも清潔に保てて良いですね。
金属加工で有名な燕三条に位置するヨシカワは、主にステンレスのキッチン製品を製造販売するグループで、製造と販売を行う2つの事業部からなる形態をとります。
燕三条の熟練技術者により作られるステンレス製は、美しく、特にタンブラーはおしゃれに仕上がっているのではないかと思います。
新潟県燕市にある、金属製品を磨くことを専門にする仕上げ集団「磨きやシンジゲート」のシリーズ。磨き屋シンジゲートはアッブルのなども任されていたプロの集団で、世界でも認められるチームです。
こちらのタンブラーは歪みのないステンレス美しさが特徴的で、眺めていたくなるようなエレガントさを持ちます。しっかりと二重構造のつくりで手に温度が直接伝わらず、保冷保温力ともに高いです。
Thermos(サーモス)は日本酵素ホールディングスが運営する魔法瓶のブランドですが、ステンレス魔法瓶の代名詞となっている名前です。
もともとはドイツでラインホルト・バーガーが開発した実用的な魔法瓶をサーモスと呼びブランド化。その後サーモスの原点でもあるドイツのランゲビーセン・サーモスを日本酵素が買収、また、世界の各地のサービスを買収することでサーモスと言えば日本酵素のステンレス魔法瓶となりました。
サーモスの人気真空断熱タンブラーのJDE。さまざまなカラーバリエーションが展開され、グラデーションがかかったこちらのスパークリングブルーは特に人気。
ステンレス魔法びん構造で冷たさ・温かさ長持ち、結露もしないので机を汚しません。サーモスなので保冷保温機能に関しては信頼感がありますね。
こちらは水筒として飲料を入れて携帯もできるケータイタンブラー。独特のフォルムはおしゃれでもあり、持ちやすさもあります。
蓋が密閉構造により携帯ができるようになっていますが、タンブラーとして使いやすいように少ない回転数で開閉ができるようになっています。なので、普通の水筒と比べて開閉が楽でタンブラーとしても使いやすくなっています。
広口で飲み物の香りをダイレクトに楽しめ、パーツも少ないので洗いやすさもあります。
マグや水筒など、ボトルを製造販売しているメーカーの中から、おしゃれなタンブラーをリリースしているブランドの製品を紹介しています。
保温保冷の技術もありながら、デザインもおしゃれなものが多いのが特徴。また、環境に問題のあるペットボトルを減らすためという、コンセプトをもとに活動していることも多く、応援したくなる企業も多いです。
「使い捨てのペットボトルの消費を減らすこと」をミッションとし、2010年に起業されたニューヨークのボトルブランド「スウェル」。
独自技術ThermaS'wellの真空3重構造とDNAでもあるおしゃれなデザインのボトルは、世界でも人気のある製品です。タンブラーも真空3重構造の技術を使い、しっかりと保冷保温を行ってくれ、チークウッド以外にもさまざまなおしゃれなバリエーションがラインナップされています。
2009年に創業したオレゴン州に本社を構えるハイドロフラスク。保冷保温力に優れ、おしゃれなデザインのステンレスボトルは、本国やハワイなどで大人気のブランドとなっています。
一目でハイドロフラスクと分かるロゴがスタイリッシュで、太めで斜めにデザインされたフレームは、グラスを持つような感覚で使うことが出来る仕様です。圧着が可能な断熱機能のある蓋は液だれを防止してくれます。
高品質ステンレス製ウォーターボトルのブランド「Klean Kanteen(クリーンカンティーン)」。使い捨てのペットボトルを減らす使命の元、家族経営で会社を運営。インスレートタンブラーはマットなカラーリングがおしゃれな製品で、ストローを指すことができる蓋も機能的、もちろんストローは使わなくても使うことができます。
愛知県名古屋市に本社を構える、雑貨卸売・企画・輸入・販売をしている雑貨メーカーの株式会社スパイス。あらゆる製品を扱っており、ステンレスボトル、マグ、タンブラーなどはcorksicleシリーズとして展開。このシリーズは「 BYE, BYE PLASTIC BOTTLES 」をコンセプトとした、アメリカのドリンクウェアブランド。スパイスが代理店を務めているようですね。
セレクトしたタンブラーはコークサイクルらしく、ウォールナット風と、BPAや鉛を一切使っていない自然にやさしいデザインです。
キャンプやハイキングなど、アウトドアギアを展開しているメーカーやブランドのタンブラーを紹介しています。
アウトドア用品は持ち歩くことを想定されますので、密閉力が高い水筒がメインとなります。ただ、保冷や保温技術に優れた水筒をリリースしてきたこともあり、タンブラーもデザインが良く、保冷保温に優れたものが多いです。
1913年に創業のアメリカの老舗ステンレスボトルメーカーのスタンレー。真空断熱の技術と、孫の代まで使えるといわれる頑強さを備えたボトルで有名なブランドで、耐久性を備えた製品はアウトドアシーンで人気が高いのが特徴です。
タンブラーも耐久性はもちろん、こちらはゴーシリーズということもあり、アウトドアだけではなく日常使いにも最適な、マルチユースを目的に作られています。スタンレーらしさのある無骨感がかっこいいアイテムです。
オートキャンプを生んだブランドとして知られるスノーピークは、アウトドア総合メーカーで、新潟県の三条市に本社を構え、ハイエンドな製品をリリースしています。
こちらのサーモタンブラー470「サンド」は、可愛らしいスタイリッシュな2021年に発売された新商品。飲み口を0.8mmの薄口の逆テーパーな作りで、色や香りを楽しみながら飲むエールビールに最適な作りです。
プレミアムなクーラーボックスを製造リリースする、2006年に立ち上げられた「YETI」。タフな保冷力と無骨なデザインのクーラーボックスは、アウトドア好きの方達から支持をされ、関連の製品などもリリースされています。
その保冷力を活かしたタンブラーの「Rambler」。保冷保温に優れていると評価も良く、MagSliderの蓋は、蓋を取らなくてもスライドで飲むことができますし、磁力の力を使っているのでスムーズな開閉が可能です。
キャニスターやまな板などのキッチンや生活ツールをリリースしているメーカーのタンブラーを紹介しています。
生活の必需品でもありますが、保冷保温が重要となるので、普通のコップがメインとなるキッチンツールでは、そこまで多くがタンブラーをリリースしているわけでもないようです。それでもおしゃれな製品をリリースしているメーカーもありますので紹介させていただきます。
食をとおしたコミュニケーションを彩るキッチンに関するアイテムをリリースするブランドのサブヒロモリ。レトロでおしゃれな弁当箱などが人気で、多くのシリーズを展開しています。
あまり多くの種類があるわけではありませんが、タンブラーも扱っており、「レッカー」はステンレスサーモタンブラーの進化版。もともとコンビニなどで売っているテイクアウトのコーヒーを、そのまま入れて温度をキープできる製品として、2020年に発売してヒット。ハンドルをつけてより便利にしたものがレッカーです。デザインもハンドルがついてよりかわいくおしゃれにパワーアップしていると思います。
新潟県の燕市に本社を構え、食文化創造企業として、フライパンなどのキッチン用品を企画販売する和平フレイズ。
タンブラーもいろいろな種類を発売されていますが、こちらは令飲料専用のアルミ製タンブラー。アルミ製なので熱伝導率がよく、飲み物のつめたさを直に味わうことができ、冷蔵庫などで冷やして使うことで、より冷たい飲料をおいしく飲むことができるアイテムです。
軽量で持ちやすく、アルマイト加工で傷つきにくい仕様になっています。
透明な蓋が特徴的なキントーのTO GOタンブラー。蓋には適量を出すことが出来る設計の穴があいており、透明なことで残量が確認できたり、ラテアートを楽しむことができるメリットがあります。
シンプルなデザインでマットなカラーリングの仕上げでおしゃれですし、エスプレッソマシーンや、コーヒーメーカー、車のドリンクホルダーに収まるサイズで、持ち歩いてさまざまなシーンで使うことが出来そうです。
生活雑貨や文具などの雑貨メーカーのタンブラーを紹介しています。雑貨をメインとしているので、保温保冷などの技術的なことはないと思われますのが、おそらくOEMなどにて製品を作っていると思われます。ただデザインの部分では企画をし、おしゃれなタンブラーがリリースされています。
ドウシシャは大阪府と東京都に本社を置き、卸やプライベートブランドの展開をする、家電、生活雑貨などあらゆる製品を扱うメーカーです。
ステンレスボトルなども多くの種類があり、中でもこの「CHIC」は、ねじれているような独特な形状でスタイリッシュなタンブラー、握りやすさや持ちやすさも合わせており、フタは分解しやすく、口径も広いので洗いやすいので清潔に保ちやすそうです。
金属の新しい形を探求するKONCENTのプロダクト、「SEVENSEVEN」の製品です。メタルウェアブランドのSEVENSEVENは、金属の町として名高い燕市の技術を使い、現在は自社開発の「真空断熱ボトル」のタンブラーTSUTSUをリリースしています。
究極にシンプルデザインのこちらは、どんな場所にも馴染みやすく、軽量で持ち運び安い、高品質のステンレスを採用し、軽量ながら耐久性もあるようです。
サーモスやタイガーなどの多くの有名魔法瓶メーカーからタンブラーはリリースされていますが、その中から特におしゃれなものを紹介しています。断熱技術や保温に強い魔法瓶メーカーですので、デザインよりも温度のキープ力に期待したいですね。
日本の魔法瓶メーカー代表のような象印。こちらのキャリータンブラーはフリップタイプと、持ち運びに便利なハンドルタイプに分かれています。
こちらのハンドルタイプは、パッキンとせんが一緒になった「シームレスせん」を採用、パッキンの付け忘れで水漏れなどがなくなり、お手入れも簡単。ハンドルがあるために開け閉めしやすく持ち運び安いのですが、水筒ほどの密閉力はないと思われますので、殻の状態で持ち運び、目的の場所で使うのが良いと思われます。
大阪府大阪市に本社を構える、魔法瓶製造メーカーのピーコック。1950年より輸出用ガラス魔法瓶製造販売会社としてスタート。真空断熱の技術を活かしたガラス製魔法瓶、ステンレス製魔法瓶、電気ポットをリリースしています。
こちらの3WAYタンブラーは3つの飲み口で飲むことができる製品。フタにはストロー専用口とスライドオープン・クローズの飲み口、外すことでそのまま飲むことができます。
またドリンクホルダーにぴったりのサイズ感で作られている、とても機能的な製品です。
オルゴのタンブラー「ho-on」。保温の響きをそのまま製品名としています。ラタン風のデザインがおしゃれで、熱を逃がさない真空2重構造を採用、底面には傷を防いで滑りにくくするシリコンが使われています。
オルゴは大阪を拠点に創業100年を超える老舗魔法瓶メーカーで、電気ポットが主力となりますが、その他にも電気製品やレジャー用品、理美容用品なども扱っています。
以上です。いかがでしたでしょうか。持ち歩く場合はもちろん、自宅で使うものであってもおしゃれな物にこだわりたいですし、保温保冷に優れた製品で、おいしく飲み物を飲みたいですね。参考にしていただけたらと思います。
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