カジュアル感がかっこいいスウェットは、インナーやアウターとしても着こなしができ、何枚か持っておきたい便利なアイテムだと思います。
生地の種類など様々なものがあり、人気のために多くのブランドから製品がリリースされていますので、ここではその多くの中から、かっこいいスウェットを紹介しています。
また、厳密にはスウェットとは生地名であり、トレーナーが服の名前になりますがここではスウェットとして統一しています。
スウェットのカラーバリエーションは豊富ですが、中でもグレーはどんな色にも合わせやすく、圧倒的に人気のかっこいいカラーリングです。無地でありながらも表情も多彩、1枚でも十分個性が出せ色なのですが、グレーと一言で言っても「杢グレー」「ヘザーグレー」と名前も色々とあるように、メーカーや製品により多彩な色味があります。
そのため選ぶ際には注意が必要な面もあるのですが、個性を主張するために派手なプリントは着回しも難しい場合もあり、カラーリングに迷うことがあればグレーを選ぶのが良いかもしれません。
アメカジとして取り入れやすいスウェットですが、そういったスタイルですとやはりヴィンテージ感のある製品は特にかっこいいですね。
古着も人気ですが、ループウィーラーのように昔ながらの吊り編み機による製法をとりいれたり、レミリーフやフリストフィアのように古着のような着用感や見た目にこだわり、製品作りを行っているメーカーも多いです。
スウェット1枚の着こなしはシンプルですので、着用した際のシルエットにはこだわりたいです。ゆったりとした着こなしが人気で、特に少し太めな方や若い人などは現在のトレンドのゆったりめで着こなすのが良いかも知れませんが、スタイルに自信がある方ならば、ややタイトな着こなしが一般的にもかっこよく着こなせます。
スウェットの厚みはoz(オンス)で表され、8ozから14ozまでさまざまな厚みがあり、単位が低いほど薄く高いほど厚くなります。もちろん厚くなれば重さも重くなり、よくスウェットではヘビーウェイトなどと言われているものがありますが、だいたい12オンス以上のスウェットで言われる表現のようです。
オンスが高ければ厚みがあり温かく、たどっしりとした男らしい着こなしができるのではないでしょうか。
以上です。ここからはブランドを中心に、実際にかっこいいスウェットを紹介していきたいと思います。
アメリカ・ペンシルベニア州にて生地の工場からスタートしたキャンバー。スウェットやパーカー、Tシャツなどのウェアを受注・生産してきた経験をいかし、1992年より日常に欠かせない服を中心とする自社のブランド「CAMBER(キャンバー)」を立ち上げます。パーカーは特に人気がありチルバスター、プルオーバーなどの種類も豊富。
アメリカ国内工場での製造にこだわり、極厚生地を使った製品にはアメリカな職人気質を感じられ、多くの人から愛されているブランドです。
12オンスの超ヘビーウェイトなキャンバースウェット234。モコモコとしたシルエットは人気のゆったりとしたシルエットを作ります。肉厚なタイプですが、ポリエステル混紡のために比較的軽量に着れると思われます。
袖は縦方向に編み込みまれておりストレスフリー。裏起毛タイプのキャンバー特クロスニット製法で作られたシリーズで、保温性が高く長袖の上からきることができ、アウターとして着こなしたいアイテムです。
を掲げ、倉本浩史氏により2009年に立ち上げられたフリストフィア。日本のファッションブランドで、カットソーをメインに展開されています。
長年愛着している古着のような着用感、素材感を引き出せるアイテムを提案。買った瞬間よりも、長く着込むことでかっこよくなるような製品作りをおこなっています。ラフなスタイルでもしっかりとした作りのウェアが魅力的です。
フリストフィアの人気ロングセラー「クルーネック スウェット」。ブランド立ち上げ当初からの定番としてリリースされており、現在でも人気のあるアイコン的なアイテムとなっています。
カットソー感覚で着用することができる、Tシャツとスウェットの中間のような薄手のウェアは、細身に作られ体に馴染んだ後のサイズ感を想定してつくられています。生地の裏毛は、甘くループを作ったトビ裏毛というもので、柔らかく着心地の良いものになっています。
1919年にニューヨーク州ロチェスターで誕生したスポーツウェアブランドのChampion(チャンピオン)。ミシガン大学にスウェットがユニフォームとして採用され、多くの人に知られるきっかけとなり、タウンウェアとして愛用されるようになっていきました。
1934年には洗うと縮むことが普通であったスウェットを、「リバースウィーブ」を開発して、この欠点を補います。リバースウィーブの製品は人気となり、チャンピオンはザ・キング・オブ・スウェットシャツの異名を持つほどになりました。
チャンピオンがキングオブスウェットと呼ばれる契機となった、リバースウェイーブ製法により製造されている歴史的なアイテム。糸・生地・縫製、全てにおいてMADE IN USAに拘って作られた赤タグと呼ばれるラインで、最高峰のフラッグシップモデルです。
USAのラインらしく、12オンスと肉厚でずっしりと重みがあり、USAコットンでざっくりとした風合いもポイントです。
1940、50年代に作られたアメリカンヴィンテージのスウェットは、現在でも人気のアメカジファッションですが、アメリカのモノづくりが大量生産になると、本来の味わいが失われ、魅力も半減してしまいました。
そんな現状の中、ループウィーラーは創業者・鈴木諭氏により、昔ながらの吊り編み機で製造するスウェットを復活させ、「世界一、正統なスウェットシャツ」を製造・販売するブランドとして1999年に設立されます。吊り編み機で作られる柔らかさ、着心地の良いウェアは世界的にも人気です。
ちなみに社名のループウィーラーとは、吊り編み機の意味を持つLoopwheel Machineからつけられています。
吊り編み機により作られるループウィーラーのスウェット。ダボッとしがちなスウェットをコンパクトにし、体にピタリと沿ったかっこいいシルエットを作ります。こちらのLW250は定番のLW01よりもスマートにスタイリッシュ。裏糸を細くした軽やかな風合いも魅力的で、少し大きめの衿ぐりは、インナーにシャツを合わせたコーディネートにも最適です。
Beamとのコラボ企画で誕生したのスーパーヘビーウェイトクルーネックスウェット。素材開発から共同で取り組み完成した完全別注シリーズのアイテムとなります。
飽きのこないシンプルなデザインでありなが、ヴィンテージの機能的なディテールであるクラシックな両Vと、脇下ガゼットが特徴的。昔ながらの良さがあるループウィーラーらしさもあるスウェットになっているのではないでしょうか。ゆったりとしたシルエットとヘビーウェイト吊り裏毛の重みも感じられるスウェットです。
大人カジュアルのブランドとして人気のレミレリーフは、2008年にデニムの名産地・岡山でスタートしました。
社名のレミレリーフとは「REMIX=工夫、創造」と「RELIEF=省く」を意味、工夫を凝らしながらも、余計なものを省いていくことで良い物が生まれるという、マイスターの思想から影響を受け名付けられています。古き良きアメリカンベーシックなスタイルのレミレリーフの特徴がよく表されていますね。
岡山にある自社工場で作られるヴィンテージ感がありながらも、しっかりとした作りの製品はおしゃれで、多くの男性から支持されています。
古着本来に近い経年によるダメージを再現されているレミリーフのスウェット。薬品や化学の力でダメージ加工を施しているわけではなく、朽ち果ててヴィンテージとなるように、長時間かけて染料を退色させて作られています。
アメリカはニューメキシコ州内の、アルバレス農場で栽培されたオーガニックコットンの「落ち綿」を使用されており、素材にもこだわりが感じられますね。
アメリカンヴィンテージ感がかっこ良く表現されている作りだと思います。
誰もが知るスポーツ関連ブランドのナイキ。スポーツの力を通して世界を前進させるといったコンセプトを持ち、アメリカ・オレゴン州に本社を構え、ウェア、スニーカー、アクセサリーなど、スポーツ用品を中心に多くのアイテムを展開。特にスニーカーやシューズは長年人気を保ち続ける代表的な製品です。売り上げも3兆円を超え、スポーツ関連のブランドとしてトップを走ります。
スウェットやパーカーも多くの種類をラインナップされていますが、ナイキのロゴが入ったデザインは安定のかっこよさがあります。
抜群の肌触りと定番のスタイルが魅力的なナイキの「ナイキ スポーツウェア クラブ フレンチ テリー クルー」。保温性や通気性を備え、軽くて動きやすいなどの特徴のあるナイキのスウェットの中、こちらは耐久性も着心地も備えた優れた定番です。
かっこいいスウェットですが、フィット感の強めなので、これ一枚でタウン用にするよりもインナーとして着用するのがいいかもしれません。
2006年に創立されたケパニ、素材にこだわり、ラフィー糸の裏起毛を使ったスウェットが特徴のブランドです。古きよきものを現代に再現するコンセプトを持ち、ループウィーラーと似ていますがケパニはそれを現代の素材や技術で再現されています。
また、ケパニはハワイ語で「日本人、日本の・・・」という意味を持ち、糸の生成・編み・起毛・裁断・縫製を全て日本国内で行うように、メイド・イン・ジャパンにもこだわりを感じます。
ケパ二と言えばラフィー裏起毛を使用したウェアが人気ですが、こちらも伸縮性・保温性に優れたラフィ生地を使用して作られているケパニの「ハリス2」。
ヴィンテージスウェットに見られるはめ込み式の両Vガゼットを、デザインに落とし込んだクラシックなルックスが魅力的ですね。体にフィットする細身のシルエットとヴィンテージ感がかっこいいです。
カナダのアパレルブランドでありながら、アメリカではリーズナブルなブランドとして知名度も高いGildan(ギルダン)。1946年に子供服のメーカーとして創業し、その後1984年に元となるギルダンテキスタイル紡績を買収。
他のカットソーのメーカーと比べると比較的若いブランドではありますが、Tシャツやスウェットシャツ、ソックスなどのカジュアルウェアを中心に、安さと質の良さを備えたアイテムを中心に展開。年間の販売数は7億枚を超え、特にTシャツのシェアは北米では70%とメジャーなブランドとなっています。
こちらのスウェット18000はギルダンの定番アイテムの一つで、8オンスの厚みがあり、裏起毛の仕様はアメリカスウェットの王道の内容。スタンダードなクルーネックであり、ゆったりとしたシルエットを作るギルダンらしさがあります。
秋口にはこれ一枚で過ごせ、冬場はインナーとして使えるスウェットとなっています。高品質なアメリカコットンを採用しており、「エコテック規格100」認定をクリアした有害物質を含まない安全性の高い製品です。
カットソーの最高峰とも言われるレイニングチャンプのスウェット。こちらは定番リラックスクルーネック「RC-3718」。ミッドウェイトクルーネックをRelaxed Fitで製作し、コットンでも上質な軽くて柔らいピマコットンを使用した定番クルーネックスエット。
2008年の創業のカナダのレイニングチャンプは、カナダにある自社工場で製品を製造、メイド・イン・カナダにこだわる高品質なスウェットブランドです。
こちらも、もちろんカナダ制の高品質な製品ですので、経年劣化が起きにくくヨレなどを防ぎ長く愛着できるものになっています。
イタリア・ボローニャのアートディレクターMassimo Ostiにより1982年に立ち上げられたブランド「ストーンアイランド」。機能的でありながら革新的なデザインをとり入れ、スポーツウェアを中心に新たな定義を確立したブランドとして知られています。
ストーンアイランドのスウェットは、ロングスリーブTシャツと一般的なスウェットの中間のような厚みとなっており、フィットしすぎずダボつかず美しいシルエットを作ります。寒い日にはインナーとして着用もできますが、かっこいいのでそれでは勿体ないですね。
1900年にテネシー州ノックスヴィルにて創業した「ヘルスニット」。上質な原料から紡績、ソーイングまでの一貫した生産管理を行い、質の高いアンダーウェアメーカーとして、ユーザーから高い信頼性を得ています。
昔ながらの編み機で編み上げる生地に拘る製法を使いますが、こちらの「スーパーヘビーワッフル」は、編み機の限界まで度詰めにした素材を使用したスウェットです。ヴィンテージ感を伴いながら、これ一枚でも着こなせる肉厚なワッフルカットソーに仕上がっています。
サーフボードシェイパーだったショーン・ステューシーにより、1980年に設立されたストゥーシー。今もなおストリートカルチャーの最前戦を歩むブランドは、仲間のためにお馴染みのロゴがデザインされたTシャツを制作したことからスタートしました。
パーカーやTシャツが人気ですが、スウェットももちろん人気があり、こちらはバックに大きなロゴがプリントされた定番バージョンで、ストリート系のファッションと相性がよさそうです。
1932年にアメリカ・オハイオ州シンシナティにて創業した「ベルバシーン」。チャンピオンと同じように、大学やスポーツチームの公式ウェアとして採用されたことで、多くの人の目に触れて有名になりました。
セレクトしたスウェットは裏起毛タイプの肌触りの良い製品で、首元についたV字状のガゼットが特徴的。よりヴィンテージ感のあるおしゃれなスウェットになっており、身幅も細くスッキリとしたシルエットを作ってくれます。
胸のポケットがチャームポイントなカーハートのスウェット。アメリカのワークウェブブランドを代表するカーハートですが、作業着としてだけではなく、ニット帽、Tシャツ、パーカーなどタウンウェアとして若い人から人気があります。
スウェットに胸ポケットが着いたものはあまり見かけませんが、カーハートになるとかっこよく見えるのではないでしょうか。10.5オンスのヘビーウェイトので、首元のV字ガゼット、ロゴにペン入れのスロットなど細かいところまで気を配って作られています。
メインキャラクターのブービーバードが印象的な、アメリカ・ユタ州にて1983年に創業されたアウトドアブランド「チャムス」。サングラスを落とさないためにメガネホルダーを開発したことがきっかけで立ち上がり、その後キャンプ用品などに展開。カジュアルアウトドアウェアからタウンユースまでカバーするウェアの印象も強いブランドです。
こちらのスウェットは胸に大きなロゴが特徴的。インレイと呼ばれる裏起毛スウェットで、柔らかな風合いと肌触りが良いスウェットです。
名古屋に本社を構えるキャブ株式会社が運営する無地アパレルブランドのユナイテッドアスレ。シルエット・着心地にこだわり長く着られ愛用される製品を提供することを目的に掲げ、無地でシンプルなデザインや、安くて長く着られる特徴などが現代的なブランドです。
こちらのスウェットもしっかりした作りでありながら、肌触りの良さが自慢な製品。シンプルな作りで、いろいろなシーンで活躍して長く愛用できそうです。
「トレンドとクラシックを併せ持つ提案」をコンセプトに、流行のウェアを揃えるセレクト、オリジナルを併せ持つナノ・ユニバース。特にオリジナルウェアは価格も安く、トレンドのウェアを安く買える店として近年とても人気があったブランドです。
こちらのスウェットは、ゆったりとしたビッグシルエットが特徴のクルーネックスウェット。存在感のあるアイテムで、合わせるパンツにより印象も変わってくると思われます。
1851年にアメリカのロードアイランド州で創業したフルーツオブザルーム。アンダーウェアメーカーとして知名度も高く、ヘインズとともに2大Tシャツメーカーとして君臨しています。ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャーハサウェイのグループ会社としても知られています。
こちらのスウェットは12ozのヘビーウェイト。裏地は起毛仕上げであたたかく、防寒に強いのは良いですね。肉厚でかなりモコモコとしたシルエットになります。質も良いようで、何度洗ってもへこたれないといった口コミも多いです。
以上です。いかがでしたでしょうか。ヴィンテージ感のあるものや綺麗めなもの、大きめやちょうど良いサイズのものなど、自分にマッチしたものを選んで、かっこよく着こなしたいですね。参考にしていただければと思います。
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