昨今のアナログレコードブーム以外にも、昔買ったレコード聞きたいといったことや、インテリアのためにレコードプレーヤーを置きたいといった多くの需要があると思います。最近のプレーヤーはBluetoothやusbに対応していて、昔の製品よりもより便利につかうことが出来るようになり、またデザインも進化を遂げ、美しいものなどが多くリリースされています。ここでは主要メーカーや、レトロ感のあるもの、かつての銘機などのおしゃれなレコードプレーヤーを紹介していきたいと思います。
出典:truss.jp
レコードプレーヤーは現在ではあまり普及されていないオーディオ機器でありますので、使い慣れた人は少ないですし、選ぶ際にチェックしなければならないことも多く、注意点や選び方などを見ていきたいと思います。
おしゃれなレコードプレーヤーのメーカーにはデノンやティアック、オーディオテクニカなどのアナログ時代にオーディオをリリースしていた老舗や、スタイリッシュなデザインのプレーヤーをリリースしている海外製があります。
信頼性でいえばやはり日本の老舗メーカーが良いと思いますが、アイオンオーディオのような価格、gadhouseのようにレトロモダンのデザインが魅力のメーカーもありますし、特徴も理解して選びたいです。
レコードプレーヤーは回転するレコードに針を載せて、振動を検知して音を出すプレーヤーです。その回転方式には、ベルトドライブ式とダイレクトドライブ式の2つがあります。
ベルトドライブはモーターの回転力をゴム製のベルトを介して伝える方式で、ダイレクトドライブはモーターの回転を伝える間接的な何かを介さずに、軸が直接ターンテーブルを回す方式です。
ベルトドライブでは構造がシンプルなために安く機器を作ることができ、回転も静かで安定しているといったメリットがあります。ダイレクトではモーター自体が独自開発のものが多く、高価となってしまう傾向がありますが、回転させる力が強かったり低振動といったメリットがあり、それぞれに特徴がありますが、現在ではベルトドライブ式の方が主流であり、価格もやすいので音楽を聴く場合はこちらのベルトドライブ式を選んで問題はないようです。
レコードプレーヤーを音楽を聞くためではなく、インテリアやファションアイテムと考える人も多いと思います。
プレーヤーはレトロやモダンであったり、木目調のもの、またスーツケースタイプのものまで様々です。スーツケースタイプは持ち運びに便利で良いのですが、部屋のインテリアのデザインタイプと同じものを選ぶと間違いはないと思います。
レコードプレーヤーの音は選ぶ上で重要ではありますが、やはりレコードだけを聞けるものよりもさまざまなデバイスの音楽を楽しむことができるものも多いです。BlueToothやUSBといった端子があるものを選べば、対応機器との接続ができレコードプレーヤーで聞けるといった製品も多いです。
レコードを聴くだけではなく、さまざまなデバイスを楽しみたい場合は入力端子を確認したい所です。
フォノイコライザーはレコードから検知した音の出力を上げる増幅装置で、レコードを再生するのに必需な装置になります。なので、別途購入する必要があるのですが、現在のレコードプレーヤーには内蔵されているものも多いです。ただ、中には内蔵されていないタイプのものもありますので、購入前には確認する必要があります。
以上になります。ここからは実際におしゃれなレコードプレーヤーをブランドに分けて紹介していきたいと思います。
デノンは1934年に創業した日本のAV機器メーカーです。一時期は日本コロンビアの傘下のブランドとなりますが、コロンビアの経営再建に伴い、2001年から株式会社デノンに事業譲渡という形で事業は残ります。その際に元々日本ではデンオンで親しまれた名前を、よりグローバルにとデノンと改名しました。
アナログからデジタルの時代になり、レコードプレーヤーの生産を中止した企業も多い中、デノンはレコードの需要が減っても作り上げてきたメーカーです。
ピュアオーディオ部会などのビジュアルグランプリにも選ばれている、洗練された外観のデザインを持つデノンの「DP-300F」。キャビネットにしっかりとした光沢があるのもおしゃれです。
肉厚4mmの厚肉成形材は強度・密度に優れているとのことで、重量もあるようで安定感があるのも良いですね。フォトイコライザーも内蔵されていますし、レコードの最後まで聞き終わったら自動でアームが持ち上がり元の位置まで戻り、回転も停止するフルオートタイプ仕様なので、初心者にも安心して使えるようなタイプとなっています。
スマートでスタイリッシュなデノンの「DP-450usb」。デザインシリーズの一環として開発された製品で、生活空間にフィットするミニマルさが特徴。こちらの450USBと450はデノンの最新モデルです。
性能は音質もデノンの上級機と遜色がないくらい良く、usbインターフェイスが用意され、usbメモリにダイレクトにデジタル音源を残せるのがポイントです。伝統のS字型ユニバーサルトーンアームはおしゃれで、ターンテーブルの回転精度を高める回転制御機能などもあると楽しめる機能ですね。
レガはメイドインイングランドに拘り、部品など全てイングランドのものを使い、ターンテーブルの生産、開発を行ってきたイングランドのメーカーです。ケーブル、カートリッジ、アンプ、スピーカーといったレコードプレーヤーに必要な機器も、すべて自社で開発しているといった物作りの高い技術を持ちます。
ターンテーブルのサウンドクオリティが一番と信じるレガでは、いくつかのターンテーブルをリリースしていますが、中でもPlanar3は銘機と言われる代表的な製品。また、軽量化を図る他のメーカーとは違い、ターンテーブルに必要となる安定をもたらす重量を重視し、重量感のあるモデルが特徴です。
独自の工程で作られたというウォールナットのキャビネットを採用したおしゃれなregaの「Planar1Mk2」。アームにカウンターウェイトをはめるだけで、すぐに使える簡単設計で、レガのターンテーブルの入門モデルになります。
35年の歴史を持つレガの高い技術によるアームのテーパー構造やハウジングの形状を実現。上位モデルであるPlanar6などのスモークタイプのダストカバーやAdvanced EBLT Drive Beltが使われていたりするお得なモデル。入門者ようといってもしっかりとregaの技術が搭載されているようです。
アメリカのロードアイランド州カンバーランドに本拠を構える、2002年創業のAV機器メーカーです。カセットやCDなどのプレーヤーをリリースしていますが、レコードが主力のようで、とても多くの種類のレコードプレーヤーをラインナップ。
特徴としてはデザインが良く、スピーカーまで内蔵されてプレーヤー一台で音楽を聴ける手軽なモデルが多いです。こだわりがなくレコードを聴くだけで良いといった方に向いており、また、使いやすい製品を手頃な価格でという理念が魅力のメーカーです。
天然木を使用したアイオンオーディオのレコードプレーヤー「Archive LP」。内蔵スピーカー、usb接続が可能。また、ベルト駆動で33-1/3、45、78回転を選べ、だいたいのレコードに対応しています。スピーカーまで内蔵されているのでこれ一台で音楽を聴けるので便利です。
とても落ち着いた雰囲気のプレーヤーで、どんな部屋にもマッチしそうなデザインは魅力ですが、さらに1万円以内で購入できるコスパの良さも人気の理由の一つです。
こちらはアイオンオーディオのレコードプレーヤー「Premier LP」は、bluetooth接続できる機器とワイヤレス接続することができ、スピーカーとしても使うことができるプレーヤーです。天然木を使ったIonAudioらしさもあります。
スピーカーが内臓されているので外部に繋いで音を出力する必要はありませんが、RCA出力端子も備えており、より良い音を楽しみたい場合などは外部スピーカーやアンプに接続して楽しむことも可能。USBでPCに接続することもでき、レコードを聴くだけではなく多彩な使い方ができるプレーヤーです。
バンコクを拠点に2015年にレトロモダンの音楽、ライフスタイルを提案するブランドとして設立されました。
あまり歴史がなく情報が少ないのですが、レトロでとてもおしゃれなレコードプレーヤーをリリースしており、製品は人気で世界各国に輸出をしているとのこと。今後注目のブランドだと思います。
ヴィンテージ感溢れるガドハウスのレコードプレーヤー「brad」。クラシックなフォルムながらレトロていすとのあるおしゃれなデザイン。スピーカー内蔵、Bluetooth接続が可能と現代的な機能も備えています。インターフェースが多いのが特徴で、さまざまな使い方に対応できる便利なタイプです。
ただあまり音質などは良いとの評判はないので、こだわりがある人向きではなく、とりあえず聞ければいい人向け。デザインは良いのでインテリアにはちょうど良いとは思います。
1953年に創業した日本の老舗音響メーカーのティアック。記録・再生技術が70以上の歴史があり、レコーダーやラジカセなどで高い技術力で創業より事業を拡大。計測機器や計測システムなどの事業も行っています。
デノンやオンキョーなどと同様に、デジタル化の波を乗り越えて、現在に至る日本のオーディオ機器メーカーです。
薄型で真っ黒なキャビネットがかっこいいTEACの「TN-3B-SE」。外掛け式ベルトドライブ方式を採用しているように、ベルトが外についているので状態を目視できるのは劣化なども良く分かり、モーターのカクカクと回転しだすコギングの影響を抑える効果もあるようです。
内蔵のフォノイコライザーには日本無線製のオーディオ用高精度オペアンプ「NJM8080」を採用していたり、トーンアーム部にはハイエンドトーンアームブランドのSAEC社とのコラボレーションなど、各部に高品質なアイテムをそろえているプレーヤーです。
木目のテーブルが美しい、ティアックのアナログターンテーブル「TN-400BT」。
Bluetooth接続とデジタル出力が可能なデジタルオーディオ出力usb接続を行うことが出来、Bluetoothはスピーカーに繋いだり、イヤホンやヘッドホンに繋いだりとできるタイプの製品です。針はオーディオテクニカ製でいくつか付属としてついてくるようです。
ただもともと5万円と高額な製品で、現在は中古でしか手に入らずお金に余裕がある方向けです。
レコードプレーヤーのカートリッジ専業メーカーとして1962年に創業した東京都町田市に本社を構える「オーディオテクニカ」。創業以来、NHKをはじめとした各放送局向けに展開し、順調に拡大していきましたが、cdの登場にカートリッジの需要は減り業務を縮小。
評価の高いヘッドホンやイヤホンのイメージが強いのですが、現在もレコードプレーヤーを何台かリリースしています。レコード時代を影で支えた老舗の製品だけに敬意をはらいたいですね。
白いボディがおしゃれなオーディオテクニカのレコードプレーヤー。レコードをセットしたらスタートボタンを押すだけの簡単フルオート再生が可能。
Bluetoothやusbインターフェイス、スピーカーなども内蔵されていない一昔前のモデルですが、価格も安いのでスピーカーに繋いで、レコードを聞くだけの方に向いている製品です。
レコードを挟んで音を奏でるオーディオテクニカのワイヤレスレコードプレーヤー「サウンドバーガー」。レコードを聴くためのオーディオとしては、新しい革命的なフォルムの製品です。サウンドバーガーという名前も分かりやすくて良いですね。
ワイヤレスでコンパクトな設計なので、さまざまな場所に持ち運んで使えるのがメリット。ただし、残念なことにアンプやスピーカーは内蔵されていないので、音が出ることはなく、bluetoothのインターフェースを備えているのでBlueToothスピーカーやヘッドホンなどにつなぐ必要があります。
1946年に井深大と盛田昭夫により創業され、東京都港区に本社を構えるSONY(ソニー)。家電からネットワーク、ライフサイエンスなど、あらゆる事業を行う世界的な多国籍コングロマリット企業です。近年では金融系やエンタメ系の事業にも展開していますね。日本を代表するような大企業であり、知らない人は少ないと思われます。
もともとテープレコーダーやラジオといったオーディオ関連の機器を製造し、それがヒットしたことで会社を大きくしていった経緯があり、現在でもイヤホンやスピーカーなどの音に関する機器では評価の高い製品をリリースされています。レコードプレーヤーも初心者に向けた優しい設計となっており人気です。
スッキリとしたシンプルなデザインがおしゃれなソニーのステレオレコードプレーヤー。オートスタート、オートリターン、オートストップの機能が備わり、自分で針をレコードに乗せる必要がなく、ボタンを押すだけでアームが自動で動いて再生してくれるなど、初心者向けの製品としてリリースされています。とはいえこれ一台ですべてが備わっているわけではなく、フォノイコライザーは内蔵はされていますが別途スピーカーは必要になります。
外見はシンプルですがしっかりとBluetooth,usbのインターフェースを備え、外部との接続も十分行えるプレーヤーとなっています。
レコードはカセットやCDよりも前に発売されていたアナログ機器なので、歴史も相当長く、70年代80年代が全盛です。その当時の人気のあった製品は残念ながらあまり残っていないのですが、ここではそういった当時人気だった銘機を紹介しています。
ターンテーブル部にDP-3000を使用したDP-3700F。
DP-3000は1972年に発売されたダイレクトドライブ方式のターンテーブルで、当時としても安くはない43000円という価格で発売されたにも関わらず、納品までに何か月もかかるという大ヒット製品です。
当時はベルトドライブ方式が主流の中、DP-3000のダイレクトドライブ方式はモーターが直接ターンテーブルを回す方式で、放送局などで使われている機器と同じになり、耐久性や信頼性などからヒットとなりました。
1972年に発売されたパナソニックTechnics1200。2010年にTechnicsの消滅により一旦は発売中止となりましたが、2016年には復活している根強い人気のあるプレーヤー。長きにわたりディスコやクラブなどで、DJを支えてきたのがSL-1200シリーズの製品です。
音楽を聴く機器はたくさんありスマホで十分な人が多い中、レコードプレーヤーは音楽を聴くだけではなく、インテリアの一部になるようなおしゃれさを求める人が多く、デザインの優れたものが多いです。
中でもレトロ感のあるものは多いので、ここでは暖かみのあるレトロ風なものを紹介しています。
1965年製のフォードマスタングをモチーフに作られた、独特なデザインがかっこいいレコードプレーヤーです。スピードメーターがチューナーになっていたりと面白いしかけも見られます。
機能としてはスピーカーが内蔵され、ラジオが再生できたり、bluetoothで他のメディアの音楽なども聴くことが可能です。
天然竹製ボディが特徴的でおしゃれなHouseOfMarleyのレコードプレーヤー。Marleyの名前の通りボブマーリーをリスペクトしており、自然環境を考えた製品づくりを行うアースフレンドリーなブランドです。
スリップマットにはリサイクル加工で作ったREGRINDシリコンスリップマット、ダストカバーは再生利用により加工されたオーガニックコットンや麻などのRewind ファブリック素材を使用と徹底しています。
木製ボディのレトロでヴィンテージ感のあるレコードプレーヤー。BlueToothに対応しているので、他のデバイスと簡単に接続することができ、ヘッドホンやイヤホンと接続して音楽を楽しめますし、こちらのレコードプレーヤーをスピーカーとして再生が可能。内蔵のスピーカーは緻密な調整を施し、卓越な音質を実現してくれます。
また、価格も一万円とコスパが良く、とても人気となっている製品です。
持ち運びに便利なトランクケース型レコードプレーヤー。トランクケース型の製品は結構多くあるのですが、デザイン性や利便性は正直な所よく分かりません。ただこのチコニアのプレーヤーはRCA, Bluetooth, USB, AUXと充実のインターフェースに、内部スピーカー、オートストップ機能と十分な機能を備えており、それでいて6000円で購入できる安さがとても魅力です。
レコード最盛期として優れた基本性能を持つヤマハのレコードプレーヤー。スピーカーは内臓されていなく、USB、Bluetooth接続もない機種ですが、音楽振動のみを読み取るストレートトーンアームや高音質フォノイコライザーアンプ/PHONOを備え、高音質な音を楽しめるプレーヤーです。
グロス塗装の高剛性キャビネットも美しく、デザイン的にも美しい製品だと思います。
アマダナとユニバーサルミュージックとの共同企画で生まれたブランドAmadana Musicから、もっと身近で、手軽に聴けるレコードプレーヤーをというコンセプトで生まれたレコードプレーター「UIZZ-18520」。
レトロでモダンの、良いインテリアにもなるデザインで、音楽にまつわる新しいライフスタイルを実現できるのではないでしょうか。
以上です。いかがでしたでしょうか。アナログ時代な音に浸りながらも、良いインテリアになるようなおしゃれなプレーヤーを選ぶとより、快適にすごせそうですね。
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