おしゃれなラジカセをメーカー別に15選。東芝やソニーなどのイメージ

CDの衰退とともにCDラジカセの需要も落ち込んでいましたが、近年はアーティストなどがカセットテープでオリジナルソングをリリースしたために、再生することの出来る機器の需要が若い人の間で高まりました。

ラジカセは1970年代から存在し、現在でもマニアの間では当時のレトロ品は人気ですが、現在ではBlueToothを備えたものなど機能も最新となったものがリリースされています。ここではレトロはもちろん、おしゃれで機能性もある製品を紹介して行こうと思います。

おしゃれなラジカセの選び方

インテリアにマッチしたデザインを

ラジカセのデザインは、レトロ感あるものから現代的なシンプルでスッキリとしたものまで幅広くありますので、自分の好きなデザインを選ぶことが出来ると思います。部屋にマッチしたものを選べば、良いインテリアにもなるのではないでしょうか。やはり特にレトロ感のあるものはおしゃれに見えるようにおもいます。

ただ、70年代や80年代のゴツゴツしたようなデザインものは近年にリリースしたものの中には少なく、その場合は当時のものを購入する必要があります。

メーカー

ラジカセは1967年頃に、アイワやナショナルがラジオとカセットテープを再生録音できる機器を発売したのがスタートで、その後、ソニーや東芝などが多機能なもの、サンヨー電気がおしゃれなものをリリースしたりと続いています。

現在リリースしているメーカーには、ソニーのように昔からラジカセを発売しているものと、山善のようにブームによりリリースしてきたメーカーに分かれています。

多くのメーカーの中でもカセット聞くのに良い音を楽しみたい場合は、やはりソニーやパナソニック、東芝といった大手のメーカーの製品が良いようです。

インターフェース

ラジカセとはラジオとカセットが再生できる機器のことですが、現代ではその他にも音楽の再生方法は多岐に渡り、ラジオはともかくカセット以外にも再生できる製品の方が便利ではあります。

例えばBluetooth接続に対応していればスマホと繋いでスマホで再生できる音楽を聞けますし、SDカードやUSBに対応していればメディアにある音楽を再生できます。さまざまなデバイスから音楽を再生できることは良いのですが、そういった機器は価格も高くなってしまう傾向もあるので、ラジカセの用途を考えて、必要な機能があるものを選びたいですね。

使うシーンを考えてサイズを選ぶ

ラジカセは持ち運びができるハンドルがあるものが多いように、部屋に設置して使う以外にも、キャンプなどに持ち運んで使うことを考えている方も多いかと思われます。サイズもさまざまで、持ち運びを考えている場合は小さい方が当然便利になりますね。

さらに薄型設計ならば置き場所に困ることも少なくはなると思いますが、安定感を考える場合はどっしりとした厚手のものの方がよいでしょう。サイズやハンドルなど、目的に合った特徴のあるものを選びたいです。特に持ち運ぶ場合はAC電源のみならず、乾電池を使えることが必需になります。

以上です。ここからはおしゃれなラジカセをメーカー別や当時の製品を紹介していきたいと思います。

日本の有数電気メーカーだった「東芝」

東芝はパソコンや白物家電で、かつて日本でも有数なメーカーでしたが、現在はそれぞれの分野で売却され持株会社として機能している企業です。2023年12月20日には上場が廃止となりました。

ラジカセはだいたい東芝エルイートレーディング株式会社からリリースされています。自社生産していない製品の卸業務を行う企業と、中には東芝が製造しているものもあるとは思いますが、とにかくラジカセの種類は東芝が一番といえるほど豊富にあります。

東芝 ハイレゾ対応 Bluetooth/SD/USB/CDラジオ TY-AH1(K) ブラック

マイクロUSB、USBポート、SD/SDHCカードスロットなどのインターフェースをもち、Bluetooth、CDにも対応。もちろんラジカセも使うことができますし、すべてにハイレゾ音質に再現するコンバータを搭載。さまざまなメディアを鮮明で美しく音を楽しむことかできます。

ほぼすべての記憶デバイスに入れられた音楽を再生できる幅の広さが魅力。カセットテープに関してはノーマルテープの他、ハイポジションテープ(TYPEII)再生に対応しているようです。

サイズ
35 x 12.6 x 21.8 cm
インターフェース
Bluetooth
メディア
SDカード,USBメモリー,CD,

東芝 CDラジオカセットレコーダー TY-CDV1

ラジカセでは珍しい薄型の製品「TY-CDV1」。スマートでおしゃれなデザインが特徴的です。正面からだとわかりにくいですが、奥行きが大きかった今までのラジカセとは違うタイプです。スリムでコンパクト設計なので、場所を取らず無理なく配置が可能。

Bluetoothやusb接続などはありませんが、ラジカセ、CDの他にCD-RやCD-RWも再生可能。cdやカセットが見やすい大きな窓、大きなダイアルなど使いやすさにもこだわっているようです。

サイズ
37 x 14.8 x 8.8 cm
インターフェース
-
メディア
-

元オーディオ御三家の山水電気ブランド「サンスイ」

元高級音響メーカーであった山水電気。1944年の創業後、20年で上場企業へと成長し、パイオニアと並びオーディオ御三家の一つと言われていましたが、デジタル化の波に乗り遅れ2014年に破産。現在はドウシシャがライセンスを取得しサンスイブランドを引き継いでいます

SANSUI Bluetooth搭載ラジカセ

レトロなデザインながら、SDカード/USBメモリーのMP3再生やBluetooth接続なども可能なサンスイのラジカセ。現在のシンプルなスタイリッシュさとは違い80年代テイストが魅力的で、それほど大きくもなく、電池でも動くのでキャンプなどに持っていくのも良いかもしれませんね。

カセットにしっかりと録音もでき、足りない所がないような機能を備えた製品ですが、音が少し良くないとの声もあります。

サイズ
95 x 31.7 x 11.5 cm
インターフェース
Bluetooth
メディア
SDカード/USBメモリー

SANSUI ラジカセ SANSUI S(シルバー) SCR-3

昭和風デザインおしゃれなサンスイ「SCR-3」。シルバー塗装の悪い意味ではない安っぽさが、いかにもな昭和感が溢れていてすてきなラジカセです。

こちらの製品は当時のラジカセを再現したような作りで、ラジオとカセットが聴けるのみ。また、ノーマルテープのみ使うことができます。さまざまなデバイスのものを再生させたい場合は少し物足りませんが、アマゾンでは1万円を切る価格はうれしい所ですね。

サイズ
-
インターフェース
-
メディア
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工作機械、産業機器、機械工具の商社「山善」

大阪府大阪市西区に本社を置く山善。主に工作機械、産業機器、機械工具の商社ですが、海外に多くの拠点を置きファブレスメーカーとして、家電や家具などを自社ブランドとしてリリースしている企業です。

オリジナルの製品も製造しているようですが、製品はどれも安くデザインも優れており、種類を多くリリースしているので家電のメーカーとして知られているかも多いかもしれません。

山善 キュリオム ラジオカセットレコーダー

人気の木製キャビネットを使用した、山善キュリオムシリーズのラジカセ。「好奇心への飛躍」のコンセプトとした、キュリオムシリーズらしいビジュアルに優れた製品です。他にはないようなデザインで、北欧のインテリアとの相性もよさそうですね。

CD、ラジオ、カセットからダイレクトにUSBやSDカードに録音できる機能面や、タイマー機能なども充実しています。

サイズ
幅45×奥行22×高さ18.8cm
インターフェース
AUX
メディア
CD/SD/USB

海外事業で得たノウハウを活かす「ANABAS」

株式会社太知ホールディングスの国内事業として運営されているANABAS。オーディオ、ラジオ、クリーナーなどのユニークな製品を展開しています。

太知ホールディングスは空調、医療、車両などの輸出事業を世界中で展開している企業で、このような海外事業で得たノウハウを活かして行きたいとANABASを立ち上げています。

ANABAS(アナバス) ラジオカセットレコーダー

クラシックなデザインが魅力のアナバスのラジカセ。ダイヤルや切り替えスイッチのアナログ感がかっこいいのですが、特にレトロ感は感じず、モダンな部屋にマッチしそうなデザイン。ワイドFMに対応し、クリアなラジオを聞けるのも良いですね。

幅27cm×高さ15.7cmと見た目以上にコンパクトで、うまくインテリア溶け込めるのではないでしょうか。

サイズ
幅27×奥行7.4×高さ15.7cm
インターフェース
-
メディア
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数々のヒットラジカセを手掛けた「ソニー」

世界でも有数の企業として知られるソニー、特に最近ではプレステのゲーム機のイメージが強いですが、1970年代には多くの人気ラジカセをリリースしてきました。

CF-1700やビルバップなどのヒットした機器が多いですが、中でも1974年に発売した「studio1980」は大ヒットとなり、ここから世の中に普及した歴史があり、ソニーはラジカセ界をリードしてきた存在でした。

ソニー CDラジオカセットレコーダー CFD-S401

4色のカラーバリエーションが揃うソニーのCDラジカセ「CFD-S401」。インテリアに合わせて選べるカラーバリエーションは嬉しい所。大きな液晶もデザイン的にも良いですし、使いやすさもあるのではないでしょうか。

サイズもコンパクトで取っ手もついて持ち運び自由。もちろん電池で稼働も可能です。タイマー機能が付いてラジオをも楽に録音でき、ただデザインは良いのですが、機能面としてUSBやSDカードなどの対応はなく、インターフェースはあまり期待できないようなのでそこは残念ですね。

サイズ
19 x 31 x 13 cm
インターフェース
-
メディア
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ソニー CDラジカセ レコーダー CFD-S70

カセットテープで録音再生を楽しむオーソドックスなソニーのラジカセCFD-S7。暗い所でも見やすいバックライト、持ちやすい取っ手、操作しやすいボタン配置カセットテープに録音、音声入力端子につないでアンプ内蔵スピーカーで聞くなど、一通りの機能は揃っています。

BlueToothなどの現代的な機能はなく、これといった特別なものはないのですが、見た目はスマートながら昭和ラジカセのようにシンプル設計で使いやすいと思われます。

サイズ
35.1 x 16 x 23.1 cm
インターフェイス
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メディア
CD/カセットテープ

全国に物流ネットワークを持つ「オーム電機」

東京都豊島区に本社を構えるオーム電機は、1955年に創業の家電を中心とした電気機器製造のメーカー・ベンダーです。1975年に電気用品の輸入を開始し、日本各地に事業所を設けて現在の形態を作り上げました。

製造もおこなっているようですが、おもにファブレスメーカーとして協力工場からアイテムを仕入れて売るスタイルで、自社で展開する全国の物流ネットワークを駆使して販売ニーズに対応しています。

オーム電機 AudioComm

オーム電機のAudioCommシリーズのラジカセ「RCS-SUB920R」。外部マイクをつないでカラオケと機としても使える製品です。デザインはとてもかっこいいとおもいますが、カセットテープ、USBメモリ、microSDカードなども使え、これらのデバイスに録音することができますので、自分の声を聞くことで語学の学習などに使うことができます。

乾電池/AC電源の2電源対応、アナログ/デジタル双方向録音、MP3録音再生など、見た目はレトロですが、多くの機能が備わっています。

サイズ
インターフェース
Bluetooth4.2搭載
メディア
USBメモリ、MicroSDカード

1953年に設立された老舗の音響メーカー「TEAC(ティアック)」

1953年に設立された老舗の音響メーカー「TEAC(ティアック)」。東京テレビ音響株式会社と、1956年に設立された東京電気音響株式会社をが合併し、1964年に現在のティアックとなりました。

1964年の東京オリンピックで使用されたスローモーションVTRの共同開発に携わり、国産初のステレオカセットテープデッキ「A-20」を開発。一般家庭にカセットデッキが広まるきっかけとなったメーカーで、多くの人に知られる企業となり急成長を遂げました。しかし、デジタル化にともない2004年に上場が廃止といった歴史もありますが、現在でも記録と再生分野において人々が求める最高水準の技術を追求し、オーディオ事業だけではなく医療用画像記録再生事業、機内エンたーテイメント事業などに展開されているようです。

TEAC(ティアック) AD-850-SE/S

TEACのスマートなラジカセ「AD-850-SE/S」。なんとなくレトロ感のないながらも、古めかしさを感じられるTEACらしさのあるかっこいいデザインだと思います。

エコー機能付きマイク入力端子を備えており、カラオケ機としても使うことができ、また、USBのインターフェースもありますので、そのままUSBメモリに録音も可能なようです。一昔前の外観をしていますが、機能的にもそのままのようで、BlueToothなどは備わってはいません。こういったクラシカルなものを求めている人も多いとは思いますが、ただ機能面を考えると少し価格も高いかもしれません。

サイズ
43.5長さ x 28.8幅 x 14.5高さ cm
インターフェース
USB
メディア
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テレビ開発を行ってきた長い歴史を持つ「ORION」

1958年に神戸市で大竹貿易として設立された「オリオン電気」。ORION(オリオン)とはそのオリオン電気が展開するカーオーディオ、スピーカー、アンプなどのオーディオ関連のブランドです。

オリオン電気はブラウン管の時代からテレビの開発を行ってきたメーカーで、低価格かつ日本独自の規格に沿ったものをリリースし人気のメーカーでしたが、2020年10月15日に法人格が消滅。

しかし、現在もドウシシャなどがブランドを受け継ぎ、タイにあるWORLD ELECTRIC(THAILAND)LTD.も引き続き製造委託先として製造を続けているようです。ラジカセなども優れた機能を持ち、デザインにもこだわった人気の製品をリリースされています。

ORION Bluethooth搭載 ステレオ ラジカセ SCR-B5

ORIONのいかにも80年代デザインの昭和なラジカセSCR-B5。見た目はレトロですが、Bluetooth機能が搭載されています。最高級ではないですが、音質も悪くはないとのことですので、スマホ内にある音楽をブルートゥースで接続したのしめますし、カセットテープに録音といった使い方もよさそうです。

その他SBメモリー・マイクロSDカードも使え、カセットを使わなくても十分音楽を楽しめ、デザインも良いのでインテリアのために一台置きたくなるほどの製品です。

サイズ
12.5 x 38.8 x 20.2 cm
インターフェイス
Bluetooth/USB/AUX
メディア
USB メモリー/マイクロSD / カセットテープ

ORION(オリオン) ラジカセ ステレオラジオカセット SCR-B7A

コンセプトが「俺たちの青春ラジカセ」というSCR-B5よりもさらに80年代感の強いオリオンのラジカセ「SCR-B7A」。80年代にタイムスリップしたようなレトロデザインですが、こちらも機能は現代風となっており、Bluetooth機能搭載、USB接続など不足なく、7W+7W総合14Wのハイパワーデジタルアンプも搭載。

さらに12.5センチ+3センチのコーンツイーターを採用した2WAYステレオスピーカー構成、低音を増幅する「BASS BOOST」機能など音質も期待できそうです。おしゃれでインテリアにも良いので、カセットテープを使用しなくても欲しくなってしまいそうなアイテムだと思います。

サイズ
11.8 x 42.5 x 23.5 cm
インターフェース
USB,BlueTooth
メディア
microSD

ラジカセを中心とした電気機器を手掛ける廣華物産のブランド「WINTECH」

東京都板橋区中丸町に本社を構える廣華物産株式会社が展開するAV機器ブランドの「WINTECH」。ラジカセ・ラジオのWINTECHとコンセプトがある通り、多くの種類のラジカセをラインナップされています。

その他にもテープレコーダーやCDラジカセなど、一昔前に人気のあったオーディオ機器が多くあり、また機能的にも現代的なインターフェースに対応していないものも多く、レトロ好きな人からは好かれそうなブランドです。

WINTECH コンパクトラジカセ SCT-R225K

wintechのコンパクトラジカセ。とても小さいサイズなので持ち歩きにも便利。マイクロSD/USBからMP3を再生できますし、録音もでき、またAM/FMラジオを聴くことができます。スマホでもいいかもしれませんが、アナログ感がおしゃれで、録音機能がボタン一つでできるので良いのではないかと思います。

サイズ
W188xD98xH36㎜
インターフェース
マイクロSD/USB
メディア
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70,80年代に人気だったラジカセ

SONY ソニー CF-1980

1974年に発売した2WAYウェイスピーカーのソニー「studio1980」。ラジカセの歴史の中でも大ヒットした名機と言われる製品。ラジカセがスタートした時に比べて機能や音質も飛躍的にアップしているのに、価格は同じとコスパが良く、基礎を築き、後に影響を与えたこれぞラジカセという製品です。

サイズ
-

SONY ソニー FX-300 JACKAL

テレビの機能まで備えたソニーのジャッカル。いわゆるラテカセと言われる製品ですが、ヒコーキのコックピットをモチーフに、とにかく男心をくすぐるかっこいいデザインが特徴。1976年当時も重厚な作りで人気でしたが、海外のコレクターにも人気があるラジカセです。

サイズ
W175 x H270 x D225mm

以上です。いかがでしたでしょうか。長い歴史のあるラジカセ。これからカセットテープも使われなくなる時代だとは思いますが、ラジカセにはカセットテープだけではなく、MP3やBluetoothで接続して音楽を聴くことができる製品も多いですし、なによりデザインが良くインテリアの一部となるので、これからも残っていくのではないかと思いますね。素敵なラジカセを見つけていただければと思います。

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