ズボンを履くのに必ず必要になるベルト、ファッションのアイテムとして多くのブランドからかっこいい製品が発売されています。カジュアルに使えるものや、ビジネスの場で使うものとに分けることができます。ここではおしゃれなブランドを中心に、シーンに分けて適したベルトを紹介していきたいと思います。
ダンヒル、モンブラン、ホワイトハウスコックスなどのラグジュアリーブランドや、ほぼベルトのみを製造するアンダーソンズやサドラーズなどが、特にかっこいいベルトをリリースしています。
また、ダンヒルのベルトならばその他の身に着けているスーツなどもダンヒルでと、統一した方がよりおしゃれ。特にブッテロなどは革靴のブランドなので、ブッテロならぜひ靴もブッテロにしてみたいですね。
シーンにはカジュアルとビジネスがあり、中には関係ないという人もいますが、シーンに向いたものはあり、紳士向きや格式高いブランドは個人的にはビジネスに向いているのではないか思います。仕事場でカジュアルなものでは威厳がないですし、年配の人でも知っているブランドを身に着けている方が何かと良いようにと思います。
スーツはもちろん、ベルト、時計、靴などはビジネスの場面では特に気を付けたいアイテムですね。
おしゃれにベルトを着こなすなら、長さは特に気を付けたいポイントです。自分の体に合わずに長すぎたり、短すぎたりするようでは良いブランドでもかっこ悪いですよね。
サイズが合わずに穴を自分で開けて、元々ある穴と違うとおかしいので、できるなら5つ穴の真ん中にバックルが来るようにするとスマートです。
ベルトには黒以外にもカーキなどのカラーバリエーションがありますが、特に色に気を付けるのはスーツを着るビジネスシーンではないでしょうか。ビジネスではあまり派手な色よりも、黒や茶色などの抑えた色を選ぶのが無難です。スーツを着る人なら特に、靴やスーツの色と合わせて目立たたせないようにすると馴染みます。
カジュアルではあまり全開に見えることは少ないと思いますが、それでもベルトが浮いているようなカラーバランスの着こなしは、あまりおしゃれではないように思います。
以上です。ここからはビジネスとカジュアルに分けて、かっこいいブランドのベルトを紹介していきたいと思います。
日本のベルト専門メーカーの「Knot」。2011年に森川晃伸を中心に3人でスタート。デザイン、作り、機能性、全ての面において一切妥協することなく、厳選された素材を使い、熟練の職人により作られるメイド・イン・ジャパンのベルトブランドです。
クロコダイルを使った最高級ラインの「Morikawa」。ハイセンスな大人のシリーズ「Mercer」。一切の無駄を省いた「attire」などのラインを展開しています。
メンズ革ベルト専門メーカーのKnot。いくつかコンセプトの違うシリーズを展開しており、その中でもMERCERはこだわりを持ったハイセンスな大人のためのブランドです。
こちらは一枚革を使用し、上品さとワイルド感を合わせたようなハイセンスなデザイン。30cmの細幅にタンニン鞣し革が特徴で、カジュアルラインの製品です。
1966年に革製品の製造が盛んだったイタリアパルマにてカルロ・ヴァレンティにより創業されたベルト専用ブランド。現在も創業者の息子であるリカルドを中心に、ファミリー経営を続けています。
パルマの工場にて熟練職人のハンドメイドにより作られるベルトは評価が高く、現在は80カ国以上の約1000店舗で展開されるまでに成長しました。
1966年にイタリアのパルマにて創業し、イタリアを代表するベルトブランド。熟練の職人による手作業工程を重視するスタイルで作ります。
中でもレザーメッシュベルトはアンダーソンズのベストセラー。上質なレザーを使って編み込まれた、安定感と耐久力に優れた製品、カジュアルでもビジネスでもどちらのシーンでも活躍してくれそうです。
ポールスミスはイギリス・ノッティンガム出身のファッションデザイナーであり、彼が展開するファッションブランドの名前でもあります。
メンズブランドを代表するひとつに挙げられると思われますが、品のあるデザインの中に、男性を魅力する遊び心が特徴。ベルトは上品な風合いのデザインのアイテムが多く、ビジネスシーンに向いているとおもわれます。
どの年代にも受け入れられるので、軽くに見られがちで、こだわりの強い人からは敬遠されることもあるのかも知れません。
上品な雰囲気を溢れ出るポールスミスのピンバックルベルト。
バックルを外すことなく、リバーシブルとして使える機能性が特徴。裏表でブラックとブラウン2種類を使い分けて使うことが出来るので、シーンにより使い分けられそうです。
1941年創業のアメリカのファッションブランドのコーチ。名前やロゴなどは誰もが一度は目にしたことのあると思われます。
家族経営の小さな革小物の企業でしたが、アクセサリー等がヒットし、徐々に高級なメーカーへと成長。現在はバッグや財布などが主力となっていますが、メンズのベルトも素敵なデザインが多く、代表的なシグネチャー柄もラインナップ。ビジネスシーンでもカジュアルシーンでもどちらでもおしゃれに使いこなせます。
コーチの人気シグネチャー柄の型押しベルト。リバーシブルで使うことが出来、片面には人気のシグネチャー柄ともう片面にはシックな無地ブラックの組み合わせ。使い分けやすそうなデザイン。また、ガンメタルカラーのバックルも特徴的で、メンズラインならではの製品です。
父の事業を受け継いだアルフレッド・ダンヒル氏により、1893年にイギリスにて創業されたダンヒル。馬具専門製造卸売業としてスタートし、車の普及にともない旅行バッグやレザー小物の製造販売。ドライバーに支持されて成長することになります。
ダンヒルに流れる自動車(Motoring)と権威(Authorities)を組み合わせた「モートリティーズ」の言葉はこの時に生まれ、サイドカーラインなど現代でもこの精神は受け継がれています。
現在は車関連ではなく、高級ファッションブランドと親しまれ、紳士なメンズ用として地位を確立しています。
紳士のブランドとして名高いダンヒル。クラシカルなバックルでリバーシブルな仕様。ダンヒルらしく派手さはなく大人なアイテムです。
ダンヒルの人気シリーズ「カドカン」や「サイドカー」シリーズのベルトではありませんが、シンプルでビジネスシーンにピッタリだと思います。
アンドレア・ダミーコ氏により1991年・ボローニャにて創業されたAndrea D'AMICO(アンドレアダミコ)。靴屋を営んでいた祖父の影響で、27歳の時にオリジナルベルト作りはじめ、ブランドを立ち上げました。
1993年あたりからは、さまざまなレザーアイテムをリリースしていますが、ベルトが一番の人気のようです。
日本では大手セレクトショップにて売られることで名前が知られるようになりましたが、ブランドとしてはそれほど大きくはなく、知名度も知る人は知るといったところでしょうか。ただ、ベルトに関してはリーズナブルで、おしゃれでかっこいいものが揃っているので、カジュアルなシーンで使うタイプとしておすすめです。
コットン素材を使ったアンドレアダミコのメッシュベルト。コットンとレザーでナチュラルに仕上げられたおしゃれなデザイン。バックルにはブランドのシンボルでももあるリングが使われているのもポイント。主張しすぎずどんなボトムにも合わせやすそうな、カジュアル向きです。
ボッテガヴェネタは1966年にイタリア北東部のヴェネト州にて創業されたイタリアを代表するラグジュアリーブランド。ベネチアの工房を意味する社名の通り、もともとは熟練職人による手作業による革製品作りを行う工房でした。その際に生まれたのが手作業の工程により製造する、編み込みによるイントレチャート。現在でも象徴として人気です。
2001年にグッチやバレンシアガが所属するケリンググループに所属したことで、一気にラグジュアリーブランドとしての地位を確立しました。
ボッテガヴェネタの特徴であるイントレチャートで作られたベルト。イントレチャートで作られた財布などと違い、ベルトの場合だと無骨なかっこ良さを感じるデザインですね。
お金持ちな大人のイメージのあるブランドですが、こちらは価格も高くそのままのイメージの製品かもしれません。
天然素材のカーフレザーを使っているので、多少匂いも感じるようです。
ビジネスシーンではやはりスーツスタイルと定番ですが、スーツスタイルに合うベルトと言えば、やはりダンヒルのように男性向けで格式の高いブランドが似合っているのではないかと思います。ここではそのような、歴史と格のあるブランドの製品を紹介しています。
ライターブランドとして知名度の高いデュポンですが、レザーを使ったアイテムも充実しており、その中でもベルトは数多くの種類がラインナップされています。
セレクトしたベルトは最もシンプルで、価格も一番安く、カーフレザーを使い、しっかりとラグジュアリーとしてのデュポンを堪能できる製品だと思います。
ベルトを専業に製造するイタリアのサドラーズ。有名なラグジュアリーブランドなどにOEMで製品を製造してきた歴史もあり、ベルト作りのこだわりが高いブランドです。
特に高品質なレザーを使った編み込みベルトは手作業で丁寧に作られ、サドラーズの技術が詰まっています。5000円代とコスパもよく、特ににこだわる人に向いている製品だと思います。
バックルに描かれたホワイトスターがおしゃれなモンブランの紳士用レザーベルトです。高級ブランドだけにモンブランと直ぐに分かる作りが良いですね。
質の良い鞣しを使っているため、カーフレザーは耐久性に優れ長持ちするのが特徴。使い込むほどに柔らかくなり風合いも良くなって来るようです。
エッティンガー、ホワイトコックスと並び、イギリスの革小物ブランド御三家の一つに挙げられるグレンロイヤル。ブライドルハイドと呼ばれる馬具用の革を使った製品が特徴で人気です。
セレクトしたベルトもやはり馬具素材用の革を使い、バックルも馬具を製造している工場から取り寄せたという、「HARNESS BRIDLE」
ドレススタイルに良く合うベルトと言われています。
イタリアのフェラーラで1973年に創業したフェリージ。ナイロンとレザーを組み合わせ、光沢と艶やかさを持ち合わせたバックが知名度が高いですが、元々はベルトが人気があったブランドで種類も豊富です。
中でもドレスベルトはビジネスシーンにピッタリなベーシックスタイル。パケッタレザーを使い美しい艶が魅力です。
ハイブランドではないもののしっかりとしたブランドで、ビジネスでも使えるし、カジュアルでも使えるようなベルトをここでは集めてみました。
オロビアンコはイタリアのブランドですが、現在本国では活動をしていなく伊藤忠商事が販売を手がけており、日本でとても人気があります。
ベルトに限りませんがどの製品でも種類が豊富で、こだわりみたいなものを感じないのですが、その軽さも魅力かもしれません。
ベルトは回転式のバックル、リバーシブルの2way仕様が人気です。
1930年~1950年に製造されていたスタッズベルト。いまでは希少なアイテムとして手に入りずらい商品ですが、HTCはそれをより近い状態で再現させ、世界各国で愛されるベルトブランドに成長。
使う人を選びそうなスタイルですが、芸能人の愛用者も多く一定の人気があります。厚手の革にエンボス加工とフラワーをモチーフに、豪快にスタッズが打ち込まれたかっこいいベルトです。
ポルコロッソは福岡を拠点に活動する革小物ブランド。日本製にこだわりを持ち、オリジナルの牛革を使って作られた製品は、長く愛用できる耐久性に優れる評価も高いブランドです。
また、自分のオリジナルになるカスタマイズにも対応、ベルトは種類は少ないですが、名入れに対応してくれています。ハードレザーを貼り合わせて作られた上品な仕上がりのベルトは、普段のファッションに加えたい大人のアイテムです。
イギリスの革小物ブランド御三家の一つとして、世界に認められたホワイトハウスコックスですが、1875年の創業当時は馬具の用品を製造するメーカーであり、ファッション関連は1920年頃から開始しています。
ファッション関連の小物と同じく、ペット関連の首輪やリードなどを生産していましたが、そのメッシュのリードを見たラルフローレンは、人間用のベルトの生産を依頼。それをポロブランドで発売したところ大ヒットとなり、ホワイトハウスコックスの名が知れ渡りました。なのでベルトはホワイトハウスコックスを代表するアイテムの一つと言えると思います。
1974年にイタリアのトスカーナ州にて創業したブッテロ。ブーツのブランドとしてとても人気の高いですが、2000年代に入るとバッグなどの革小物などにも展開。
品質の良い革でとても頑丈に作られたブーツが特徴で、長持ちするとの声が聞かれますが、その品質の良い革で作られたベルトももちろん高品質。馬の鞍イメージして作られたバックルはとてもかっこいい出来ですね。
ただ東京や大阪にも直営店ができ、日本での人気も高いのですが、残念ながら近年では事業を撤退する見込みのようです。
デニムで人気なイタリアのカジュアルブランドのディーゼル。ハイブランドと比べると格や質は落ちるのかもしれませんが、ベルトに関してはさまざまなバリエーションがあり、若い人に好まれそうな、値段もそこそこにかっこいい製品がラインナップしています。
その中でセレクトしたベルトは、少しバックルの星が派手かもしれませんがそれ以外は落ち着いた風合いで、5000円の値段もあり、カジュアルシーンに良いのではないかと思います。
アメリカオレゴン州の革小物ブランド「タナーグッズ」。アメリカメイドの厳選した国産素材を使い、少人数のハンドメイドで仕上げるクラフト精神のあり、ベルトを主に、日本ではシップスに取り上げられたことで知名度が上がったようです。
セレクトしたベルトは無骨なアメリカンスタイルなデザインがかっこよく、カジュアルシーンで使いたいです。
ここだは大量生産されているようなブランド製品の中から、それでもカジュアルな場面で活きる安いベルトを紹介しています。
ワークウェアブランドとして100か国に展開されている人気のディッキーズ。ディッキーズといえばやはり穴のないガチャベルト。
ワーク系らしいバックルのかっこよさよりも、楽なタイプのスタイルが似合うと思います。バックル部分は取り外し可能なので、切ってサイズ調整が可能。豊富なカラーバリエーションもラインナップされています。
アメリカのカジュアルアンダーウェアブランドのヘインズ。快適さ、心地よさをコンセプトとし、3枚組の白Tシャツがコスパも良く人気です。
ベルトも価格も安いのですが、バックルはアンティーク感のあるこだわりで安くは見えない作りです。どんな服装にも合わせやすそうなスタイルがヘインズらしいですね。
カルバンクラインはアメリカのファッションブランド。アパレルをメインとするブランドですがにアクセサリー、アンダーウェア、フレグランスなど幅広く展開しています。
セレクトしたベルトは艶消しを施したバックルとリバーシブルなスタイルが特徴。ブラックとブラウンのリバーシブルカラーは服装により使い分けられて便利ですね。
以上です。いかがでしたでしょうか。ベルトは服装によってあまり見えなくなる部分でもありますが、おしゃれに拘る人ならやはり良いブランドのかっこいい製品を身に着けたいですね。気に入った製品ならば気分も上げることができますし、お気に入りのベルトを見つけてくれていたらと思います。
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