
コーディネートのアクセントとして、あるいは実用的な道具として欠かせないベルト。ビジネス・カジュアルを問わず、各ブランドから多様なモデルが展開されています。
ここでは膨大な選択肢の中から、今手に取るべき価値のあるブランドをピックアップしました。

ベルトの選択肢は、エルメスのようなラグジュアリーブランドから、アンダーソンズに代表される専業メーカーまで多岐にわたります。
どのブランドを選ぶにせよ、重要なのはブランドロゴを揃えること以上に、装い全体の「質感」を調和させることです。例えば、ダンヒルのような格調高いベルトを選ぶのであれば、それに相応しい仕立てのスーツや靴を合わせることで、初めてコーディネートに説得力が生まれます。
職人技の光る上質なベルトは、腰元からスタイルを引き締めるだけでなく、手入れ次第で一生ものとなる道具です。自分のスタイルに馴染む一本を吟味し、愛着を持って使い込むこと。そのプロセスこそが、大人の装いにおける本当の価値と言えるかもしれません。

ベルト選びで最も重要なのは、「装いのテイストと足並みを揃えること」です。自分のファッションのスタイルにあわせるということは特に大事で、カジュアルならカジュアルなブランドのベルト、スーツスタイルには革製のフォーマルなベルト。といったように、ブランドやデザインを合わせると、まとまりのあるコーディネートになります。
また、シーンにもカジュアルとビジネスがありますが、紳士向きや格式の高いブランドのベルトなら、ビジネスはもちろん、カジュアルな現場にも使うことができるので便利です。ベルト、時計、靴などの小物類は、ビジネスの場面では特に気を付けて装着したいですね。
ベルトのカラー選びは、全体のコーディネートを引き締める「統一感」の要です。ベルトには黒以外にもカーキなどのカラーバリエーションがありますが、靴の色と合わせるとまとまりのあるコーディネートになります。
特に気を付けたいのはスーツを着るビジネスシーン。ビジネスではあまり派手な色よりも、黒や茶色などの抑えた色を選ぶのが無難です。スーツを着る人なら、靴やスーツの色と合わせて目立たたせないようにすると馴染みます。
カジュアルではあまり全開に見えることは少ないと思いますが、それでもベルトが浮いているようなカラーバランスの着こなしは、あまりおしゃれではないように思います。

おしゃれにベルトを着こなすなら長さは特に気にしたい所で、どれだけ良いブランドのベルトでも、長すぎたり短すぎたりすると一気に「だらしない」印象になってしまいますよね。
ベルトには通常5つの穴が開いていますが、、真ん中の穴にバックルがくるようにすると美しいとされています。
そのため、自分のウエストのサイズを基準に選ぶことが大事になり、ベルトの詳細には何インチのベルトには必要なウエストが表示されているので、しっかりと参考にしましょう。

ベルトの「幅」は、見た目の印象とスタイル(オン・オフ)を決定づける非常に重要な要素です。一般的には3.0cm〜3.5cmの間で選ぶのが基本ですが、約2.5cm以下の細い場合はスッキリとした印象になり、キレイめなスタイルとマッチしやすく、逆に、約4cm以上の太いタイプならば無骨なラフなスタイルと相性が良くなります。
ファッションの個性を強めたい時などには幅も意識すると、より良いコーディネートになるようでしょう。3.0cm以下(ビジネス用)と、3.2cm〜3.3cm(兼用・ジャケパン用)の2種類を揃えておくと、ほとんどのコーディネートに対応できます。
以上です。ここからはブランドや、ビジネスとカジュアルに分けて、かっこいいブランドのベルトを紹介していきたいと思います。

1973年にイタリア北部フェラーラの小さな革工房からスタートた老舗レザーブランド「Felisi(フェリージ)」。「モダンイタリアンクラシック」スタイルのコンセプトを基に、伝統的なクラフトマンシップとモダンな感性を融合させた、イタリアを代表するバッグ・レザーグッズブランドです。
1992年に発表したリモンタナイロンとバケッタレザーを組み合わせたバッグが脚光を浴び、ブランドの地位を確立。それまでの「カジュアルなナイロン」のイメージを覆し、ビジネスシーンにエレガンスと軽やかさをもたらしました。
バッグの他にも財布や、上質なレザーを使用したベルトなども人気が高いアイテムとなっています。
フェリージのベルトといえば、まずはこれと言われる不動のベストセラー「22/18/A」。熟練した職人が手作業で編み込んだメッシュタイプで、フェリージの象徴ともいえる、イタリアの伝統的な「バケッタレザー」を編み込んでいます。
このベルトの最大の特徴は、機械ではなく熟練した職人が手作業で革を編み上げている点。起伏のある細かな編み目が、丁寧な仕事を感じさせますね。
約3cmという絶妙な幅に設計され、デニムやチノパンといったカジュアルスタイルはもちろん、イタリアらしい軽やかなジャケパンスタイル(クールビズなど)との相性が抜群です。
こちらもメッシュベルト(22/18/A)と並び、ブランドの顔となっているクロコ型押しレザーのドレスベルト「85/07/SA」。エクスクルーシブのこの革は、ベジタブルタンニンで鞣された後に、色付けやコーティングなど特殊な工程を経て作られます。発色が良く、センシティブな光沢、優美さを備えています。
また、クロコダイルらしい高級感のある立体的な質感を高く再現しつつ、美しい色出しと光沢感で上品さを演出。素材の上質さとクラフマンシップが備わり、経年変化も楽しめる一生モノともいえるベルトとなっています。
J&M DAVIDSON(J&M デヴィッドソン)は、1984年にロンドンで誕生した、イギリスの伝統的なスタイルとフレンチ・エスプリが融合したレザーブランドです。「永遠のベーシック」と称されるほど、流行に左右されないデザインと、英国の伝統的なクラフツマンシップにフランスの優雅さを融合させた独特の世界観を持っています。
最大のヒット作は、巾着型のバッグ「フリンジ カーニバル」ですが、最初に作った製品が「犬の首輪」に着想を得たスタッズベルトでした。そのため、バッグが有名な現在でもベルトはブランドの魂とも言え、ベルトは「メッシュベルトの絶対的な権威」として知られています。
J&M DAVIDSON創業時から人気のモデルで、熟練職人による立体的な編み込みが特徴の「エンベロープバックルティップエンドベルト」。カジュアルすぎず、上品ですがドレスすぎないといったジャケットにもデニムにも合わせやすい特徴があります。
先端の金属チップ(プンターレ)がアクセントになり、腰回りが「のっぺりしない」のもポイントです。

革製品の製造が盛んだったイタリアパルマにて、1966年にカルロ・ヴァレンティにより創業されたベルト専用のブランドの「andersons(アンダーソンズ)」。世界中のトップセレクトショップから絶大な信頼を寄せられる、ヨーロッパ最大級のベルト専業メーカーです。
その最大の魅力は、自社工場での一貫生産による圧倒的なクラフトマンシップにあります。パルマの工場にて熟練職人のハンドメイドにより作られるベルトは、現在は80カ国以上の約1000店舗で展開。ヨーロッパの一流タンナーのレザーを使用した品質の高さや、デザイン性の豊富なベルトをリリースされており、特にメッシュベルトは高い評価を受けています。
アンダーソンズの不動の1番人気であり、ブランドの代名詞と言えるラバーメッシュベルト「0765」。レザーとラバー(ゴム)を混紡して編み上げており、伸縮性があり、体型や姿勢に合わせてベルトが伸び縮みするため、長時間座っていてもお腹が苦しくなりません。
複雑に編み込まれたメッシュには立体的な凹凸があり、無地のスラックスやデニムに合わせた際、腰回りに「奥行き」と「洒落感」を与えてくれます。30mm幅が主流で、ジャケパンスタイルやゴルフウェア、大人の休日スタイルに最適です。
上質なカーフレザーを仕様したアンダーソンズの定番的なドレスベルトの一つ「0014」。30mmの太すぎず細すぎない幅は、どんなスーツスタイルにもフィットし、程よい光沢感がある上品なアイテムとなっています。
メッシュベルトで人気のアンダーソンズですが、こちらのソリッドなカーフレザーベルトも、その品質の高さからビジネスマンを中心に高い人気があるようです。
アンダーソンズの中でもベストセラーの人気の高いメッシュベルト「Anderson's 1097 C1A BROWN」。熟練の職人による手作業工程を重視するスタイルで作られた、アンドーソンズらしい英国のクラシックスタイルがベースとなります。ラバーを使わず、上質なフルグレインレザーのみで編み上げられたモデルです。
上質なレザーを使って編み込まれたベルトは、ラバータイプに比べると重厚感があり、レザーの質感をダイレクトに楽しめます。
安定感と耐久力を持ち、メッシュベルトの特徴でもある穴がないのも使いやすさなど、カジュアルでもビジネスのどちらのシーンでも活躍してくれなベルトとなっています。
イタリアのパルマにて1965年に創業したベルトを専業とするブランド「Saddler's(サドラーズ)」。古くから革製品の製造により栄えていたパルマですが、サドラーズはこのパルマ地方で産出される厳選された上質素材を使い、職人による丁寧な作業によりベルトを製造されています。
クラフトマンシップによるイタリアのものづくりを感じさせるベルトは、評価も高く、多くの男性から支持されるファクトリーブランドとして知られています。同じくパルマで誕生したANDERSON'Sなどに比べてもクオリティでは劣ることなく、さらにコストパフォーマンスに優れた製品が特徴です。
独特の編み込み模様と上質なイタリアンレザーが特徴のサドラーズのメッシュベルト「G256」。サドラーズといえば「メッシュベルト」と言われるほど、ブランドの代名詞的なモデルになります。
高品質なレザーを使った編み込みベルトは手作業で丁寧に作られ、サドラーズの技術を凝縮。光沢感ある上質カーフを、手作業の強い力で編みこんでいるからこその、存在感が高いベルトとなっています。
編み込むことにより強度も高くなっており、長く使える耐久性を備えながら、コスパが良いのもメリットでしたが、少し価格があがってしまいました。
毛足の短い上質なスエードを使用している「G337」。こちらは代表的なメッシュ素材ではないですが、イタリアブランドらしい、絶妙な発色と素材感が楽しめる人気のモデルです。
ジャケパンスタイルやデニムスタイルを上品に格上げしてくれ、特にネイビー、ブラウン、トープといったカラーが、靴の色と合わせやすいことから支持されています。
2022年に幕を閉じた英国の名門「ホワイトハウスコックス」の職人たちが集結して設立したブランド「Beorma(ベオーマ)」。同社のDNAと高いハンドメイド技術を受け継ぎ、ブライドルレザーのメッシュベルトや財布を中心に、経年変化を楽しめる上質な英国製品を展開しています。
基本的にはホワイトハウスコックスを継承した「そのままのクオリティ」ですが、ベオーマとして再出発するにあたり、一部、より現代的なシルエットに変更されました。
英国伝統のブライドルレザー(馬具用革)を贅沢に使った、質実剛健なドレスベルト「B0015」。裏材を使わずに一枚革仕立てで作られており、一枚革ならではの堅牢でしなやかなイングリッシュブライドルレザーの魅力を堪能できます。
バックルと本体の連結部には、馬具の手綱にも使われる「チェイプ(挟み込み)」を採用。ホワイトハウスコックスのDNAを最も色濃く、かつシンプルに受け継いだ「通好みの実力派モデル」となっています。
イタリア・ヴェネト州で創業した「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」は、職人の手仕事と洗練されたモダンデザインが融合した、世界屈指のラグジュアリー・ブランドです。
ベネチアの工房を意味する社名の通り、もともとは熟練職人による手作業による革製品作りを行う工房で、地元の職人が集まり革製品を作っていました。その手作業の工程により製造する編み込みのイントレチャートは、ボッテガヴェネタの象徴として現在でも人気です。また、
2001年にグッチやバレンシアガが所属するケリンググループに所属したことで、一気にラグジュアリーブランドとしての地位を確立されました。
ボッテガヴェネタの特徴であるイントレチャートで作られたベルト「271932」。ブランドの象徴である「イントレチャート(編み込み)」を全面に押し出した、メンズベルトの不動のベストセラーモデルです。ベルトの帯全体が精緻に編み込まれ、ロゴがなくても一目でボッテガ・ヴェネタと分かる、圧倒的な存在感があります。
イントレチャートは財布などと違い、ベルトの場合だと無骨なかっこ良さを感じるデザインです。お金持ちな大人のイメージのあるブランドですが、こちらは価格も高くそのままのイメージの製品かもしれません。天然素材のカーフレザーを使っているので、多少匂いも感じる様子ですが、エイジングも楽しめるアイテムです。
ボッテガらしいトライアングルバックルを採用したベルトですが、こちらの「690762 V0ER0」では、これまでのレザーベルトとは「素材」と「構造」が全く異なる非常にユニークなモデルです。
最大の特徴は、帯の部分がレザーではなく、ポリプロピレンやポリエステルを編み込んだ素材で作られている点。ピンを刺す穴がありません。レザーよりも軽く、少し光沢感のあるスポーティーな印象で、レディースとして出品されていることが多いですが、全長が長いため男性でも全く問題なく着用可能です。
アンドレア・ダミーコ氏により1991年・ボローニャにて創業されたAndrea D'AMICO(アンドレアダミコ)。靴屋を営んでいた祖父の影響で、27歳の時にオリジナルのベルト作りをはじめ、ブランドを立ち上げています。
1993年あたりからは、さまざまなレザーアイテムをリリースしていますが、ベルトが一番の人気のようで、クラシックなカーフのベルトしか無かった時代に、カラフルなエキゾチックレザーを使ったベルトを発表したことで話題となりました。
日本では大手セレクトショップにて売られることで名前が知られるようになりましたが、ブランドとしてはそれほど大きくはなく、知名度も知る人は知るといったところでしょうか。ただ、ベルトに関してはリーズナブルで、おしゃれでかっこいいものが揃っているので、カジュアルなシーンで使うタイプとしておすすめです。
イタリアン・ビジネスベルトの決定版ともいえる、アンドレアダミコのSTAMPAALCEレザーを使用した「ACUB011」。モデル名の「STAMPA ALCE(スタンパ・アルチェ)」は、イタリア語で「エルク(ヘラジカ)風の型押し」を意味し、本物のエルク(ヘラジカ)革のような、深く不規則なシボ(表面の凹凸)が特徴です。
型押し加工が施されているため、傷が目立ちにくく、手に取った瞬間に分かるほどしなやかな風合い。ベーシックからユニークなものまで多くのSTAMPAALCEのベルトがある中、「ACUB011」は代表的なモデルの一つで、ネイビーカラーの人気が高く、シンプルなデザインでどんなシーンにも対応可能なアイテムとなっています。
K.T.ルイストン(K.T.Lewiston)は、オールデンの日本代理店であるラコタ社が展開する、日本の高品質レザーグッズブランドです。ラコタ社は日本における高級靴・革製品文化の立役者とも言える企業であり、日本の老舗シューホリックやファンの間で聖地とされています。「ラコタハウスが作っている」という背景が、革好きにとっては一つのステータスとなるでしょう。
「最高級の素材を、熟練の職人技で」というコンセプトのもと、特にコードバンを用いたアイテムにおいて、国内屈指のクオリティを誇ります。
なめらかできめ細かい国産のシェルコードバンを使用した「コードバンレイヤードベルト」。最高級の馬革であるコードバンを使いながら、「賢い構造」によって実用性と価格のバランスを極めた名品です。
一本の長い革ではなく、3つのパーツを繋ぎ合わせて一本のベルトにしています。これは3つに分けることで希少な革を無駄なく使え、価格を抑えるため。それでもベルトとしては高級となっているのは仕方がないですね。
透明感のある「水染めコードバン」(主に国産の新喜皮革製)を使用し、瑞々しく、鏡面のような艶がかっこいいベルトとなっています。
ヴィンテージ愛好家からセレブリティまで、世界中で熱狂的な支持を集めるアメリカのレザーブランド「HTC(Hollywood Trading Company)」。ヴィンテージストアのバイヤーをしていたジップ・スティーブンソンは、自分でスタッズベルトを制作し、2000年、ロサンゼルスに「HTC(HOLLYWOOD TRADING COMPANY)」を創業されました。
スタッズベルトとは1930~50年代に生産されており、ベルト本体にスタッズ(鋲)と呼ばれる金属製の装飾が打ち込まれたベルトのことです。今となっては年間数十本くらいでしか市場で出回らない希少なアイテムで、それをジップがよみがえらせ、現在では世界各国で知られるベルトブランドとして愛されています。
細長い楕円形の中にスタッズを敷き詰めた、通称「ピーナッツ」と呼ばれる人気モデル「#125」。ターコイズやスティングレイ(エイ革)を配置するのが#125の基本構造です。
#FLOWERと並ぶ人気モデルで、スタッズだけでなくスティングレイ(エイ革)を組み合わせた豪華な仕様のものなど、より無骨でタフな印象を与えてくれるベルトとなっています。
バックル横に25周年記念の特別な刻印入った、HTCの25周年を記念して作られたナロースタッズベルトです。HTCの王道が40mmを超える極太であるのに対し、このモデルはわずか19mmしかありません。これまでの無骨なイメージを削ぎ落とし、現代的なスタイルに特化させています。
また、剣先(エンド)の1箇所だけにフラワースタッズがあしらわれ、ベルトの胴体部分にはスタッズがなく、プレーンなレザーのみ。綺麗めなパンツに合わせ、揺れる剣先でさりげなくHTCであることを主張する、大人なベルトとなっています。
1967年創業の東京・葛飾区にある老舗紳士ベルトメーカー「長沢ベルト工業」。熟練の職人による手作りと、機能性を両立させたアイテムが支持されています。「Made in Japan」にこだわり、高品質な本革ベルトをハンドメイドで一貫して製造。自社名義だけでなく、有名セレクトショップや百貨店の「高級ライン」のベルトを長年製造(OEM)してきた実績があり、一般層への認知度は高くありませんが、百貨店のバイヤーや革製品の愛好家の間では「間違いないメーカー」として定着しています。
イタリアの高級タンナー「ワルピエ社」のブッテーロレザーを使用した、革好きに人気のモデル「イタリアンレザー ブッテーロ ベルト」。植物タンニン鞣しにより、使い込むほどに色が深まり、独特の透明感のある艶が出てくるのが最大の特徴です。
このベルトの美しさを決定づけているのが、中央部分を盛り上げた「芯入れ」と「盛り上げ」の技法で、ベルトの中央をこんもりと盛り上げることで、光の当たり方に陰影が生まれ、平らなベルトにはない高級感と重厚感が漂います。

イギリスを代表する高級ファッションブランドの「Dunhill(ダンヒル)」。その歴史は1893年、アルフレッド・ダンヒルが父の馬具専門製造卸売業を継承したことから始まります。自動車の普及をいち早く予見した彼は、旅行バッグやレザー小物を次々と発表し、先駆的なドライバーたちから熱狂的な支持を集めました。
ダンヒルに流れる自動車(Motoring)と、権威(Authorities)を組み合わせた「モートリティーズ」の言葉は、この時に生まれ、サイドカーラインなど現代でもこの精神は受け継がれています。
現在は車関連ではなく、身につける人の品格を高めてくれるような、高級ファッションブランドとして地位を確立、妥協のない素材選びと英国らしい抑制の効いたデザインは、現代の紳士に相応しい真のインテリジェンスとエレガンスを体現し、世界中で高く評価されています。
ダンヒルには多くのベルトがありますが、中でも定番の一つといえる「BPN270A42」。シンプルなシルバーの長方形バックルで、ブランドロゴが入っていますが、嫌みがなく、どんな職種でも使える「間違いない」デザインです。
カドガンのような凹凸のある型押しではなく、表面がフラットに仕上げられた上質なスムースカーフを採用、適度な光沢感があり、カドガンよりも「ドレス感」や「高級感」が強く出るのが特徴です。
大正時代から続く日本のベルトづくりの技術を継承する「飯田工房」が、より洗練されたスタイルを提案するために展開するオリジナルブランド「SADO(サド)」。
明治から続くベルト屋の佐渡工業株式会社を前身としており、1951年の創業以来、長きにわたり日本の装いを支えてきました。
現在は「国産ベルトのOEMシェアNo.1」を誇ることでも知られ、数多くの有名ブランドの製品を手掛けることで培われた技術力は折り紙付きです。
モノづくりの町としても知られる職人気質の強い堀切に拠点に、飯田市松尾に自社工房を構え、日本の伝統的な製法と職人のクラフトマンシップを頑なに守り続けています。手作りで作られるベルトは、国内でトップクラスのシェアを誇るほど評価の高いブランドとなっています。
SADOの「sd-1001」は、同ブランドの中でも「究極のスタンダード」と呼べる、コスパと品質を両立させた看板モデルです。世界屈指のタンナーが集まる姫路で鞣された牛革を使用し、適度な厚みがあり、手に持つとしっかりとしたコシを感じられます。
安価なベルトは裏側に合成皮革を貼り付けてコストを下げますが、このsd-1001は裏材にも牛革を使用。「MADE IN JAPAN」の刻印に恥じない、日本の職人による丁寧な処理が光るベルトとなっています。
ビジネスマンにとってまさに「間違いない一本」と言える定番ベルトの「ET56」。革本来の自然な光沢が楽しめるスムースレザーを使用し、型押しなどがない分、革質の良さが際立ち、非常にクリーンな印象を与えます。
グレンロイヤルなどの「肉厚なブライドルレザー」のイメージで手に取ると、そのスマートさに驚くかもしれません。
多くの英国ベルトが「堅牢さ(丈夫さ)」を売りにする中で、こちらのET56はエッティンガーらしい気品の高いベルトとなっています。
ディーゼル定番のレザーベルト「B-STAR」が、NEWロゴと共にアップデートされた「X08881P1913」。一般的な牛革(カウハイド)ではなく、バッファローレザーを使用しているため、使うほどに馴染み経年変化を楽しめます。
バックル先端のエンボスロゴとピン部分のスターレリーフがデザインポイントで、デカロゴで主張するモデルとは違い、「見えない部分へのこだわり」を感じさせるディテールです。
「PERFECTO BELT NARROW」(パーフェクト ベルト ナロー)と呼ばれる、細身のショットの人気ベルト「3129046」。アメリカの老舗HORWEENレザー社のクロムエクセルレザーを使い、オイルをたっぷりと含んだコシがあり、しっとりとした革質が特徴です。
ライダースジャケットのアイコンである「ONESTAR」(ワンスター)のスタッズが、かっこいいデザインのベルトとなっています。
エッティンガー、ホワイトコックスと並び、イギリスの革小物ブランド御三家の一つに挙げられるグレンロイヤル。ブライドルハイドと呼ばれる馬具用の革を使った製品が特徴で人気です。
セレクトしたベルトもやはり馬具素材用の革を使い、バックルも馬具を製造している工場から取り寄せたという、「HARNESS BRIDLE」 。耐久性のある革本来の艶が高級感を演出しており、ドレススタイルに良く合うベルトと言われています。
以上です。いかがでしたでしょうか。ベルトは服装によってあまり見えなくなる部分でもありますが、おしゃれに拘る人ならやはり良いブランドのかっこいい製品を身に着けたいですね。
気に入った製品ならば気分も上げることができますし、お気に入りのベルトを見つけてくれていたらと思います。















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