食材の新鮮さを保ったり飲み物を冷やしたりと、どの家にも一台はある冷蔵庫。生活形態により必要なものは違いますので、小さい物から大きなものまでサイズも多く、レトロなデザインなど種類も豊富です。
ここではかっこいいデザインの冷蔵庫を紹介していきますが、信頼できるメーカーの製品を中心に見ていきたいと思います。
おしゃれな冷蔵庫を発売しているメーカーにはパナソニックやアイリスオーヤマなどの日本の大手電機メーカー、ハイアールなどの海外の大手家電メーカーがリリースしている製品に多いですが、smegやビッグチリのように冷蔵庫は人気があるといった、海外のデザイン家電メーカーもあります。
冷蔵庫は金額の高いものがほとんどなので、お財布と相談して選ぶ必要がありますが、日本のパナソニックや日立などの大手白物家電メーカーには海外のおしゃれなブランドなどにはないリーズナブルな製品が多く、さらに高性能な省エネ機能などが搭載されているため、デザインも備わった大手家電ブランドのものがおすすめになります。
出典:photo-ac.com
冷蔵庫は常に電源を入れて動作させている家電なので、電気代は気になる所なのではないでしょうか。消費電力は製品によりさまざまなので、気を付けなくてはなりませんが、特に確認したいのは年間消費電力量(kWh)で、これにより一年間にどれだけ電気消費量が分かるので、低い数値のものを選ぶのが大事になります。
はっきりした金額が気になる方は、1kWhあたりの電力単価を調べ、年間消費電力量×電力単価で年間の金額を計算することが可能。ちなみに1kWhあたり平均約27円になります。
デザインはレトロかモダンなスタイルの冷蔵庫にかっこいい製品が多い印象です。特にSMEGやビッグチリのレトロ感のあるデザインはかわいさもあり、話題にもなりやすく海外でも日本でも人気になる傾向があるようです。ただ、レトロでもモダンでも自分の部屋の雰囲気やスタイルにマッチしたものを選びたいですね。
一人暮らし用のアパートなどはキッチンの小さいため、冷蔵庫をリビングに置かなくてはならない状態になる場合があります。そういった場合には特にリビングのインテリアを壊さないような、おしゃれな製品を選びたい所です。
冷蔵庫には多くの機能性を持つものがあり、より早く食材や飲料を冷やせる急速冷凍や、自動で節電モードに切り替わるエコモード、また、製氷機は自動か手動かなど、こういった機能を事前にチェックすることは、後悔しないで長く使うために必要です。その他チルド室、野菜室もあるものとないものがあるので、自分が必要とする機能をしっかり事前にチェックしておきましょう。
サイズはキッチンに対してマッチしたものを選びましょう。あまりに大きかったりするとキッチンが見栄えが寂しいですよね。
また、生活スタイルにより必要な容量は決まってきます。5人家族以上は500L以上、3~4人家族には400L~500L前後、二人暮らしは200Lから350L前後、一人暮らしは100〜200L。
一人暮らしで自炊をしない人なら100Lでも問題なく、また料理を多くする人の場合は少し大きめの方がいいと思いますが、ある程度の目安になるので参考にしていただけたらと思います。
以上です。ここからは実際にメーカー別に分けて、おしゃれでかっこいい冷蔵庫を紹介していきます。
大阪府堺市に本社を構える日本を代表する電気メーカーの「Sharp(シャープ)」。1912年に創業し、多くの家電をリリースされてきましたが、経営不振により、2016年に台湾の鴻海精密工業の傘下となりました。台湾のメーカーになった後も日本国内でのブランド力は高いですし、液晶ディスプレイ技術は高く世界中で使用されています。
高品質なガラスドアを採用しているシャープのかっこいデザインの冷蔵庫「SJ-GD15J-B」。こちらもシャープ特有のプラズマクラスターが搭載されているので除菌されたクリーンな冷気が循環します。
こちらは洗練されたデザインのPLAINLYシリーズの家電で、特徴的なガラスドアは強化ガラスでキズが付きにくくなっています。いくつかのバリエーションもあり、カラーはブラックの他にホワイトもラインナップ。付け替えドアで右左どちらの開閉を選ぶことができるので、設置がしやすくなっています。
1948年イタリアにて創業されたSMEG。世界中に17の子会社を設立されいるように、比較的大きく展開されている家電ブランドです。
デザイナーとパートナーシップをとり、優れたデザインの製品を生み出しているのが特徴で、特に50年代のレトロスタイルの冷蔵庫は世界的にも人気の製品となっています。その他にも電気ケトル、トースターなどもレトロ感のあるデザインで人気がありますが、デザインだけでなく、イタリア製の品質の良さもあり、信頼性も高いです。
世界中で人気のあるSMEGの冷蔵庫は、50年代風のレトロな外観と、独特な丸みのあるレトロ感が魅力です。
冷蔵庫だけでなく、SMEGの家電はどれもレトロでかわいらしいですが、どんな場においてもおしゃれさを失わない素晴らしいデザインの冷蔵庫です。
カラーもバリエーションが豊富でサイズもいくつかあるようですが、どれも高額となっているのが残念な所。自動霜取り機能やデジタル温度調節機能などが備わったタイプもあるようです。
comfeeはイタリアでは人気の家電ブランドで、北イタリアのミラノとコモの中間あたりに位置するサロンノに拠点を置いています。
若い世代に向けたスタイリッシュなデザインと、直感的に操作できるシンプルな機能と設計が特徴。また、コストパフォーマンスにも優れ、冷蔵庫の他、トースターやオーブンレンジなどを日本でリリースされています。
レトロでスタイリッシュなコムフィーの冷蔵庫。45Lと97Lのバリエーションがありますが、97Lタイプはデザインがレトロで人気があります。
レトロタイプは丸々としており、角もないので人がぶつかっても怪我をしにくいメリットもあり、容量のわりにはスリムでコンパクトなので、置く場所に困らず、多くの食材を収納可能。レトロホワイトはどんなお部屋にもなじみやすそうです。年間消費電力量約170kWh/年となっており、環境にも家計にもやさしい設計となっています。
コンパクトで一人暮らしに丁度いいサイズ感のコンフィーの冷蔵庫「RCD45BL」。ブラックとホワイトのカラーバリエーションがありますが、どちらもデザインが良く、シンプルなので雰囲気を壊さず設置できるのではないかと思います。
サイズが小さいながらもたっぷりと収納も可能で、製氷機もしっかりと搭載。取り外し可能な仕切り棚や調整脚なども付いて使いやすさもあるようです。
アイリスオーヤマは日本の家電メーカーがシェアを失っている中でもシェアを伸ばし、ひときわ存在感を放つ企業です。家電事業だけでなく、ペット用品やガーデニング用品、LED電灯など幅広く経営をしているようです。
冷蔵庫はサイズが豊富で、生活スタイルに合わせた製品を多数販売しており、デザインもシンプルでスマート。おしゃれなものが多いです。中でもノンフロン冷凍冷蔵庫は少しレトロ感があり特にスタイリッシュに思いました。
丸みを帯びたレトロでおしゃれなアイリスオーヤマのノンフロン冷凍冷蔵庫。メタリックのハンドルも特徴的でかっこいいですね。冷凍室には最高水準のフォスターを採用しています。
カラーバリエーションはブラックの他にホワイトとライトグリーン。サイズには81L,114L,130Lとバリエーションが豊富なので、製品のデザインが気に入った場合は自分にマッチした製品を見つけることができると思います。
81Lは2万円台と価格も安く、サイズも一人暮らしに丁度よくおしゃれなので、若い人に良いのではないでしょうか。
18000円とコスパが良く、とても人気のあるアイリスオーヤマの冷蔵庫。ダークウッドの木目調のデザインがおしゃれで良いですね。
46Lと87Lの2タイプありますがどちらも一人用のコンパクト設計。冷蔵室61L/冷凍室26Lとなっています。また、右開きと左開きを自在に変えることができますので、部屋のデザイン崩さず置きやすい設計です。
1950年代風のレトロなキッチンをコーディネートする際に、マッチした冷蔵庫がなかったため、2004年にコロラドの自分たちでガレージで作ったのが創業のきっかけとなった「BIG CHILL(ビッグチリ)」。
料理番組で使われると話題となり、北米だけではなくヨーロッパにもビッグチリの製品が進出するきっかけとなりました。50、60年代風のクラシックなデザインと現代の技術の組あわさった冷蔵庫はエネルギー効率も優秀です。
レトロなデザインにモダンなテクノロジーが特徴のビッグチリの冷蔵庫。50年代風のテイストがとてもおしゃれですね。冷蔵庫が人気となり、電子レンジなどの家電にも幅を広げ、北米のみならずヨーロッパにもビッグチリの製品は広がっています。
こちら冷蔵庫はミニタイプで、ビンテージ感のあるハンドルが特徴、内部はドリンクを入れやすいようにつくられているようです。人気もあり、カラーのバリエーションも豊富なのですが、日本ではなかなか売っている店がない現状のようです。
マクスゼンは株式会社MOAの家電ブランドで、白物、生活、キッチンなどの家電を幅広く扱っています。「最大限のゆたかさを、削ぎ落した価格で」をコンセプトとしているように、他のメーカーに比べてダントツの安さが魅力のメーカーです。
ジェネリック家電とも言われる、最先端ではなく一昔前の技術を使い、機能を最低限に抑えることで他社との差別化を図り、人気のメーカーとして成長しています。
一人暮らしに最適なコンパクト2ドア仕様のマクスゼンの冷蔵庫。ガンメタルのカラーリングが男性好みのかっこいいデザインです。見た目コンパクトながら、冷蔵室87L・冷凍室30Lと十分な広さがあります。
シンプルなダイヤルで8段階の温度調節が可能。内容量に合わせて調節することで省エネすることができますし、省エネ基準達成率:100%という点も家計にも嬉しいポイントです。
1950年創業のスロベニアに拠点を構えるゴレニア。もともとは農業機械を製造していましたが、1960年から白物家電の生産を始め、キッチンユニットを中心にビジネスを拡大。現在ではドイツ、オーストリア、フランス、デンマーク、イタリアの各国に拠点を設け、ヨーロッパでも有数の家電メーカーとして数えられています。
中でも冷蔵庫は人気があり、レトロスペシャルエディション、レトロコレクションの二つのシリーズを展開。どちらもおしゃれさのあるデザインのシリーズで、VWとのコラボ冷蔵庫も話題となりました。
丸みのある形状はやさしく、レトロな雰囲気がかっこいいゴレニアの冷蔵庫。リビングやキッチンに主張しすぎずに馴染みやすく、素敵なインテリアのアイテムになるのは間違いないですね。
こちらはレトロタイプとなりますが、その他にもGardenFresh、NoFrostなどのシリーズがあり、急速冷却機能、湿度コントロール、ノーフロスト技術などを備えたタイプも多いようです。
ただ、ゴレニアの冷蔵庫はAmazonネットショップでの購入ができないようで、問い合わせを行う必要があるようです。
アクアは中国ハイアールグルプ傘下の家電メーカーです。もともとは旧・三洋電機のブランドでしたが、三洋がハイアールに売却する形でハイアールグループとなりました。しかし、アクアはいまだに日本国内にて研究開発を行っており、アクアのDNAは残されているようです。
冷蔵庫は種類も豊富ですし、他のメーカーとは違い使いやすさを考えた設計とシックなデザインで評価が高い製品です。リーズナブルなことからも人気があります。
1ドアー、75Lと大変小さくかわいいアクアの小型冷蔵庫。アクアの中でも最も小さい冷蔵庫の一つです。余計なものがなくシンプルなデザインもアクアらしいおしゃれさで、内部は最上部に製氷コーナー、最下部には冷蔵室と、小さいながらもしっかりとコーナー分けがされています。
運転音を抑えた「静音化設計(約25dB)」、整理しやすくお手入れ簡単「高さ調整棚」&「クリアトレイ」など便利な仕様です。
ハイアールは中国山東省青島市に本社を構える家電メーカー。洗濯機、冷蔵庫などの白物家電などで人気の製品を扱い、世界165ヵ国以上で販売。世界的にもトップシェアを誇るグローバルな大企業です。
冷蔵庫は主力商品であり当然種類も豊富です。アーバンカフェシリーズ,グローバルシリーズ,リブシリーズ,シンクシリーズ,ジョイシリーズと5つのシリーズがあり、リーズナブルな価格設定、充実のサポート体制が特徴です。
ハイアールのアーバンカフェシリーズの冷蔵庫。アーバンカフェシリーズには他にも洗濯機、炊飯器などがあり、どれもステンレスが特徴的。シンプルでステンレスの重厚感があり、男性に好かれそうなかっこいいデザインのシリーズです。
機能として、霜取り不要・区っ切り棚冷凍室と便利な機能付きで維持するのが楽。また、冷凍庫が広いので、買いだめすることが多い一人暮らし向きの冷蔵庫と思えます。
ハイアールの4ドア冷蔵庫。シンプルでフラットな4つドアのデザイン。「ホリゾンタルストライプ」の透明感のあるドアパネルがかっこいいですね。大容量のサイズでくらしをまるごとカバーしてくれます。
2列×3段のクリアバスケットに分かれ、4つの部屋を効果的に使える便利な冷蔵庫。デザインもシンプルでどんな部屋にも合いそうです。
三菱の2ドア右開き冷蔵庫。ラウンドカットされたデザインがシャープでかっこいいですね。上段は冷蔵庫で下段は冷凍庫な作り。内部はいくつかの部屋に分かれていますが、それぞれ冷蔵、冷凍と温度調節が可能なようです。
自動霜取機能付き、約22dBの静音設計でファンが静かなどのありがたい設計です。
アンプで有名なメーカーのマーシャル。アンプがそこにあるようなそっくりなデザインの冷蔵庫。内装も外観にあわせてブラックで仕上げられていてる所などはこだわりが感じられます。
ドアは取り外し可能で右開き左開きどちらも選べ、また、冷凍と冷蔵が分かれて2窓のように見えますが一ドア式です。
1971年にフィンランドにて設立されたHCK。あまり情報はないのですが、冷蔵庫を主力に製品をリリースされているメーカーのようで、いくつかの種類がある中、こちらは80度の角丸デザインは可愛らしいレトロ調が特徴の冷蔵庫となっています。
機能的にも湿度を40〜60%に保つ恒湿技術を搭載しているため、庫内の食材の腐敗をふせいでくれ、HIPS抗菌インナーライナーと高弾性のTEPシールリングを採用しているので、清潔に保ちやすい特徴があります。
スリムが特徴の山善の冷蔵庫「YFR」。いくつか容量のバリエーションがありますが、一番大きい240Lはスリムでスマートがおしゃれなデザインとなっています。
幅が47.5cmなので、空いたスペースに収まりやすく、それでいてしっかりと大容量。生活空間においても気にならない静音設計なのも設置のしやすさがあります。省エネ達成率118%といった数値なのはいまいちわかりませんが、年間消費電力も299kWhと優秀です。
アメリカンレトロなFrigidaireの冷蔵庫。レッドのカラーリングとヴィンテージなハンドルの組み合わせがおしゃれで、ガレージなどとも相性がよさそうですね。
内部はこぼれ防止と取り外し可能なガラス棚が2つ付いていて簡単に掃除ができます。また、缶を入れる棚も特徴的です。
以上です。いかがでしたでしょうか。
おしゃれでかっこいい冷蔵庫をサイズ別に紹介させていただきましたが、サイズもデザインも自分の家にマッチした製品は見つかりましたでしょうか。是非参考にしていただけたらと思います。
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