挽きたてのおいしいコーヒーを飲みたい、そんなこだわりのある人には必要なコーヒーミル。コーヒー豆を粉砕して、挽きたてを家庭で味分ける器具です。
ここではカリタ、ハリオなどの信頼できる人気メーカーの商品を中心に、おしゃれでかっこいいミルを紹介していこうと思います。
なお、自動で挽けるミルをグラインダーと呼ぶこともありますが、ここではミルとして合わせて紹介しています。
コーヒーミルのメーカーにはカリタやザッセンハウスのようなコーヒー関連企業や、ボダムのようなキッチンウェアブランド、デロンギなどの家電メーカーなどが製品をリリースしています。
デザインはカリタのようなレトロ感のあるものや、ハリオのガラスを使った透明のもの、デロンギの電動でモダン的なもの、ポーレックスのようなステンレスを使ったシャープなデザインのものなどがあります。
いろいろとデザイン性の高いものがありますが、ニトロブレードを使ったコマンダンテの高級コーヒーブレンダーは、切れ味が他とは違う魅力があったり、ガラス工場を持つハリオは、ガラスとセラミック刃の高品質な製品であったりと、デザインだけではない各社の特徴もあります。
中でもカリタのレトロ感溢れる製品群は人気がありますし、おしゃれさでは一番なのではないでしょうか。
コーヒーミルには手動と電動の2種類があります。手動は昔ながらの手でハンドルを回しながら豆を挽きますが、電動はボタン一つでミルの刃を回し、豆を挽くことができます。
ムラがなく、均一に挽けるのが電動式。ミルを知らない人は電動の方が楽で良いと思うかもしれませんが、製品によっては電動で勢いよく刃を回すと、刃が熱を帯び、豆の香りや風味をなくなってしまうといったデメリットもあります。
一方手動のミルはゆっくりとハンドルを回し、香りを楽しみながら挽くことができるのが醍醐味。本格的なコーヒーを楽しみたいなら手動がおすすめで、また手動式の方がおしゃれなミルが揃っているのも特徴です。
豆を細かく挽くコーヒーミル、挽き終わった後にはコーヒー豆の微粉末がミルの刃や容器の隅に散らばっています。内部は分解してきれいに隅々まで掃除することで、次に豆を挽く時にキレイな豆の香りを楽しむことができます。
もちろん外部もしっかりと拭くなり水洗いして、清潔感を保ってこそ良いインテリアになりますし、掃除のしやすさも考えて見ていきたいですね。
コーヒーミルはサイズも形状もさまざまです。家庭内で使用する場合、大きくて安定感のある製品が良いと思いますが、お部屋のサイズやデザインにマッチしたものを選ぶと大変スマートです。
また、アウトドアで使用を考えている方はコンパクトであり、シンプルな円筒の形状が持ち運びしやすく便利だと思います。
ミルの刃には金属とセラミックがあります。金属は切れ味が良くザッセンハウス、プジョー、コマンダンテなどの有名なミルにも使われており、多くの製品で使われているメジャーな素材ですが、金属臭が移るという欠点もあります。
一方セラミック刃では金属臭がすることなく、摩擦熱も金属に比べればおさえられるため、豆のフレーバーが失われずに豆本来の香りを楽しむことができます。また、セラミックは錆びることがないので、気にせず水洗いができ清潔に保てるのもメリットです。
以上です。ここからはメーカー別におしゃれなコーヒーミルを見ていこうと思います。
日本を代表するコーヒー機器メーカーのカリタ。クラシカルな手動、便利な電動ともにたくさんのミルがあります。どれもとにかくデザインがスタイリッシュで、特に手動は置いておくだけでインテリアにもなる出来栄え。とても人気のあるコーヒーミルを製造するメーカーです。
レトロ感溢れるカリタの手挽きコーヒーミル。メッシュ調整方法にて粗挽き、細挽きと挽き目の調整ができます。
とてもかわいくインテリアの一部としてもおしゃれですね。カリタにはいろいろなタイプのミルがありますが、このタイプが一番人気があるようで、とにかくおしゃれなボディが人気です。
ただ現在は手に入りにくい状態となっており、楽天などでは中古が高額で取引されたりしている状態です。
カリタの手挽きコーヒーミルはアンティーク感のある製品が多いですが、最もアンティーク感があるのがこの製品ではないでしょうか。メカメカしく無骨感があるデザインは男性向けですね。
デザインだけではなく固定歯には硬質鋳鉄カッター、回転歯には炭素鋼カッターを採用してワンランク上のコーヒーミルになっています。
カリタの電動コーヒーミル。
カリタは手挽きの方が多いですが、電動もいくつかあり、商品はスタンダードとハイエンドのモデルがあり、こちらはハイエンドタイプ。ミニマムでかっこいいデザインだと思います。50gの豆を15秒で中挽きに仕上げることができる製品で、かなりのパワーがあるみたいです。
国内で唯一の耐熱ガラスの工場を持つハリオ、耐熱の技術を活かしたドリッパーは世界のバリスタの定番となっていますし、コーヒー関連の製品は世界的にも評価が高いです。
まだまだコーヒーミルの歴史は浅いものの、セラミック刃を使った商品は高品質です。クリアなデザインの製品が多く、スタイリッシュな多くの種類の商品が人気となっています。
セラミックの白と木製部分のコントラストが絶妙なコーヒーミル。あまり見ない組み合わせですがおしゃれですね。
フォルムもくびれがあり、それがアクセントになっていますが、握りやすさも考えられたボディとなっています。また、調節つまみが用意されていて粗挽き、細挽きの調整が可能です。
ハリオを代表するような人気のコーヒーミル。
粉受け部分が透明になっているのがデザインの特徴。スケルトンなので挽いた粉を確認しながら、ハンドルを回すことができる便利さもあります。臼はセラミック製ですので、摩擦熱が発生しにくく粉が熱によるダメージをうけません。
また、ハンドルは取り外し可能なので、軽量でコンパクトになり持ち運びに便利です。
スマートな電動モバイルのミル。
小さくスマートなので持ち運びに大変便利な作り。キャンプなどにも持ち運びできるのではないでしょうか。
USBで簡単に充電でき、3時間充電でコーヒー豆20gを25回挽くことができます。パワーもあり浅入りの硬い豆も問題なく、時間をかけずに挽くことができそうです。
品質の高いセラミック製品の製造を得意としているポーレックス。独自の特殊な成型方法にてセラミック製品を製造する日本のメーカーです。
その独自のセラミックの技術は豆を挽く刃部分に活かされ、豆の風味を逃がさないコーヒーミルを製造しています。種類は多くありませんが、ステンレスのかっこいいボディが特徴です。
上のホッパーも下の受け粉も全身ステンレスなコーヒーミル。余計なものが一切ない、シンプルでシャープなかっこよさがありますね。
グラインダーにはセラミック刃を採用し、摩擦熱をなくして風味を逃さず、エスプレッソ用から粗挽きまで粒度調節ができるのが特徴。新仕様のこちらのミルでは租歯を数を6枚から15枚に増やし、より粒度の細かい設定が可能になりました。
ポーレックスコーヒーミルのミニサイズバージョン。こちらも豆を挽く部分にセラミックを使い、金属臭を防ぐ作りが好評のミル。小さいくさらに手軽に使いやすい製品です。
さらにこの製品は新バージョンとなっており、粗刃の枚数を増やして一メモリ平均80ミクロンから37ミクロンとさらなる粒度の安定を実現しています。
1867年にドイツで創業されたザッセンハウス。創業以来挽くことにこだわり、コーヒーミルを作り続けてきた老舗メーカーです。
ドイツの職人技により、最高峰と呼ばれる高品質なミルを製造。デザインはエレガントで優雅。値段もそれなりに高いですが、一生ものとして使える製品です。
長い伝統に裏打ちされた高品質の手引きコーヒーミル。木製部分には独特な深い味わいがある、ぶな材を使い刃は硬質特殊鋼で熱を貯めない仕様。
デザインも一目で外国産と分かるような高級感がある作りで、小さいボディながら細部までしっかりと作られ、レビューなどでも高評価が多いです。
エレガントで紳士な大人に似合いそうなデザインの手引きコーヒーミル。いろいろなデザインのコーヒーミルがありますが、ゴールドなミルはこれ以外ほぼないですね。
真鍮、鋳鉄を素材に使いながらも、440gとそこまで重みも感じないのも魅力。刃は熱を貯めない硬質特殊鋼を採用。ブランドも一流なので安物感もなくかっこいいです。
「お値段以上ニトリ」親しまれる、家具およびインテリア用品小売業の大手のニトリ。全国に700もの店舗を構え、中国など東南アジアにも進出。製品は家具以外にも多岐にわたり、コスパの良いオリジナルの製品も勢力的にリリースしています。
ニトリのセラミックを使ったコーヒーミル。人気のレトロ調なミルで、おしゃれな雰囲気を作ってくれそうです。ニトリはコーヒー関連のメーカーではないので、ミルの性能や耐久性は分かりませんが、1000円と格安なので、本格的な製品を購入する前にこだわりのない初心者の方に良いのかもしれません。
ボダムは1944年に創業した、北欧デンマークのキッチンウェアブランド。コーヒーメーカーで大きな成功を収めたメーカーです。無駄を省いたシンプルなデザインにこだわりがあり、ミルの他に、コーヒーメーカーやケトル、ジューサーなどをメインに世界55か国で高い評価を得ています。
ボダムの電動コーヒーミル「ビストロ」。つまみを調節して引き方を選び、そのあとはボタン一つで粉を引ける便利なコーヒーミル。面倒な人や忙しい人に最適な商品です。
また、ボディはマットなカラーを採用し、シックなかっこよさがあるデザインも魅力的。ラーバーコーディングで汚れが付きにくい良さもあります。
マットなカラーリングに赤いボタンがアクセントになっているボダムのコーヒーミル。細挽き約30秒 中挽き約20秒~25秒 粗挽き約10秒~15秒と細挽きから粗挽きまで、必要な時に必要な分だけ素早く効率的に挽くことができるミルです。
片手で掴んで赤いボタンを長押しするだけ。コンパクトなので置く場所にも困らないサイズです。
デロンギはイタリアのトレヴィーゾを本拠地とする家電ブランド。ヒーター、コーヒーメーカー、キッチン家電などをリリースしています。中でもトースターや電気ケトルなどのデザイン家電は日本でも人気が高く、コーヒーメーカーでは大手コーヒーチェーンでも使われるほど質の高い製品です。
ミルもデロンギらしい、デザイン製に優れたものをいくつか発売しています。
中挽きから粗挽きまでの豆を挽けるデロンギの自動コーヒーグラインダー。豆を入れた後に上蓋にあるボタンを押すだけの手軽さが魅力です。
ホッパーは取り外し可能で便利、TRITAN(トライタン)樹脂を採用し、透明度が高く衝撃にも強く、電源コードは本体底に収納可能、デザインを損なわないデロンギらしい製品です。
こちらは細引きから粗挽きまでを対応しているデロンギのコーヒーグラインダー。スクエア式のかっこいいグラインダーです。
うすの仕組みで上下の歯で豆をすり潰すので、豆を均等に挽けるのが特徴。つまみを回して豆の挽き方を細かく簡単調整できます。
ステルトンは1960年に創業したデンマークを代表するキッチンウェアブランドです。魔法瓶の「バキュームジャグEM77」はステルトンを代表する製品で、デンマークだけではなく各国で高い評価をされ、時代を超えて愛される名作。
デンマークではこのバキュームジャグは一家に一台だけではなく、オフィスなどにも置かれているほどメジャーなのでステルトンの影響力が分かります。
その他にもアルネヤコブセンがデザインした「シリンダライン」などが人気製品ですが、若手デザイナーを積極的に起用し、デザイン性に優れたアイテムを多数リリースしています。
ステルトンCollarシリーズのコーヒーグラインダー。collarシリーズはコーヒー愛好家のためのミニマルなアイテムが揃うシリーズ。グラインダーはブラックとブラスカラーのコントラストがたいへんおしゃれでモダンな仕上がり。男性のシックなキッチンに良くマッチしそうです。
もともとバリスタなどのスペシャリストに愛用されていた、ドイツで創業したコマンダンテのコーヒーグラインダー。最近では家でもおいしいコーヒーを飲みたいとの需要から、コマンダンテが注目され、SNSなどで話題になり名前が広まりました。
ニトロブレードと呼ばれる素材を使って作られた刃は切れ味が抜群で、刃に粉砕した豆が付くことなどなく、高額の製品なのですが納得の製品のようです。
高級コーヒーミルのブランド「コマンダンテ」がリリースしているニトロブレードを使ったコーヒーグラインダー。SNS上でもニトロブレードという素材の刃は切れ味が他の製品とは違うと話題になりました。
その他にもダブルボールベアリングを使ったハンドルは最小限の力で豆を挽くことができ、値段に見合った製品になっているようです。
喫茶店に豆を卸す事業を展開していた1977年創業のカルディ。現在では小売業を参入し、コーヒー豆のみならず、食材などの「カルディコーヒーファーム」を400店舗以上を運営する企業に成長しています。
西洋図書館をイメージしているという店舗は落ち着いた雰囲気となり、照明などを駆使した、おしゃれな独特な店舗が人気です。
商品はコーヒー豆が主力ですが、カップやケトルなどのオリジナル器具などもラインナップされています。
カルディのシンプルでおしゃれな人気のコーヒーミル。下の粉受けがガラスで透明なので、粉が見える便利な仕様。デザイン的にも白との相性の良いフォルム。
刃にはセラミックを使い、ねじを回して粗挽き、細挽きにできる調節ネジ付きなど、手挽きのミルの機能の良い所をすべて持ち合わせています。にも関わらず3000円以内というコスパの良さが特徴です。
車で有名なプジョー。ですが、プジョーは1840年からコーヒーミルの製造を始め、さまざまなミルを製造しているので、車よりも深い歴史を持っています。コテージ、ノスタルジー、アンティーク、ブラジルなどの種類があり、ヨーロッパでは手挽きコーヒーミルの代名詞として広く愛用されてきました。
ヴィンテージ感溢れるおしゃれなプジョーのコーヒーミル。木に一つ一つ手作業でアンティーク感を加えている手の込んだ製品。中央ネジにて豆の粗さの調節が可能。専用のギフトボックスが付属するので、プレゼントにもピッタリです。
金属で作られた刃はプジョーの技術力により、コーヒー豆の香りを最大限広げるように設計されています。
ラッセルホブスは電動ケトルで有名ですが、キッチン家電のメーカー。ステンレスを使ったかっこいい製品が特徴で、このミルもステンレスが美しく、またハイパワーを備えたコーヒーミルです。
中挽きならMAX60g(7~8杯分)でも約10秒で挽くことができます。
タイムモアはオリジナルのコーヒー器具ブランド。バルミューダのコーヒーミルを製造したことでも知られるメーカーです。
見た目は重量感がありそうですが、小さくとてもコンパクトで360g。NANOハンドグラインダーの大きなハンドル部分が特徴的です。内蔵ベアリングにより手を放してもしばらく回り続けるので、少ない力で豆を挽くことができます。
京セラのセラミックを使ったコーヒーミル。
京セラは1984年に初めてセラミックをつかった製品を手掛けた企業で、セラミックに対して歴史の長く信頼感もあります。
当品は上フタが半分だけ開く仕様で、ハンドルを外さずに豆を入れれる便利さもあります。
コーヒーメーカー「The Brew」のアクセサリーとして発売された「BALMUDA Cofeemill」。前面ブラックなボディと大きなグリップがスタイリッシュなデザインです。
粒度は22段階での細かい調整が可能。ハンドルも軽い力で回り、豆を均一粉に挽くことができる構造を採用、力のない女性にも向いていますね。
以上、おしゃれでかっこいいコーヒーミルをメーカー別に23選紹介させていただきました。本格的な自分好みのコーヒーを飲むためには豆を挽く所から始めなくてはなりません。
スタイリッシュなコーヒーミルでおいしいコーヒーを楽しみたいですね。
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