周りに迷惑をかけずに音楽を楽むことができるイヤホンですが、その他にも運転中の通話、リモートワーク、コールセンター、仕事で使われたりと、近年では幅広く活躍するオーディオ機器となっています。
左右一体型、片耳などのさまざまな場面に適した製品があり、多くのメーカーからリリースされています。ここでは定番であったり、しっかりと保障のある信頼感のメーカーのおしゃれなイヤホンを紹介していきます。
イヤホンには有線と無線の接続方法があります。まず有線はデバイスとコードで繋がれたタイプで、遅延や音飛びなどがないメリットがありますが、ケーブルの煩わしさがつきまとうデメリットがあります。また、端子にはφ3.5mm ミニプラグの他にもライトニング端子やUsbType-C端子などがあるので、デバイスとイヤホンでお互い対応する規格の端子を選ぶ必要があり注意が必要です。
無線はケーブルがないので、ケーブルに縛られることがない分快適。近年は精度も上がり、音飛びなども解消されている製品も増えているようです。充電ケースに入れてもコンパクトなので持ち運びに便利ですし、デバイスがBluetoothに対応していなければなりませんが、メーカーから多くがリリースされ主流になっています。
イヤホンの装着方法にはいくつかの種類があり、カナル、インナーイヤー、耳かけなどの型に分けられます。
カナルは耳の中に入れて使うタイプなので、音漏れがしにくく、鼓膜に近い分、細かい音や迫力のサウンドを楽しめますが、その分耳が疲れるといったことがあります。
インナーイヤー型は耳の入口に掛けて使います。カナル型のように耳の奥に音を直接届けるわけではなく、表面からなので音漏れがしやすいといったデメリットがありますが、装着していても周囲の音が聞き取りやすく、野外で装着していても危険が少ないといったメリットがあります。ただ耳の形状により、人によっては装着感が良くないといったことがあるタイプです。
耳かけ型は耳の付け根部分にイヤーフックを掛けて使うタイプです。しっかりと固定されるので運動しながらでもつけられる便利さがありますが、機能性が高い分スマートな製品は少ない印象です。
ワイヤレスイヤホンの場合、メディアを再生するデバイスとイヤホンとの間ではデータを圧縮して送受信しています。コーデックとはその圧縮解凍の方法で様々な規格があり、規格により遅延と音質に違いが出てきます。
SBC・AAC・LDACなどの規格があり、A2DPというプロファイル上で動いていますので音楽プレイヤーやスマホがこのプロファイルに準拠していればコーデックはあまり気にする必要はありませんが、コーデックもイヤホンとスマホの両方で対応している事で性能が発揮されます。
近年リリースされている高性能ワイヤレスイヤホンにはノイズキャンセリングが実装されています。外部の音を低減させる機能で、そのため周囲の雑音を気にすることなくイヤホンからの音声に没頭できますし、耳栓のかわりにもなりますが、もちろん没頭したくないときにはこの機能をキャンセルする外音取り込み機能が備えられてる製品もあります。
便利な機能なのですが、こちらの機能が搭載されたものは高額な傾向にあります。
以上です。ここからはソニー、ビーツなどのメーカーを中心にかっこいいイヤホンを紹介していきます。
東京都港区に本社を構える日本を代表する総合電機メーカーのSONY(ソニー)。ゲーム事業からモバイル、AV機器、半導体などの様々な事業を展開するグループ企業です。
1946年に東京通信工業株式会社として創業。録音テープやウォークマンがヒットした事で上場企業へとなったように、オーディオ関連のメーカーとしてのイメージも強く残り、実際にAV機器のクオリティは高くデザインもよく人気の製品が多い印象です。
最高級のノイズキャンセリング機能を備えた「WF-1000XM4」。XM4はノイズキャンセリング機能などがより向上しているWF-1000XM3の後継機。2021年6月25日の発売当初はなかなか手に入らないほどの人気でした。
イヤホンを付けることで静寂の中にいるような静けさを感じられ、さらにAIによるDSEE Extreme機能により、楽曲を分析しマッチした音域を自動で見つけて高音質を届けてくれます。
重低音を奏でるイヤホンとして有名なソニーの「MDR-XB55」。グルーヴ感をダイレクトに伝達するベースブースター搭載で、迫力の重低音を実現しています。どんな曲も重たげにしてしまうほど低音が強いようですが、ライブ感のある重低音を味わうには最適との評価もあります。
アメリカのオーディオ機器ブランドのbeats(ビーツ)。ヒップホップ界の有名な音楽プロデューサーDr.Dreと起業家のJimmy Iovineにより2006年に創業。ハイクオリティなサウンドと洗練されたデザインのヘッドホンやイヤホンは、多くの著名人にも愛用され人気ブランドになりました。
2014年に3000億でアップルにより買収され、現在はアップル傘下の企業となりアップルの製品との親和性の高いアイテムとなっています。
ビーツのイヤホンは多くの種類に別れていますが、こちらは完全ワイヤレスシリーズのPowerbeatsProの製品になります。イヤーフックがしっかりと耳に装着され、サイズのカスタマイズが可能なイヤーチップによりどんなに動いても外れない設計。
アスリート向けの仕様になっていますが、ただしっかりと耳にフィットするのはアスリートでなくても当然欲しい機能で、イヤーフックを付けながらもビーツらしくスタイリッシュに完成されていますので、運動時以外にも使えると思います。
神奈川県川崎市に本社を構える日本のオーディオ機器メーカー「final(ファイル)」。人気のテレビ番組「マツコの知らない世界」でも何度も取り上げられ、名前を知った人も多いと思いますが、2006年にコネクター大手molex LLC.の子会社S’NEXT(エスネクスト)として創業。当初はOEMなど受託生産する予定でしたが、自分達の技術力を知ってもらうためオリジナルの製品を開発リリースしました。
基礎研究開発・商品企画・デザイン・設計・ 製造・販売まで全てのプロセスを自社で行い高級イヤホン・ヘッドホンのメーカーとして知名度を高めています。
国内最大級を誇るオーディオビジュアルアワードのVGP2022金賞と企画賞を受賞したfinalの「ZE3000」。面白い独特な形状は有線イヤホンで確立したIEMの最適解である筐体設計をベースに、圧迫感なくより優れた装着感を実現する3点で保持するためのもの。
新たに開発した新設計の超低歪ドライバーユニット「f-Core for Wireless」により、これまでのワイヤレスイヤホンにはない高音質を実現しています。
VGP2021金賞とイヤホン大賞受賞している人気のA4000。耳への負担が掛からないように3点で固定される形状は独特でかっこいいですね。
この価格帯ではありえない音質だと評価が高い製品は、海外に新たな拠点を設け作られた6mmφダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」を搭載。ケーブルを丸めて収納できるシリコン製のドーム状ケースは、ソフトに固定し守り、デザインもスタイリッシュです。
アメリカ合衆国の音響機器メーカー「BOSE」。スピーカーやヘッドホンで有名な企業です。1964年にマサチューセッツ工科大学(MIT)のアマー・G・ボーズ教授により創業され、他社に先駆けて行われる技術力を生かし、高音質を実現したスピーカーは瞬く間にアメリカでトップの企業に登りつめ、最高峰オーディオブランドとして君臨しています。
優れたサウンドは、優れた静寂から。BOSEの「QuietComfort Earbuds」は世界で最も効果的なノイズキャンセリングとハイ・フィデリティオーディオを搭載したイヤホンです。
11段階のアクティブノイズキャンセリング機能で雑音をコントロール。トランスペアレントモードに切り替えて周囲の音を聞き取ります。また、耳に当たる部分はすべてシリコンで作られ、長時間付けていても疲れない仕様になっています。
東京町田市に本社を構える音響メーカーの「オウディオテクニカ」。世界からも認められるメーカーです。マイク、スピーカー、アンプ、レコード、ヘッドホン、イヤホンなどの音響機器を幅広く扱い、特にヘッドホンやイヤホンはプロ仕様から一般ユーザー向けまで多くの種類を揃える主力部門。
グッドデザイン賞を受賞したものも多くスタイリッシュ。製品だけでなく外箱にまで気を使い、デザインの美しさに取り組んでいます。
スクエアデザインが可愛らしくスタイリッシュなオーディオテクニカの「ATH-SQ1TW」。特徴的なフォルムなので装着感が心配ですが、特に悪いというコメントも見かけません。
ケースもスクエアでコンパクトな作り。ケースまでしっかりとデザインされています。特別な技術や機能などがついていない分、価格もそれほど高くなく、カラーバリエーションも豊富なのも嬉しい点です。
鮮やかな重低音サウンドを創出する「オーディオテクニカ」ソリッドシリーズの有線イヤホン。こちらは少し前の製品なのですが現在でもかっこいいフォルムは変わらず、圧倒的な重低音が楽しめるiPod/iPhone/iPad専用モデルです。ATH-CKS550iSがAndoroid専用になります。
2機種とも、「デュアルマグネティックフィールド・ドライバー」を搭載するモデル。豊かな低域を作り出しています。
スピーカーユニット開発の天才的エンジニアであるJamesBulloughLansing氏により、1946年アメリカ合衆国カリフォルニア州に創業されたJBL(ジェイビーエル)。
イヤホン、スピーカー、ヘッドホンなどの家庭用向けの製品もリリースしていますが、映画館などのホール向け、トヨタやフォードなどに提供しているカーオーディオ、放送局やレコーディングスタジオなどの音響機器なども多くてがけています。
JBCブランドのフラッグシップモデル完全ワイヤレスイヤホン。ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング機能が魅力のイヤホンです。
本体外側に配置されたフィードフォワードマイクと、鼓膜に近いドライバーユニット側に配置するフィードバックマイクを搭載。二つのマイクでノイズを打ち消し、パーソナルな空間で音声を楽しめます。
またワイヤレス充電にも対応している最新式。
1925年に創業されたアメリカ合衆国のSHURE。名器と言われる「イヤホン・SE215」をリリースしているメーカーとして日本でも多くの人に知られるブランドです。
元々はラジオ無線機器の組み立てキットや完成品を販売する企業でしたが、1929年の大恐慌後、市場のニーズに向き合いマイクロホンを扱うようになりました。
1932年にShure製として初のマイクロホン「33N」をリリースすると、これまでのイヤホンよりも小さく軽く高品質であったため、画期的で成功を収め、現在ではフランクフルト、ロンドン、東京、香港、上海にも拠点を構えるグローバル企業に成長しています。
SHUREの人気イヤホン「SE215」のワイヤレスバージョン。スケルトン状のカバーがSE215らしくてかっこいいですね。
こちらは旧モデルBT1の後継機BT2。Bluetooth 5.0にバージョンアップされている他に、新モデルには独自設計のプレミアムヘッドホンアンプを搭載。より高解像度の高い音質が実現されています。またダイナミック型ドライバーを搭載され、上位モデルにも劣らない低域と空間表現を再現されています。
4基の高精度ドライバーを搭載し、スリーウェイシステムの構成で低・中・高域の幅広い音域を実現している「SE846」。これまで達成できなかった真のサブウーファー深い低域再生を提供し、ビジュアルグランプリ2017 ライフスタイル分科会 金賞を受賞しているデザイン性の高さも魅力です。
ミュージシャンでもあったジム・マーシャルにより1964年に創業されたイギリスの音響機器メーカー「マーシャル」。
ロックと相性の良かったマーシャルのアンプは、ロックがメジャーとなり大きなスタジアムでコンサートが行われると、マーシャルのスピーカーは多くの人の目に入るようになりメジャーとなっていきました。現在はスタジオなどでマーシャルの製品を見ないことが無いほど浸透しています。
近年はアンプ、スピーカーのみならず、ヘッドホンやイヤホンなどもリリースされています。
マーシャルが初の完全ワイヤレスイヤホンとしてリリースした「Mode Ⅱ」。カスタムチューニングされたダイナミックドライバーはキレのある低音域・ナチュラルな中音域・クリアな高音域を再生。
デザインもスタイリッシュにイヤホンのハウジング辺りにMの大きな文字、ケースにも拘りアウターが革張りとなっている辺りもかっこいいですね。
こちらも男らしさ溢れるマーシャルの完全ワイヤレスイヤホン「MinorIII」。革張りアウターのケースやとげとげのステムからはロックな香りを感じることができますね。
カスタムチューニングされた12mmのダイナミックドライバーが搭載されたこのイヤホンは、パワフルな低域を出力でき、滑らかな中域、クリアなシグニチャーサウンドを楽しめます。
ワイヤレス充電にも対応。ケースもコンパクトでポケットに入れても持ち運びできます。
1945年に創業されたドイツの音響メーカー「ゼンハイザー」。フリッツ・ゼンハイザー博士が創設し、世界初のオープンイヤーヘッドホンを開発したことでも知られています。
何気ない多くの場面でゼンハイザーのマイクロホンは使われており、世界でもトップクラスのイヤホン・マイクロホンメーカー。スタジアムや放送局などプロフェッショナルの用途に多く使用されています。
ゼンハイザー初の完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless」の第二世代にあたります。VGPアワード 2019夏/2020 で金賞を連続受賞した前モデルに、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載。ゼンハイザーの高音質に静寂の空間が加わっています。
また、ドイツ本社で開発した革新的な7mmドライバー、クアルコム社製最新チップでさらに進化しています。
technics(テクニクス)はパナソニックの高級オーディオブランドです。クラブのDJなどが使用するレコードプレーヤーのスタンダードとして、「Technics SL-1200」シリーズが世界で350万代を売上げ主力のアイテム。2010年に発売が中止されるとブランドも活動を停止しましたが、2016年に復活しています。
現在もレコードプレーヤーが主力ですが、ヘッドホンやイヤホンなどもブランドのスタイリッシュなイメージ通りで、評価の高い製品をリリースしています。
VGPアワードなど多くの賞を受賞しているテクニクスのワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」。テクニクスが誇る音響技術を継承されている製品で、ハイレゾ音源でリアルな高音質はもちろん、業界でも最高峰のノイズキャンセリング機能を搭載されています。
また、独自の通話音声処理技術「JustMyVoce」テクノロジーにより、外音取り込み機能も改善され、外出時でも安全にとても使いやすくなっています。
木の風合いを活かしたハウジングがスタイリッシュなJVCのイヤホン「HA-FW7-B」。カジュアルなファッションのアクセントになるようなアイテムです。
ウッドハウジングの内部には剛性の高いアルミインナーハウジング、新開発のハイレゾ対応軽量8.5ウッドドーム振動板を搭載し、クリアで躍動感のある音を奏再選。人間工学に基づいたエルゴノミクスフィットフォルムを採用し、耳孔合わせて快適なつけ心地も特徴です。
アンティームの人気イヤホン「碧-Light」。アンティームは2016年に創業されたO2aidのイヤホンとアクセサリーブランドです。長年セラミックデバイスに従事してきた渡部氏により立ち上げられ、「碧」は独自技術を用いて作られたハイブリッドながら5000円を切るコスパの良い製品です。
さらにこちらのLightでは碧を軽量化、音質を新しくチューニングし4000円を下回る価格と、さらにコストを下げ人気となっています。
圧倒的な重低音が魅力のラディウスのHP-NH21は、2016年発売のロングセラーイヤホン。無骨なフォルムがいかにも重低音向きのかっこいいデザインですね。
低音重視のハイレゾ対応。High-MFD構造ドライバーを搭載され、空気間に富んだ高域と奥行のある低域の豊かな音域を奏でてくれます。
アマゾンでベストセラーを記録するAnkerの人気ワイヤレスイヤホン。Ankerは中華人民共和国深圳市に本社を構える、スマホなどの周辺機器ハードウェアメーカーです。
高機能ながら低価格帯のの特徴があり、こちらのイヤホンも環境に合わせて選択が可能なウルトラノイズキャンセリング、ゲームの臨場感を伝えるゲーミングモードなど、高機能がありながら一万円未満のコスパの良さです。
以上です。いかがでしたでしょうか。メーカーごとに特徴が異なる所もあり、なかなか選択するのも難しいイヤホンですが、外出するのが楽しくなるような、おしゃれでお気に入りのイヤホンを見つけていただければ幸いです。
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