衣類のシワを伸ばしたり日々のお手入れに欠かせないアイロン。スチームやドライ、スチーマーなどの、多くの種類の製品が様々なメーカーからリリースされています。
デザインもメーカーによりさまざまですし、コード付きやコードレスなどの特徴もありますが、ここではおしゃれな製品をリリースしているメーカーに絞り、デザインの優れたアイロンを紹介していこうと思います。
出典:plywood.jp
アイロンを選ぶ際の一つにメーカーがあると思います。パナソニックや東芝などの大手家電、DBKや石崎電機製作所などの電熱機を製造するメーカー、スチーム全般を得意とする直本工業工業など、さまざまな企業が製品をリリースしています。
メーカーによる特徴の違いも若干ありますが、パナソニック、東芝、日立などの大手もデザインの良いおしゃれな製品をリリースしていますし、もともとデザインに定評のあるBRUNOやアイリスオーヤマなどもリリースしていますので、自分好みのおしゃれなものも選びやすいのではないかと思います。
アイロンにはドライとスチームの2種類があります。
ドライアイロンは機体の重さと熱でプレスし、シワを伸ばす昔ながらの原始的なタイプで、比較的に安く購入できる特徴があります。水を必要としないのでタンクがない分軽く、立ち上がりも早いです。伝統的な方式でシワを伸ばすことに関しては申し分ありませんね。
一方、スチームアイロンは機体に水を入れ、蒸気の熱を使ってシワを伸ばしていきます。近年ではこちらのスチームタイプが主流となり、豊富なデザインのおしゃれな製品が多くラインナップされています。
また、近年ではハンガーにかけたままで衣類にスチームを当てて皺を伸ばす衣類スチーマーも手軽さがあり、デザインもおしゃれなものも多く人気があります。
アイロンの形状は一般的なベースがあり、各メーカーでこまかい違いがありますが、最も大きな違いが出るのがハンドル部分で、前後が本体とくっついているタイプと後ろが離れているタイプがあります。
特に横から見て前後で同じ形状をとっているデザインはバランスが良く、半円になっているデザインは優しい印象で特におしゃれにみえます。
アイロンにはコードのあるものとない製品がありますが、コード付きにはコードが届く範囲しか動かせず、常に煩わしさが伴います。
コードレスにはそういったマイナス面をクリアにしていますが、充電しなければ使えないという手間があります。また、使う前にはしっかりと充電されているか確認する必要がありますが、コードが無い分、スッキリとしていてデザイン的にもモダンでおしゃれだと思います。
以上です。ここからはメーカーを中心におしゃれなアイロンを紹介していきます。
電熱製品専門メーカーのDBK。1940年代にドイツにて電熱線ヒーターエレメントの製造販売を行うとして創業され、1960年代に世界初の移動式のオイルヒーターをリリースしたメーカーとして有名です。
電熱関連の製品や部品を作る企業ですが、中でもオイルヒーターは現在も当時とそれほど変わらない作りをしながら現在でも人気で、それと並び、クロームメッキ仕上げのスチールボディ、レトロでおしゃれなデザインのアイロンも人気があります。
クラシカルなデザインが魅力のドイツD.B.K.社の人気スチームアイロン。コードつきですが、フレキシブル・コードを採用し、動きに合わせて上下するためそれほど邪魔にはならない仕様。クロームメッキ仕上げのスチールボディはおしゃれで、特に男性に好かれそうなデザインだと思われます。
DBK社はアイロンで多くの人に知られる存在ですが、それに見合うだけの品質で評価も良いです。値段もそれほど高くなく人気となっています。
シャープでシックなDBKのドライアイロン「The DRY2」。重さが600gという超軽量仕様の製品で、シンプルで使うのが楽な製品です。手芸などの細かい部分で使う際にも、軽いので思い通りに動かすことができますし疲れも和らぎますね。
表面積が小さいので立ち上がりもはやく、掛け底面は、フッ素樹脂加工がされているので、糊スプレーも付きづらくなっています。ドライ専用のアイロンです。
調理器具や家電などで世界有数のセブグループに属するティファール。世界初の「こびりつかないフライパン」を開発してヒット。調理機器の新分野を開拓。その後、電気ケトルをはじめ、フランスの調理器具トップメーカーとして知名度を上げ、さらに家電部門も優秀なようでアイロンも種類が豊富で人気です。
日本では1975年にセブジャパンとして早くより展開されており、圧力鍋、フライパン、アイロンなどをリリースしてきた歴史があります。
ティファールのアイロンの中でも最軽量・最小クラスながら、とてもパワフルな特徴を持つ「フリームーブミニ」。なんとなく外観のパワフルさからもそれは伺えますが、スチームは最大80g/分ものパワーがあります。それでいて880gと軽量コンパクトなボディを持ち、ワインレッドがかっこいいデザインです。
Ag⁺(銀イオン)の抗菌力でハンドルやタンクを守り、清潔に製品を保つことができる特徴もあります。
ティファールの衣類スチーマー。熱くなったヒーティングプレートを直に衣類にあてることで、深いシワを伸ばすこともできるスチーマー。ターボとデリケートでスチーム量を変えることもできるので、衣類の素材により変えるのも良いと思います。
見た目や重量など見ると使いやすいのか分かりませんが、人間工学に元づいた設計で、重心が手元にあるために安定感あり、上下にも動かしやすい設計のようです。
ティファールのスチーマー、アイロンどちらとしても使える「トゥイニー・ジェットスチーム・ノワール」。他にはない独特なフォルムは握りやすさ、安定性に優れており、スチーム時もアイロン時もどちらでも使いやすい仕様となっています。
コンパクトなアイロンで集中的に噴射することができ、きめ細かいスチームが繊維の奥まで浸透。頑固なシワを伸ばしてくれさらに除菌までも行ってくれます。その他細かい所もアイロンしやすい先細りチップ、取り外しできるタンク、3段階温度調節機能など、機能性も高くなっています。
1944年に法人化された石崎電機製作所。創業当時は主に半田ごてを製造するメーカーでしたが、その後、電熱関連の製品をリリース。アイロンは1948年に大手メーカーに供給を始めているように、とても深い歴史があります。
工具関連とリビングキッチン家電を中心とした家電をリリースしていますか、半田ごてから始り、電熱関連を得意とする企業です。
オールブラックがシックな石崎電機製作所の男前アイロン。独自開発した気化室気候により、直線噴射距離90センチの超強力ショットスチームを実現。アイロンはもちろん、ハンガーなどにかけた衣類にスチームを当てることで、衣類スチーマーとしても使うことができます。
また、極厚な掛け面は重く、力を加えて押さえつけなくてもシワを伸ばせますし、セラミックコーディングの掛け面は衣類上で滑らかに動かせます。
株式会社ラドンナが展開する2016年にスタートしたライフスタイルブランドの「Toffy(トフィー)」。「Toffyが彩るとっておきな毎日!」のコンセプトとし、トフィーの家電に囲まれていると毎日を彩豊かなにしてくれるような、そんな優れたデザイン性の特徴があります。
落ち着いたカラーリングとクラシカルなフォルムのクラシック、レトロ感のあるプレミアの二つのラインがあり、どちらもおしゃれなデザインで、トースター、電子レンジなどの人気アイテムがラインナップされています。
ハンディアイロンとしてもスチーマーとしても使えるトフィーの「HW-SM2」。トフィーはデザイン家電ブランドとしておしゃれな電化製品を多くリリースされていますが、こちらもハンドルが木目調など他にはない特徴的なアイロンとなっています。
アイロン温度3段階、ハンディとしてもスチームとしても使えるといった機能性も持ち合わせ、価格も安さも魅力的です。電源を入れて約50秒でスチームが立ち上がり、匂いの他に除菌やアレル物質なども低減してくれます。
創業20年を迎えるCHANGEとBASICのから命名されたCBジャパン。ニーズを先読みし、半歩先行く商品を開発することを目標とし、ビジネスバッグにも入りやすい薄い作りの弁当箱「フードマン」は、まさにニーズをとらえてヒットさせました。生産から販売、物流までを行うビジネスモデルを採用しているメーカーで、キッチン用品や家電、ペット用品まで幅広く展開されています。
アイロンはシンプルだけどちょっと違う家電ブランドのミルテに属し、シンプルながらレトロ感のあるスタイリッシュさが特徴になっています。
レトロ感あるデザインがおしゃれなCBジャパン「Mlte」。Mlteシリーズの製品なだけに、シンプルな形状の中にセンスの良いデザインが光る製品だと思います。ボディもマットな質感があり、ハンドルも持ちやすさがあるのではないでしょうか。
スチームレバーにより、オンオフを切り替えることができ、必要な分のスチームを放出。仕様なども変わったところはなくとにかくシンプル。面倒な家事だからこそシンプル仕様が良いとされています。
こちらもMlteシリーズの製品で衣類スチーマーになります。Mlteらしい特徴的な構造をしたスチーマーで、水タンクを外して給水できる機能的な形状。タンクの容量が120mlと、スチーマーとしては大きく、毎回給水の必要がなさそうです。
また、電源をいれてから約40秒で使うことができ、連続スチーム使用時間は10分となっており、取り出してサッと使うことができると思います。
日本の白物家電やパソコンシリーズなどで代表するようなグループだった東芝。東京都港区芝浦に本社を構える総合電機メーカーですが、時代の変化に対応できなかったこともあり、2017年に事業の分社化・子会社化を完了させ、現在は東芝の名前はありますが、経営危機にともない様々な事業が売却されてしまっています。
アイロンをリリースする東芝ライフスタイル株式会社も、中国の美的集団グループの電機メーカーですが、デザインの良い製品がたくさんリリースされています。
東芝「La・Coo」の衣類スチーマー。名前の通り、約30秒で使えるようになる立ち上がりの速さで、お出かけ前にサッと使える手軽さが特徴。東芝独自のかけ面「美ラクルベース」を採用。こちらは前後左右にうごかしやすい特徴があり、全体にわたってスムーズにかけることができます。
アイロンとしても使えるかけ面もついて、衣類スチーマーとアイロンとどちらでも使えて便利です。
イデアインターナショナルが運営するライフスタイルブランドのBRUNO。ブルーの好調にともない、2021年10月に社名を「BRUNO」に変更。100万台以上売り上げたホットプレートが有名ですが、それだけではなく製品はキッチン家電を中心に、アイロン、カーボンヒーター、水筒と多岐に渡ります。どれもかわいくおしゃれなデザインが特徴です。
さらにインテリアやネックウォーマーなどの衣料分野などにも展開し、デザイン家電からライフスタイルブランドへと着々と進化されています。
BRUNOの軽量コンパクトながら、大容量タンクを持つおしゃれな衣類スチーマー「BOE076-BGY」。デザインもなじみやすく柔らかいイメージで、インテリアに溶け込みやすそうです。
薄手の生地ならLoモード、厚手の生地ならHiモードと切り替えて使うことができます。また、シルクやカシミヤなどのデリケートな衣類などにはヘッドカバーをつけ、毛足が長い厚手の衣類などにはブラシと、衣類に分けて使い分けられるのが特徴的。
自動ヒーターOFF機能、ハンガーに「ちょい掛け」できる便利なハンギングフック付きなど細かい所までも使いやすさにこだわっているようです。
アイロンのようにプレスしてシワを伸ばすこと以外に、衣類スチーマーのようにサッと吹きかける様にしても使える2WAYタイプ。レトロなデザインのおしゃれなハンディプレススチーマー「BOE085」。
こちらも25秒のスピーディーな立ち上がりで、タンクはワンタッチ着脱仕様。付属のブラシアタッチメントで毛足の長い衣類についたホコリなどをケアできます。木目のハンドルがやさしくおしゃれなデザインのアイロンです。
旧松下電器産業株式会社を前身に持つ、日本を代表するメーカーパナソニック。
冷蔵庫などの白物家電のメーカーとして認知されていますが、アイロンやスチーマーのシェアはとても高く人気があります。スチームの技術が高く、デザインもモダン的でおしゃれ、人気のスチームが多数ラインナップされています。
ハンガーにかけたまま、衣類にサッとスチームを掛けてシワとニオイをとれるパナソニックの衣類スチーマー。かわいらしいボディですが、115 mLの大きなタンクで10分間連続スチームが可能。23秒で立ち上がり、忙しい朝に使うのに最適な作りになっています。
生乾き臭、ペット臭、タバコ臭、汗臭、飲食臭、加齢臭、防虫剤臭などさまざまな匂いを消してくれ、何回使っても衣類を痛めにくいメリットのあるアイロンです。
黒いボディがシックなパナソニックの衣類スチーマー。30秒で立ち上がり、忙しい時でもサッと使えます。デザインに優れていますが、それ以外に特に優れているのがニオイの除去。生乾き臭・ペット臭・加齢臭・汗臭・タバコ臭・飲食臭など、10秒スチームを当てるだけで取り除くことができるようです。
衣類に臭いがついてしまう状況が頻繁にある方はこちらの製品が向いていると思われます。
日本では馴染みの薄いメーカーかもしれませんが、1884年に創立されたドイツの小型家電メーカー「Rowenta(ロウェンタ)」。優れたアイロンをリリースするメーカーとして知られますが、ジャスパー・モリソンとコラボした電気ケトルなども近年話題となっています。
独特なカラーリングで男性から好まれそうなデザインのロウェンタ「DW5210」。300個のスチーム穴を備えた「Microsteam 300」ソールプレートが特徴のアイロンで、最大45g/分の連続スチームが可能。一定時間放置されると自動的に電源が切れる自動停止機能が搭載されており、縦置き8分間無操作で自動停止、水平置きでは30秒で自動停止します。
強力なスチーム機能と安全性を備え、日常のアイロンがけに最適な仕様となっているモデルです。
アイリスオーヤマは宮城県仙台市青葉区に本社を置く生活用品メーカーで、家電で名前をしった人も多いかと思いますが、食品、収納用品、ペット・園芸用品、調理器具、家庭用照明・法人用照明など、さまざまな製品を販売されています。
1958年にプラスチック用品の下請け町工場として企業されており、家電事業には2009年に参入。工場をもたないファブレスメーカーとして、他のメーカーと価格で差別化を図り、さらにリストラにあった多くの技術者を雇うなどして家電のアイリスオーヤマとして、業績を伸ばしていきました。
アイロンはスチームショットを搭載して、衣類をハンガーにかけたままスチームを浴びせることができるタイプが特徴です。
最短30秒で立ち上げることができるアイリスオーヤマのスチームアイロン「SIR-01」。忙しい朝でも素早く立ち上げてアイロンがけすることが可能。デザインもスケルトン仕様がおしゃれですが、水の量が見えるなどのメリットもあると思います。
スチームとハーフスチームでスチーム量を選ぶことができ、厚手とそうでもない衣類とで使い分けることができ、強力スチームショットで衣類スチーマーとして使うこともできるようです。
アイロンとしても使える2WAYタイプの衣類スチーマー。アイリスオーヤマの製品で、黒いボディがかっこいいデザインですね。アイロンのような形状をしており重そうですが、0.79kgと軽量。さらにコンパクトで旅行などに持ち歩くことも可能です。
手元の負担を軽減する手元重心設計。コード付きですが、根元が柔軟に回転する電源コードでスムーズな取り回しがを行うことができます。
衣類スチーマーはアイロンではないかもしれませんが、台を使わずにその場で衣類のシワを伸ばせる便利な製品です。アイロンほどしっかりとはシワを伸ばせませんが、スチームの力で自然な仕上がりを作り、それだけではなくタバコや汗の匂いなども取り除いてくれる特徴があります。
便利なので近年人気もあがり、デザインに優れたおしゃれな製品が多くのメーカーからリリースされています。
除菌もできる日立のスチームアイロン。ダニ対策、花粉対策にもなります。
性能は押している間にスチームを噴射する製品が多い中で、ワンプッシュで1分間連続で噴射しつづけます。噴射口も正方形で大きいのも便利だと思いますし、旧タイプより27%もスチーム力を強化。高温・中温の2段階なので、素材により温度を合わせられるのも良いですね。
こちらは有名なメーカーやブランドの製品ではありませんが、衣類スチーマーとプレスの兼用ができるタイプでとても人気のあるアイロンです。デザインもマット感があるのでやさしくおしゃれ。
20秒素早く立ち上がり、640gの軽量さで使いやすく、スチームも3段階調節ができるなど機能性も高いので、デザインだけではない人気の理由がわかります。価格も安く、匂いも皺もとれると口コミの評価も高いです。
以上です。様々なデザインのアイロンがありますが、気に入った製品は見つかりましたでしょうか。おしゃれなデザインで、面倒なアイロンがけも楽しくなるようなアイロンを見つけて頂けていたらと思います。
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