DIYなどのさまざまな作業に使う工具を入れておき、整理整頓に便利な工具箱(ツールボックス)。ツールだけではなく、裁縫道具や文房具などを入れるのにも丁度良いサイズのものもあり、工具箱と言っても人によって用途も違いますし、リリースしているメーカーも多くさまざまです。
どうせ買うならデザインの良いものを探している方に、ここではかっこいい工具箱をリリースしているメーカーの製品を紹介していこうと思います。
おしゃれな工具箱は収納、雑貨、ホームセンターなどのさまざまなメーカーや、卸売企業のプライベートブランドなど、多くからリリースされています。
ツールメーカーに関しては日本と海外で、それぞれ多くありますが、海外ではスタンレーとデウォルトの製品が、どちらもひと目でメーカーが分かるような、はっきりとしたデザインで独特なカッコ良さがあります。
また、カインズやトラスコは店舗や商社ですが、プライベートブランドで工具箱を製造し、差別化を図るようにデザインにも力を入れており、おしゃれ製品を展開しています。
雑貨ブランドではレトロ感あるものがリリースしていますが、マーキュリーのアメリカンレトロ調の工具箱は特にかっこいいといったように、それぞれメーカーにより特徴もあるので、自分の趣向にあったものを見つけることができるのではないでしょうか。
工具箱を作る素材には樹脂製、スチール製、アルミ製、布製などがあります。
樹脂製はコスパがよく軽いのが特徴。軽いので持ち運びが便利で、鉄ではないので濡れても錆びることのない素材です。逆にスチールは重さがありますが、耐久力のあるのが特徴で数も豊富。昔ながらの定番も多いので、工具箱初心者には選びやすい素材です。
布製はボックスタイプで使われることもありますが、主にバッグタイプに使われており、軽く携帯に優れた素材です。
素材ではやはりスチール製は多いですし、昔ながらのレトロ感あるものも多く、一番おしゃれな製品が多いと思います。
工具箱はボックス、チェスト、キャビネット、バッグなどいろいろなタイプがあります。
一般的なボックスやバッグは想像がつくと思いますが、その他のキャビネットはキャスターが付き、本格的なDIYを行う人向けの多くのツールを収めることができる大容量の工具箱。チェストはの引き出しが付いたタイプで、それぞれの引き出しに工具を分類しておくことができ便利。据え置き型であまり持ち歩いて使うことはありません。
また、ボックス型は持ち運びにも便利で多様な製品があり、デザインもさまざま。もっともポピュラーで数も一番多いです。
いろいろなタイプがありますが、このページでは一般的なボックス型を対象にしています。
工具箱にはさまざまな大きさがあります。自身の持っている工具や入れておきたい物を十分に収納できるサイズを選ぶのが普通ですが、少し余裕を持たせた大き目のものを選べば、後から増やすこともできますね。
多くのツールを収納する必要があるならば、据え置き型のチェスト型や大容量を収納できるキャビネットなどに入れ、持ち歩く場合はそこからボックス型の工具箱にいれて持ち歩くといった、複数を使い分けるような使い方もよいかもしれません。
工具箱の開閉方式には片開き式・両開き式・引き出し段式・フタなし式などがあり、方式によってデザインもまた変わってきます。
片開き式は最も一般的な開閉方式で、蓋が片側に開く構造になっているます。フタがフラットと山型となっているものがあり、山型は多く収納することができ、また、内部に間仕切りのあるトレイがあり、上部と下部収納を分けることができるタイプも多いです。
両開き式は二つの蓋がそれぞれ両側に開く構造です。多段式になっており、内部のトレイに工分けて置ける便利さと、多く収納できるのが特徴。内部のトレイが邪魔にならずに、下部の見やすく配置できます。
引き出し式のトレイに収納するのが引き出し段式です。チェスト型やキャビネット型の工具箱で採用。多くの収納を効率的に引き出しに分けて収納できるので機能的。多くのツールを収納できるためキャスターが付いていたりしますが、持ち歩きには向いていない製品です。
フタなし式はバッグタイプに採用され、オープンで素早く工具を取り出せます。
以上です。ここからはメーカーを中心におしゃれな製品を紹介していきます。
関東を中心に展開されているホームセンターの「カインズ」。埼玉県本庄市に本社を構え、関東を中心に東日本や東海地方、近畿などに200を超える店舗を構え、ホームセンター業界の中でもトップの売り上げを誇ります。
メーカーのアイテムを店舗で販売するだけではなく、カインズ独自のプライベートブランドも充実。グッドデザイン賞を受賞している製品も多いように、デザイン性にも力を入れた作りを行っています。
カインズkumimokuシリーズのアンモボックス。kumimokuはDIYをはじめてみようと思っている方用のシリーズで、カインズのオリジナルブランドです。シリーズはおしゃれなデザインが多いと好評なようです。
セレクトしたボックスは弾薬を安全に保管、輸送するためのアンモボックスを工具箱としてリリースしています。弾薬という危険なものを扱うボックスなので高い堅牢性はもちろん、内部のパッキンで湿気やほこりによる工具の劣化も防いでくれます。
1843年にアメリカのコネティカット州に創業したスタンレーは、工具メーカーとしてアメリカで確固たる信頼を得るグローバルブランドです。
プラスドライバーをはじめ、ハンドツールから電動工具アクセサリー、作業台などツール業界をリードする存在として君臨。ブラックとイエローのワークカラーは一目でスタンレーのツールだと分かります。
正面真ん中にスタンレーの文字と、上部のラッチが黄色く印象的なツールボックス。黄色と黒のカラーリングで、余計な装飾もないシンプルさが良いですね。
ワンタッチで開くことができる、ワンタッチラッチが付き、触れるだけで楽に開くことができるのが特徴。保管容量も大きく、耐久性の高いヘビーデューティ設計。製品は大きいのですが、上部のラッチは開くと細かいものを収納できる便利な造りです。
こちらは防滴使用が特徴的な製品で、かなりの量の水を受けても内部はしっかりと守る仕様、雨の日などでも持ち歩いて使うことが出来、またスタンレーなので耐久性も高く作業台として使うことも可能です。なので少し大きめですが、後部箱をハードに持ち歩いて使う人に向いている工具箱だですね。
デザイン的にもスタンレーらしい頑強さが一目で分かる、らしいかっこよさだと思います。
トラスコ中山は1953年に大阪市天王寺区にて中山機工商会として設立、「頑張れ日本のものづくり」をコンセプトとし、工具や作業現場にて使うツールや機具などを専門に販売する卸売企業です。取り扱う数が膨大にあり、約276万アイテムを取扱い、約49万アイテムの在庫を保有。
卸売り業をメインとしていますが、それだけではなくプライベートブランドとして「TRUSCO(トラスコ)」を展開し、業務用ツールでありながらもデザインを大切におしゃれなものが多いです。
シリンダ錠をつけることも可能なトラスコの2段工具箱。内部は開くと3つに別れ、3つとも見渡せる造りなので、底のツールが取り出しにくいということが防げ、また2つは取り外し可能な仕切りで細かく別れて機能的です。
インダストリアルなデザインもおしゃれですが、これと同じ製品は各社でリリースされており、人気スタイルの工具箱です。
現在では北欧の象徴キャラクターとしても見られるムーミンですが、工具箱に描かれていても北欧感が出ていおしゃれなアイテムになっていると思います。こちらはハンドルはなくとても小さい工具箱で、バッグに入れて持ち運ぶこともできるぐらいなので多くの工具を入れて使うタイプではないです。
ただ、ハードな使い方にも耐えることができるプレス一体型で頑丈。四隅に横滑り防止用凹凸が付いており積み重ねに便利といったメリットがあります。
こちらはムーミンですが、同作品の人気キャラクター、スナフキンとミイも選択が可能です。
1924年に設立された電動工具メーカーのデウォルト。北米を中心にプロ用の電動工具で高いシェアを誇り、アメリカでは200種類以上の電動ハンドツールと800種類のアクセサリーなど、ツール関する多くのアイテムをリリースしていますが、日本ではまだまだ認知も低い状態です。
デウォルトは徹底したユーザーファーストと耐久性を追求しており、工具箱も耐久性に優れ、使う人を考えた使いやすさを追求した製品となっています。
デウォルトのツールボックスシリーズ「TSTAK」のスモールタイプのボックス。TSTAKは大小様々な特徴を持ったサイズのボックスを連結できるシリーズで、用途に合わせて自分仕様に組み合わせて使うことができる機能性に優れています。
ゴツゴツとし、ブロックを組み合わせたようなデザインも無骨なかっこ良さで男性好みです。
こちらはデウォルトのもう一つのシリーズ「タフシステム2.0」の工具箱になります。こちらもメカチックな男好みなかっこよさがありますが、デウォルトらしく耐久性に優れ、防塵・防水性能を備えており、TSTAKシリーズと同じように「ワンタッチサイドラッチ」により、同じシリーズの工具箱と連結が可能。ワンタッチサイドラッチにより片手で開けることができるなど、各部も新しく使いやすくなっています。
最も長く使える工具箱を作りたいとの思いから設立されたリングスター。明治20年・大阪市南区河原町にて木材加工業として創業し、現在はケース関連の製品作りを行うメーカーです。
ツールボックス、フィッシングボックス、キャンピングボックスの3種類のボックスを扱い、「強い箱を最高の品質でお届けしたい」とMade・In・Japanにこだわり、創業以来国内にてすべての製品を作り上げています。
大正、昭和、平成と時代は変われど創業者の想いを受け継ぎ、ケースワーカーとして歴史を重ねています。
リングスターとGranGearのコラボにより誕生した、クラシカルなデザインの工具箱。仕切りのないフリーボックススタイルに、アーミーグリーンがとてもマッチしていておしゃれな製品となっています。
GranGearは機械工具を専門に扱う株式会社丸政の「すべての職人のために」を合言葉にしたブランドで、性能xデザインx付加機能をコンセプトにした製品づくりを行っています。
部屋の見えるところに置いておいても、デザインの良いアイテムになりそうです。
リングスターの人気工具箱のエコット。1000円程度で購入できるコスパの良さに魅力がありますが、ごついかっこいいデザイン通りに頑強さも高いようです。
内部は中皿があり、スライドさせることができる仕様なので内部の工具も取りやすく、さらに90度回転して装着すれば一段したに取り付けることができるために高さ調整も可能。ストッパーで固定させれば勝手に動くこともなく、とても機能的です。
ヴィンテージ感のあるアメリカンな雑貨ブランドのマーキュリー。収納具やステーショナリー、日用品など幅広いアイテムを展開する人気のブランドです。
あまり詳しい情報は提供されておりませんが、デザインに優れ、おもちゃのような可愛らしさのあるデザインは人気で、アウトドアなどにも展開されアメリカン雑貨の定番のようなブランドとなっています。
マーキュリーのMJツールボックス。雑貨ブランドだけに、工具メーカーがリリースする製品のような堅牢性や耐久性は感じられませんが、オーソドックスなスタイルながらマーキュリーらしいアメリカンヴィンテージぽさを備えるツールボックスです。見た目よりも実際は大きく、内部は特に仕切りなどはありません。
英文字のプレートがポイントとなり、かっこいいメンズライクなものになっていると思います。
マーキュリーのとても小さく可愛らしいツールボックス。作業関連で使うのには細かいものをいれるのに良いかもしれませんが、あまりにも小さいので工具箱と言えるのかはわかりません。
筆箱として使うのにちょうど良い大きさの製品で、レトロ感がありハンドルが独特なのでおしゃれな筆箱として使えますね。「カーキ」「レッド」「イエロー」「ホワイト」「マットブラック」の5色展開されています。
持ち運びに便利なウッドハンドルがおしゃれなマーキュリーのハンディツールボックス。フタがないのでそのまま出し入れ出来、工具入れとしてももちろん、その他にも食品のストックやリモコン入れなど使い道は多そうです。
ビンの飲み物などを入れておくと、良いインテリアになりそうですが、ただ少し作りがあまいようで、そういった不満のコメントもありました。
ドイツの電動工具メーカーのbosch(ボッシュ)。創業は1861年で元々はドイツの自動車メーカーに部品を提供する企業でしたが、現在では電動ツールメーカーとして高いブランド力を誇る企業に成長。日本ではそこまで知名度は高くありませんが、北米などを合わせると、世界の電動工具市場の3分の1を占めるほど人気の製品をリリースしています。
そのツールを収めるものとして、工具箱を自社でリリースしておりこちらも評価の高いボックスとなっています。
繋げて便利なBOSCHの「L-BOXX」。電動工具や細かいネジなど、1人で多くのものを持たなければならない現場作業員のことを良く考えられた設計で、内部のトレイのバリエーションがいくつか用意されていたり、繋げて工具を1度で楽に運べる仕様となっています。
また、めったなことでは壊れないタフな材質・構造の耐久性の高い製品なのですが、デザインアワードにも選ばれたデザイン性も高く、カッコ良さも魅力です。
1969年に創業した東洋スチール。世界で初めて一枚の鋼板を使い継ぎ目のないスチール製のツールボックスを製造、Y-350と言われるそのボックスはグッドデザイン賞を受賞し、半世紀にも渡って愛される東洋スチールの代表的な製品となっています。
メイドインジャパンにこだわり、質の良い工具箱をリリースし、評判も良いです。使う人の想いに寄り添い「夢は錆びない」との思いをもって歴史を作り続けています。
1984年に製造された山形工具箱の「Y-350」。一枚の鋼板を使って作られた頑丈な製品は、頑強さだけではなくコーナー部分がアール形状で手に優しく、当時としてはデザイン的にも画期的な工具箱でした。
現代でもそれは失われておらずに人気があり、「Y-350」はアイコニック的な存在となっています。プロ仕様でありながら、汎用性が高く様々なシーンで使えるタイプで価格も安く、迷ったらこれといった製品だと思われます。
真空断熱技術と頑丈なスチールのボトルを開発したパイオニアのSTANLEY(スタンレー)。工具関連のブランドにもスタンレーという名前のブランドがありますが、こちらはボトルに関連した製品をリリースしています。
1913年にアメリカのマサチューセッツ州で誕生し、製造される水筒は頑強さから「孫の代まで使える」といわれ、アメリカのみならず世界中で愛されているブランドで、信頼性も高く、軍隊などでも使われていた実績があります。近年はボトルだけでなく、ランチボックスなどもリリースされています。
スタンレーの工具箱としても使えるランチボックス9.4L。素材にスチールをつかったスタンレーらしく耐久性に優れており、アウトドアで持ちだすランチボックスとして優れており、また、シーンにより工具箱としても使える仕様のアイテムです。内部は仕切りなどなく、一つのボックスですが蓋は水筒が納められる構造となっています。
水筒と同じくグリーンのカラーは、アウトドアに適したスタンレーのお馴染みのカラーリング。ハンマートーンのデザインは無骨で男らしいおしゃれさがありますね。
株式会社ジェイ・イー・ジェイとアステージ株式会社が合併して2020年にスタートしたJEJアステージ。日用雑貨を主力とするプラスチック成型部品の設計・製作、成形、組立加工を行い、製品としては主に収納用品をリリースされています。新潟県や群馬県、福岡県など国内に工場を設けており、さらに地球環境の保全を目的とした活動も行っているようです。
収納用品はプラスチック部門になりますが、その他にもスポーツ事業、カフェ事業、海外事業など幅広く展開されています。
JEJアステージの人気ルーフツールボックス360X。こちらは人気シリーズなので、さまざまなサイズがラインナップされています。蓋には小物入れ、中トレーは深く使いやすさがあり自由に仕切れる板付き。
耐久性に優れたハードタイプの工具ボックスで、蓋がスケルトンタイプでなので内容物が見えるのが良いですね。デザイン的にも良いアクセントかもしれません。
漫画作品「よつばと」に登場する人気キャラクター・ダンボーをモチーフとしたJEJアステージのパーツストッカー。内部は12枚の仕切り板があり、用途に合わせて移動できるのでボックスの大きさも自在で、最大18個の小物類を入れることが可能。さらに取り出しやすいように底部角はカーブ形状となっています。
同シリーズのコンテナボックスやクーラーボックスなどもJEJアステージからリリースされており、丁度良い大きさで積み重ねが行える仕様となっています。
4種類のシンプルな無印のスチール箱。無印らしい製品だと思いますが、どうやらOEMで東洋スチールが製造したものを、プライベートブランドとして無印良品が販売しているようです。なので信頼感のある東洋スチール産ということでしっかりした工具箱になっているのではないかと思います。
部屋に飾っておきたくなるようなレトロでかわいらしい収納シリーズの「ハコット」。ヒルナンデスで紹介されるなどして、人気の工具箱の一つになっています。プチ、ミディアム,ラージ,LL,A4トランクなど様々な大きさや、カラーバリエーションが豊富なのも魅力です。
特にカラーリングの優しいマットな色彩がどのサイズも特徴的。ミディアムは工具箱には向きませんが、形状もかわいくおしゃれで900円のコスパの良さもありおすすめです。
ゴードンミラーはオートバックスのオリジナルブランドとして、アウトドアギアなどをリリースしていますが、こちらのツールボックスもスチールと樹脂素材(ポリプロピレン)を組み合わせて作られた頑強さが特徴。とっても大きく持ちやすく、キャンプやアウトドアにも適したアイテムとなっています。
長さ約36㎝の大きな工具も収めることができますが、内部はトレー付きの仕切りがあり、こまかく分けることも可能。無骨でありながら高級感も備わるメンズライクなかっこいい工具箱です。
レトロでおしゃれなインテリア雑貨ブランドのプエブコ。こちらの製品もスチールを使って作られた、ヴィンテージ感が溢れるツールオーガナイザー。サイドのロゴがワンポイントの良いアクセントになっていると思います。
デザインも良いですが、しっかりとした作りながら軽量感があり持ち運びもしやすい仕様。工具よりもキッチンの調味料入れなどで使うと、よりインテリアとして生きそうです。
電動工具メーカーの高儀がリリースするZak-STORAGEはプラスチックトレーやウォーターレジストバッグなどのプロダクトで、工具箱はスチールケースのシリーズにラインナップされています。
こちらの工具箱はかわいらしいデザインで、表面はパウダーコーティングのためにマットな質感があります。SとMのサイズがありますが、Sはペンケースに使うと、他にはない筆箱としてよりおしゃれに使えるのではないかと思います。
以上です。いかがでしたでしょうか。工具などの整頓や守るだけではなく、DIYなどを行いたくなるような、おしゃれでかっこいい工具箱を見つけていただけたらと思います。
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