一家に一つは必ず必要になる長傘。ビニールタイプで十分だとはおもいますが、それでもフォーマルなシーンなど用として、1つはブランドものをお持ちになるのも良いのかと思います。
そんなこだわりたいという男性に、カジュアルから高級までの、おしゃれでかっこいい傘をブランドに分けて紹介していこうと思います。
傘の大きさを調べる際は開いた時、閉じている時、親骨サイズの3種類があります。開いている時のサイズ表記は直径で表され、だいたい100cm以上あれば問題はなく、閉じている時は全長で表されます。自分の身長や体の太さにマッチしたものを選びたい所ですが、目安として175cmの人が直径105cm、全長80~90程度と考えられています。これを参考に自分の体の大きさを見て選ぶの良いです。
この中では親骨サイズが分かりにくいですが、傘の部分にあたる生地の縫いに添う骨の長さになります。だいたい60~65cmの間のようです。骨が長いということは傘の部分が大きいので、雨に濡れることがより防げますが、中には丸みがかっているデザインのために長い場合もあります。
傘を作る親骨には、グラスファイバー、カーボンファイバー、スチール、アルミニウムなどの種類があります。中でも高品質な素材がグラスファイバーになり、値段がたかくなりますが、丈夫で軽い特性があります。しっかりとしたブランドの製品にはグラスファイバーやカーボンファイバーが使われていることが多いようです。
アルミは安いビニールなどに使われており、頑丈さは落ちますが、リーズナブルなものが多い特徴があります。
頑丈な骨を持つ傘は見た目からしてもかっこいいですし、高くても長持ちするので是非質の良いものを選びたいです。
傘の開閉の仕方には中央に向かって押し上げる手動と、ボタンで開けるワンタッチ式があります。ワンタッチ式はボタン一つで開くことができ、楽で便利なために人気ですが、ボタンの場所により、意図した場面ではないのに間違って押されて閉まったり開いたりしていまうこともある製品です。
場所にもよりますが、ワンタッチ式は紳士な男性には似つかわしくないような印象があります。
傘専門、有名なラグジュアリー、カジュアル、アウトドアなどのブランドがおしゃれな製品をリリースしています。中でも特におすすめなのが、傘を専門的に取り扱い、自社の職人により製造するような老舗です。大量生産されたような軟弱なものでは無い、頑丈で高級感のあり、紳士に似合うようなかっこよさがあります。
また、有名なコーチやバーバリーなども発売しているので、自分の好きなブランドで選ぶのも良いと思います。
以上です。ここからはおすすめや、様々な種類のブランドに分けておしゃれでかっこいい、メンズ向けの傘を紹介していきます、
前原光榮が昭和23年に創業したトンボ洋傘の前原光栄商店。洋傘職人を用い、洋傘の製造手法に基づいた商品をリリースするメーカーです。
16花弁の菊の紋章に見立てた16間(じゅうろっけん)雨傘を世に広めたことでも知られ、また、天皇皇后および皇室の公式行事で使われる傘の製造を担当するメーカーとして有名です。
日本屈指のレインメーカー前原光栄商店の親骨16本を使った伝統的な製品。持ち手から石突きまでこだわり、職人の手により作り上げられ、しっかりした作りの耐久性にすぐれた長傘です。ごつごつとした無骨感があり、スマートさにはやや欠けたデザインではありますが、より男らしさが光ると思います。
山梨県西桂町に本社を構える槙田商店は1866年の創業。創業当時は絹の卸業者をしていましたが、時代の変化とともに自分たちで考えて企画すること、自社で作ること、自分たちで売ること、と次第にあり方を変えながら発展していきました。
かせ染めした糸を織り上げる“先染め”ジャカードが槙田商店の生地で、こちらの生地を使い世代を超えた職人により作り上げられた傘は、美しさが際立っています。
本品は表はストライプ、裏地は黒で構成された、槙田商店らしい「粋」なさり気ないオシャレ感のある傘「Tie」。
ビジネススタイルにも活きるストライプ柄で、プリントではなく珠子織りと呼ばれる織り方で作られています。骨にはグラスファイバーを使用。少しブルーが派手に感じる方には、他にブラックやグリーンなどのカラーバリエーションがラインナップしています。
フルトンはロイヤルワラントにも認定され、エリザベス女王陛下やキャサリン妃も愛用しているイギリスのブランド。透明の「バードケージ(Birdcage)」はエリザベス女王も愛用しています。
女性が愛用する傘が多いですが、メンズ向けのおしゃれなアイテムも多くラインナップされています。
本品はとてもユニークでエレガントなビニール傘、色からメンズ仕様としても良いかと思われます。フルトン独自のファイバーグラスで作られたフレームと、分厚いビニールでしっかりと頑丈な作り。女王エリザベス2世陛下の雨の日のお伴になっている傘というのも格式が高いですね。
1868年にロンドンで創業したイギリスの老舗アンブレラブランド。現行の傘を生み出したブランドでもあり、19世紀からイギリス王室に愛され続けています。
傘は女性のものとの認識があったイギリス当時、英国紳士向けにステッキのように持てる傘を開発、以来英国紳士を象徴するアイテムとして多くの人に使用されています。
本品はハンドル部分を竹素材を加えた「GT9」シリーズ。イギリスの紳士を思わせるエレガントな傘ですが、日本的な竹の組み合わせが大変マッチしているように思います。
閉じるとすっきりスリムになる設計はフォックスアンブレラならではのもの。丈のハンドルにゴールドがかっこいい製品です。
マリアフランチェスコは1854年創業のイタリア老舗アンブレラメーカー。イタリアで最も歴史のある傘ブランドで、現代でも工場にて大量生産は行わず、職人によるハンドメイドが基本で一つ一つ丁寧に作られます。
高級アンブレラ業界の中でも最も評価されるブランドであり、エルメス・ブリオーニ等のトップメゾンにも認められ、OEMなどで製造を請け負っています。
ネイビーとグリーンの縦縞が特徴的なマリアフランチェスコの傘です。栗の木を使った木製の持ち手が独特な風合いとなり、縦縞ですが派手さはなく、エレガントなカラーリングの仕様となっています。
1956年創業したイタリアの老舗傘ブランドのパソッティは、業界のエルメスと呼ばれるデザイン性の高さで知られます。国内にある工場にて、上質な素材と熟練の職人による伝統的なハンドメイドで作られ、国内のみならず世界中のアーティストからも愛されています。
パソッティのメンズ傘Style478シリーズのブルドッグ。ハンドル部分にはブルドッグの装飾が施されていますが、他にもライオンやラブラドールのバリエーションがあります。
老舗ながらアニマルヘッドという遊び心の効いた製品ですが、こちらのアニマルヘッドはパソッティを象徴ともいえるもので、杖や靴べらなどにも施されています。かなりのダンディズムが溢れていますね。
世界中の多くの人に知られるブランドで、歴史が深くあらゆるものを販売する小売業態を指します。傘に関しても多くの有名ブランドがリリースしており、その中でもメンズ用のおしゃれな製品を紹介しています。
裏にチェック柄がある仕様のBURBERRYの長傘。バーバリーらしいチェックは前面に来ず裏にいき、ハンドル部分も主張もしてこない作り。チェック柄とのバランスが素敵に仕上がっていると思います。
レディース向けのようですが、むしろメンズ向きではないでしょうか。とても優れたデザインとなっています。
ベルトのスナップボタンや一部にはポニー柄のジャガードが使われており、まさにポロラルフローレンといった長傘です。上品な英国流スタイルのポロラルフローレンらしいデザインで、紳士な男性に似合うものとなり、親骨にはグラスファイバーを採用し、軽量で扱いやすくなっています。
イギリスのメンズファッションブランドのポールスミス。遊び心がありウィットに富んだデザインが人気ですが、こちらも先端にぐるりとストライプ柄を入れてポールスミスらしく、おしゃれだと思いますが5万円と少し高額になっています。
ラグジュアリー程のブランド力は無いものの、価格もそれほど高くなく、若い人に人気があるブランドの傘を紹介しています。
元々はイタリアのブランドでしたが、現在は日本の伊藤忠商事が運営しているオロビアンコ。こちらは甲州織の高級生地を使用しているのが特徴、糸が織りなす深みのあるカラーが美しく彩ります。
パッと見にはオロビアンコとは分かりませんが、かっこいいロゴは持ち手に付けられて、畳んで傘入れなどに入れてある時にはオロビアンコだとわかります。また、親骨にはグラスファイバーを使用し、作りもしっかりとしていそうです。
BEAMS Fオリジナルの長傘ソリッドアンブレラ。FUTUREのFををレーベルの名前に取り入れ、ビームスとは違うヨーロッパのクラシックスタイルをとり入れながら、現代的な解釈を加えたスタイルを提案しているブランド「BEAMS F」。
鮮やかなブラウンのしっかりとしたデザインは、大人の男性に似合いそうです。
ユナイテッドアローズはアパレル、小物、アクセサリー等のセレクトショップ、およびオリジナルアイテムを販売するグループ企業。ファッション意識の高い若者を対象とし、BEAMSやSHIPSとならぶ人気セレクトショップです。
こちらはバンブーグリップが特徴的で、天然の竹を使った独特の風合いがおしゃれ。カラーバリエーションも豊富で価格も安く、お好みの製品が見つかるのではないでしょうか。
多くの傘メーカーやブランドがある中で、気軽にさすことができるカジュアルな傘ブランドの製品を紹介しています。フォックスアンブレラズ、マリアフランチェスコなどの一流とは違い、価格もそれほど高くなく、しっかりとした作りでコスパの良さもうれしい特徴となっています。
ウォーターフロントは東京・自由が丘で創業されたアイデアで傘の革命を起こすブランドです。常識を覆す価格、営業戦略、機能で、年間に2000万本販売する国内シェアNo.1、世界最大の傘専門店となっています。
セレクトした製品は20本骨で作られたウォーターフロント製。20本もの骨で作られ風に大変強い作りで、FRP骨と撥水力のある生地を使用。機能的ですし、ごつごつと無骨でありながらも可愛らしい丸みでバランスの良い傘です。
クラシコは「より多くのお客様に雨の日や暑い晴れた日を快適に過ごしていただくために・・・」をテーマに洗練されたデザインを追求し、高品質な製品を低価格で提供する日本のメーカーです。
本品はハンドルのレザーがとてもかっこいい傘です。ストライプ柄とアルミパーツとレザーのコントラストが素晴らしいですね。
軽くて持ちやすく、ワンタッチで開くとても人気の長傘です。ビジネスシーンにもカジュアルにも使えるシンプルなデザインですが、内部の赤いグラスファイバー製の骨組みがアクセントとなり、おしゃれに仕上げられています。
直径112cmとワイドな作りで、大きな荷物を持っていても大柄な男性でもしっかりとおおり、雨から身を守ってくれ、濡れた傘はテフロン加工を施した撥水機能が高く、軽く揺さぶるだけで雨水が落ちます。
ビニールにホワイトで描かれた柄がとてもかっこいいスパイスの長傘です。よくあるビニール傘と違い、親骨と受け骨にグラスファイバーを使い、しっかりとした作り。また爪や指をはさまないネイルガードが付いているのもうれしい所です。
また、ビニールにはビニール素材のポリエチレンは燃やしてもダイオキシンが発生しない、環境に優しい素材を使用しています。
江戸時代を思わせるような和テイストな趣きのあるsunnyskiesの長傘。天然木を使った手元はデザインにとても良くマッチしていると思います。骨にはグラスファイバーを使用し、24本骨を採用。今までにない強度と耐久性を実現しています。
また、DuPont(デュポン)社製撥水生地を採用し、従来の生地よりもきめの細やかさがあり撥水性の高さも人気の理由の一つとなっています。
以上です。いかがでしたでしょうか。雨の日でも出歩くのが楽しみになるような、おしゃれでお気に入りの傘を見つけていただければと思います。
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